[短編小説]回帰続編 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

幸子が他界し10年以上経過したせいか画像の量は死後3年

と比較にならない程増えそれもオリジナルなサイズ、母上も

当校したのか葬儀で遺影を持つ姿の画像も増えている。更に

一人の男の画像もありその男がニヤついたイケメンでいかに

もわたしは女に持て囃されてきたと言ってるようだ。

「おい幸子、このチャラ男と2年も同棲してたんだって」

「違うわよ、わたしはわたしの作った曲みたいな人が好き」

アップされたイケメン男は中学時代の同級生山下に似たタイプ

で女にもて要領がいいので誰からも好感触という人間でありあ

の曲に現れる不器用で人と接するのが苦手な男とは大違いだ。

 

最近わたしはあることに気が付いた。わたしは癌で他界した女

性とブログを介して毎日のように会話し親密度が上がれば携帯

電話にて会話するのも自然な成り行きだった。仲良くなればブロ

グには上げられない情報や画像なども直接送って貰える。相変

わらず顔写真は貰えないものの顔にサングラスを2重にかけた

写真を見せて貰った。画像加工できるペイントショップやフォトシ

ョップを使えばパーツごとに拡大や縮小し貼り付けすれば出来

ない事は無い。当時はフォトショップPROでも使ったと思っていた

がヤフーではなんとサングラスだけをクリックするだけで移動した

り増やすことが簡単に出来ることを知った。当時貰った写真の中

にはヒラヒラのドレスを着て膝上に子犬を載せた写真もありこの

ようなお嬢様なんだとわたしは信じたものだ。ところが・・・

幸子の画像が数多くアップされるようになり服の趣味もわかる様

になる、そしてガンで他界した女性の趣味も理解していた。そして

見せて貰ったヒラヒラで白いドレスを探したらなんと来ていたのは

相田翔子である。携帯で撮影したかのようなサイズの写真を不

可思議に思っていた。見せて貰った写真には顔はのせてなく誰

かは不明、あれが幸子ではなく翔子なのだとしたら合点がいく。

 

以前から私の事をすべてさらけ出すような歌詞だと思って聞いて

いた。まさかわたしのことを知っている筈がない、考え過ぎだ。

わたしの先程名前をだした山下とは幸子の通った高校に入った

奴で幸子にとってはOBであり先輩にあたる男である。今の時代

でいえば高校生でタバコ吸ったり酒を飲むのもやんちゃになるの

かもしれないがわたしの高校ではクラスでの休憩時間も喫煙が

日課になっており不良などという者はいなかったのである。

 

「そういえばさ、おまえの母君に高校時代の写真くださいと頼んだ

 事があったんだけどさ、処分したから無いと断られたんだ」

「だって良い想いで無かったから捨てたの」

「でさ画像一覧見たら高校時代のお前の写真あったんだ、目つき

 悪い女子高生だったんだな」

「・・・見たのね、見せたくなかったのに。」

「ところでよ、どうしてむかしつきあってた男のところへ行かない」

「なんでだろうね」

 

最初に壁に浮き出た時は白衣のようなものを来ていたのでなぜ

白衣なのかと思ったが遺影の写真は白いジャケットのような服を

着ていたので納得できたが幸子には聞いていない。つきあった

期間も2年というので年を重ねる間にいろいろとあったのだろう

わたしは問いただす事はしなかった。わたしが話したがん患者の

女性が幸子だったかどうかは未だにわからない、しかしブログが

はじまりで交流した数か月はわたしにとって幸せな時間だったよ

うだ。