[短編小説] 交換自殺運命のEXchange | 妄想小説日記 わしの作文

妄想小説日記 わしの作文

わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

同じ病気、似たような容姿である場合二人は余命を考えるどの

ようにして死のうか。一人はやりたい事が残っているだが死ぬ

のは運命、もう一人は早く死にたい、もうこの世に未練はない

でもまだ死ねるサダメではない。知らない二人が重なり合った

時、交換ができないものかと考える。

 

「死にたくていろいろ試してみたんだけどなぜか毎回邪魔され

 る、こんなわたしなんか死んでも地球は何事もなかったように

 回り続けるのに」

「まだ若いじゃない?これから色んなことが起きて楽しい事も

 あるかもしれないわ」

 

同じ病気、同様の手術内容、年齢によって進行状況が違う為

若いほうが進行が早く手術の回数も多い。違うのは生きてきた

年数の違いから夢の達成率に差がある。だが夢の為に犠牲

にしたものがありもう少し生きるだけで取り戻せるもの。

 

「だったらあなた、わたしの指定した場所にいらっしゃいな。あ

 そこなら誰にも知られず止められないわ、あなたの希望通り

 死ねるわ」

「わたしが死んだらあなたは?」

「わたしが死んだことにして、わたしはあなたの降りして少しだけ

 長く生き続けさせてもらうわ」

 

二人の想いは一致し交換自殺することにした。しかし自殺すると

地獄へ行かねばならない。自分の家族が自殺と信じたら地獄へ

行ったと諦めがつくだろうし生き続けているとしたら自然死だから

供養すれば極楽浄土で幸せになれると信じるだろう。だが病室で

治療した家族がもし本当は自殺していたとしたら家族とは永遠に

逢えず地獄を彷徨う。ここで本来自殺する運命だったのに交換

し病室で寿命を全うしたらどうなるか?交換自殺したものは転生

する事が出来天国に迎えられ天国に行く運命だったものは自殺

しても死後の魂は交換されてしまうのだ。自殺できると他人に教

えてあげたとしても最後は自分に降りかかる。女は知っていた。

 

「あなたは次の人生を頑張ってね」

「ありがとう、あなたのお陰で死ねるわ」

「あとは任せて」

 

この物語はフィクションであり実在する人物

団体には一切関係ありません