[登山] 乾徳山へ挑戦3 | 妄想小説日記 わしの作文

妄想小説日記 わしの作文

わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

避難小屋を探検し終えたわたしはザックを背負い
山頂を目指し再び歩き始めていた。
一旦分岐まで戻り乾徳山方向と案内板が示す
方向へと歩いていく、草原の中を歩くような道
ただ登山道は深くえぐれており道幅も一人分。
石はゴロゴロしておりそこを縫うように歩いていく

傾斜は徐々に角度を増して高原地帯から森林へ
息遣いも荒くなり汗は額からしたたり落ちる。
わたしはメガネを使用しているためまめに汗を
ぬぐう必要がありタオルはザックのショルダー
ベルトに掛けいつでも使えるようにしていた。
汗を拭う度に一旦歩を止めて再び歩き出す

汗で濡れたTシャツだったが風が吹くと寒い
くらい、しかし長袖に着替えるほどではない
登っていくと大きな岩が現れだし岩をガスが
包んでいく。
雲行きも怪しい、午後には雷雨という予報

”なんとか午前中のうちに山頂へ着かなくては”

ここで山頂を諦めるかそれとも山頂までいくか
決断をした。わたしは登山を続ける事を決めた

巨大な岩が現れそれが月見岩だとすぐにわかった
地図を混じえた案内板ではここから山頂まで
まだ1時間はかかる。疲れた体ではもっとかかる
だろう、それでも山頂直下の長い鎖場が目標
だったので諦めることは出来なかった。

樹林帯の急登に入り木々につけられたピンクの
リボンを目印にして登っていく。自分の選んだ
道の先にリボンがない場合は一旦引き返し
リボンのある方へ歩いていくのだ。

そんな時、山頂から下山してくる30代くらいの
男女を確認、わたしは一旦止まって待つことに
した。男女は談笑しながら降りてくる
こういう二人組の場合大抵挨拶はしてこない
こっちが待っているのにこちらから挨拶しよう
とは思わない。わたしも無言でいた

わたしの横を二人組は素通りしていった。

「思ったとおりだ!!ちゃらちゃらしやがって」

二人はトレッキングタイツに半ズボンで派手だった
登山者はすべてが性格のいい人ばかりではない
中にはモラルを知らない、道義を守らない者もいる
登山に対する考え方もそれぞれが違うからわたし
は誰とでも挨拶を交わすという訳ではない。

登山道を登っていくと目の前には大きな岩が進路
をふさぐように現れてきた。登って登らなくはない
ただ今は危険を冒してまで登る気にはなれない。
右上方を見るとどうやら岩を巻くことができそうだ

枝を掴み岩に足を置き、張り出した根を手で押さえ
身体を上へ押し上げていく。
はじめて登る人は驚くかもしれない、だが登山道
とは安全に整備された道だけではないのである。
一般登山道と書かれていても危険な道はあるのだ

さらに山を登っていくと岩はさらに巨大となっていく
高さ10メートル幅5メートルそんな岩が隣あい
岩の間には人が通れるくらいの隙間があく。
奥行きは7メートルくらいだろうか隙間の先には
空が見えるのでたぶん絶壁なのだろう。

まるで鋭利な刃物で切ったようにすっぱり岩が
切れていた。若かったら見に行ったかもしれない
だがわたしにはそんな余裕はない、早く山頂へ
登る必要があったのだ。

木の梯子を登り岩を登ると視界は突如開けた
あたりには樹木はなく四方八方と岩の壁。

 

 


 

ここでザックを降ろし岩を撮影することにした
今回は一眼レフに18~70ミリの標準レンズ
をセットしてきたので近くで撮影しても広角で
撮影できるのだ。一通り撮影したので休憩

タバコを吸いながら垂直に何本かヒビが走る
前方の岩を登ってみたくなった。高さは2,5
メートルくらいだろうかザイルなしでもどうにか
なる高さだとわたしは思った。

平面に見えても意外や足はかかり3点支持で
登っていくと岩のトップまで指はかかった。
あとは腕の力で登っていくと岩の上部は平面
転がることも可能。座り込んでいると登山者が
やってきた。

 

いつのにか天候は回復の兆候
青空も一部ではあるが現れた。

岩を降りてカメラをしまいザックを背負う

「さて行くか!」

つづく