[短篇小説] 遠い記憶のあの娘 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
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わたしは木下祐子、桜台高校に通う高校2年生。わたしのクラスには心霊写真がよく映る川名瑞穂という名前の子がいるが男子である。細めで小顔、どちらかと言うとカワイイ顔しかも眼が大きく女子からも人気の男の子だが近頃悩みがあるようだ。川名くんはわたしの横に座っている教室では最後部にあたる場所でロッカーが近い。季節は初夏の6月、ワイシャツも半袖になったばかりである。ちらりと横の川名くんの胸をみてわたしは自分の目を疑った、昨日と川名くんの胸元が変わっていたからだ。

 

「川名くん、つけ乳首なんてしてないよね」

「何それ?なんで僕がそんなものしなければいけないの」

「だよね」

 

川名くんの胸が膨らみ始めたのはなんとなく知っていたが乳首まで女性の様になってしまったとは有り得ないことだ。乳首とは女性の象徴で乳首さえ見られなければあとは恥ずかしくないと思う女性さえいる。

川名くんの乳首はその女性のように直径1センチとバランスがとれた乳輪しかも正円なのだから女性として羨ましく思える。

 

授業中は何も出来なかったが休み時間には人の存在がない事を確認し女子トイレで川名くんを連れて入ると胸を見せて貰った。

 

「なんか胸が痛いんだよ」

「心臓病じゃないよね、どういう風に痛いのかな」

「胸の奥底からつまんでいる感じかな」

「ところでその胸で体育はどうするの?」

「出るよ」

「ダメ、着替えるのなら女子としなさい。ブラジャーは貸してあげる」

「つうか体育は見学しなさいよ」

「・・・・」

 

朝起きて借りたブラジャーをつけようとした川名瑞穂だったがきついと

感じたが無理につけてみた。ワイシャツも心なしか小さくボタンをつけるのも苦労したし学生ズボンも尻がパンパンとなったので違和感を感じた。

 

「木下さん、胸が大きくなった」

「見ればわかる、放課後服を買いにいかないとダメだわね」

「どのくらい大きくなったか見てもいい?」

「いいよ」

「Dカップじゃない、70のDと言うところか」

 

高校の購買部ともなれば制服が置いてある、逆にいえば市販されていない。体操着や制服も揃うが下着はないから下着専門店か百貨店にでもいくしかない。

 

「どうするか、男子用だと無理がある」

「女子用の制服にしようか」

「男子用じゃダメかな、女子用はちょっと」

「ダメ、無理がある」

 

二人で下着専門店へ言った時の事、ブラジャーの試着に木下が川名に同行し鏡を見た時木下は鏡に映る女を見て試着室を出てしまったこの時が木下が見た幽霊の始りであった。友人同士で記念撮影すれば川名瑞穂の隣には人間以外のものが映り修学旅行へ行けば川名

の隣には必ず幽霊が映った。

 

高校2年の秋、野外活動でキャンプや自炊そのころになると女子として板についてきた川名は話し方も女子になってきた。2日目になると登山をすることになり川名はグループから抜けひとりで山道を歩いた。

 

「瑞穂知らない?」

「さぁ見てないわ」

「そういえば先程からみてないわね」

「どこ行っちゃったんだろ」

 

川名瑞穂がいない事を木下祐子らグループの数名は騒ぎだしたが消えてから30分経過した時のことだった。そのころ川名は明治時代の服とも思える格好の女性と登山道を逸れた絶壁で話をしていた。

 

「川名瑞穂ちゃん、もういいでしょ?50才も違う若い娘と話して満足したんじゃない」

「そうね、そろそろ行かないとね」

 

 

川名瑞穂は明治に生まれた死人だった、わかい時肺病で死んで学生時代を謳歌できなかったのが悔やまれた。

 

「しかし、あの娘達には悪い事したね。わしの所為で霊を呼び寄せたからね」

「仕方ないよ、知り合いが多いんだから」

「お別れしなくていいの瑞穂ちゃん」

「いいんだ、どうせすぐ忘れるから」

「最後の頼み叶えてくれるかい、写真だけは残して欲しい」

「いいよ」

 

誰かを探しる祐子たちグループの生徒たちだったが誰を探しているか錯覚と思い探すのをやめた。だが祐子だけは携帯に残された写真をみるとなぜか懐かしい気持ちだけが蘇るが誰だか思い出せなかった。3年になり祐子は卒業アルバムの編集になると木下祐子と写った

二人だけの写真を載せた。誰かはわからないだけど懐かしく感じる男の子のような顔した女の子の写真。

 

おわり

 

この物語はフィクションであり実在の

人物団体には一切関係ありません