[短篇小説] 雨季 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
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今日も雨が降る。

晴が続き乾ききった地面に潤い与えるかもように雨が降る。

適度な雨ならば虫は喜び草木は歌を奏で喜びの歌をあげるだろう。

しかし一粒でも破壊力がある雨粒が上空い300メートル、500メートル、1000メートルと高度を上げて行ったらどうだろうか雨粒は凶器となり傘は役に立たずに水滴を弾くことなく貫かれる。

 

従来の雨と同じに考える人々は雨に打たれると次々と倒れていった。

何が起こっているかわかない人々はビルの軒下から狼狽えて見ている、若い娘ひとりが手のひらで雨を確認するため手を差し出してみると悲痛なる叫びをあげ手のひらを見て見ると血を流す手のひらには5ミリほどの穴が貫通していた。27歳の男が手の平から血を流す娘に声を掛けた。

「手のひらから血を流しているよ」

声を掛けられたので手のひらを見て見ると確かに血が滲む手のひらがあった。声を掛けられた所為で気づき痛みが襲って来る。

若い娘は何が起こったか理解不能でなぜ手が傷ついているかわからないのが本音だろう。

 

雨は降る。

雨のせいで穴が空いたとは考えない。

だから平気で雨に打たれる。

いつものように雨に濡れ乍ら家路を急ぐ娘だった。しかし雨はいつものような雨ではなく雨は牙をむき若い娘は倒れた。

 

その日、雨によって都市部では何人もの人が路上に倒れ走行していた車は何台が路肩に突っ込んだが救急車、警察車両はこない。ビルの下で避難する人は傍観するだけで何も出来ることはなく雨が止むのを待つだけだった。