短編小説 新種インフルエンザ | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

「なんかのどが痛いなぁ」

ここ数日毎朝目覚めると喉に痛みを感じていた。
会社員の源太郎43歳。
風邪にしては変だと思っていたが先日会社でインフルエンザ
の予防接種を受けたばかりなのでインフルエンザではない
だろうと我慢して仕事をしていたのだが。

風邪薬を食事の毎に飲んでるが症状はよくなるどころか
悪化して鼻水が止まらなくなってしまう。
深夜寝ているときも止まらないから寝ていることも出来ない
ので仕方なく病院で見てもらうことにした。

「どういった症状がありますか」

髪の長く若くて美人の医師は質問してきたの答える

「鼻水が止まらないんです、風邪薬を飲んでも
 まったく効果がないんでほとほと困ってます」

「間違いなくインフルエンザですね」

「え?先日会社でインフルエンザの予防接種を受けた
 ばかりなんですが」

「新種のインフルエンザなんですよ、高熱になってませんね」

確かに新種では予防接種も効果ないかもしれない
新種では高熱にはならないという点では当てはまっていた。
しかし毎朝ウガイをしてるし食事の前には必ず手洗いし
帰宅してからもウガイをする源太郎だったので感染した
原因が当人には理解できなかった。

「もしかして室内でペットを飼ってませんか?」

あくまでもクールに尋ねてくる女医。

「あ!そういえば先日一緒に寝ていた猫が何度も
 くしゃみしてわたしにかけていました」

「猫インフルエンザですね」

女医は即答した。
まるで前例があるかのように自信を持ってそう答えた
だが源太郎はそんな名前のインフルエンザなど聞いたことが
ない。

「先生の言い方ですと前例があるようですがなんで
 新種インフルエンザに対応した予防ワクチンがないんです」

「まぁ死ぬことはないし放っておけば直る病気ですから」

「そんないい加減な!!」

源太郎は病院の選択を間違えたと思った。
美人だけどこんないい加減な診断をする医師とは

「心配ならお注射一本いっときますか?」

まるでキャバレーのホステスみたいな言い回し

「は、、はい」

口はいい加減だったが医師として技量は良いようで
痛みを感じるより先に注射を打つ女医。

打ち終わると手を差し出してきた女医。
源太郎の目の前に請求書を置いて。

普通病院では診察と会計は別で医師が直接、会計する
ことはないので変わった病院だと考えた。
請求書をみると診断料がやけに高い
当然保険扱いになると思っていた源太郎は唖然とした

「先生、医療保険でお願いしたいのですが?」

「健康保険は利きませんよ、うち動物病院ですし」

「え、動物病院?」

「あれ気づいてませんでした、わたし獣医ですの」

「あなたの手、やけに柔らかいと思いませんか」

女医に言われてよく自分の手を見てみると、
見覚えがあるのだけど柔らかさに覚えがない肉が手に
”プにゅ”
手には猫の肉球がついていた。

猫インフルエンザ恐るべし!!

この物語はフィクションです。