昨晩の夢であの女、蒲池幸子が現れた。わたしは夢で故人と
会話ができる実際朝はっきり顔まで思い出せておらず蒲池と
認識できたのは独特の声だったからだ。覚えている内容で知ら
せよう。
心霊的なファンとはわたしのブログの愛好者とでもいうのか、あ
まり現世では人気がない小説だが昔の人には好かれているよう
で浮き出る。浮き出る際、目を隠すというルールがあるようで今
回現れた女性も目を閉じている。かなり大きい顔なので歴史的
な有名人なのかもしれない。忘れ去られたスペイン風邪の惨事
を題材とした物語を書いたのでお礼に現れたようでもある。
セクシーな顎のラインと男を釘づけにするような唇、何かを語る
ように少し開き僅かに前歯が見える。切れ長の瞼そのうえに細く
細かい前髪が何本もかかる。まぁ唇の形状は蒲池ではない。
「わたしの為に曲を作ってくれてありがとう、1曲だけど嬉しい」
「こっち帰ってきたんだ?」
「そうずっと帰っていなかったんだけど久子さんから貴方が怒っ
ているからと言われて、実家にも顔出してみるつもりです」
「あの目、なんとかしてくれないかな」
「もう少し見させてください、久子さんも言ってたけどわたしも
貴方には文才あると思っています。」
「自分にはそれほどあると思ってないけど褒められると嬉しい
もの、まぁ仕方ないから・・・」
わたしに会った覚えはないがトラックを運転してた事も見覚え
あるらしく同乗してみたいと考えていたようだ。あとの話した内
容は覚えてないが夜明けまで話したようだ。
