どうしても皮パンが必要だと思っていた、
毎日思っていたわたしです。
人には「どうしても必要なんですがどうしたらいいと思いますか」
と尋ねてみるほど自分では決断できなかった。
「100円玉貯金だったら2万程度はあるんですよね」
とある会社の女性事務員に言ってみたら
「だったら買いに行ってしまいなさい!」
と言われたがどうしても迷ってしまう。
それというのも100円玉で使える金額は確か決まっていた
なにより1万以上の買い物を100円玉で支払うのは
恥ずかしい!
さらに100円玉貯金は老後のためにしていた訳で
そんなわたしの迷いを断ち切るように
愛知県の人、わたしは敢えて彼を友人と言おう。
友人は
「今度、奥大井に行くので一緒にどうですか?」とおっしゃった
大井川である。
静岡の先にある焼津、大井川はさらにその向こうなのだ。
高速に乗ることは必然でそうなると革パンがいる。
ツーリングバッグも欲しいところだが今は革パンだ
最初は金がないから無理だと断ったのだが・・・・
高速代をネットで検索したところ片道2500円にもなった
さすがにこの金額は無理だと思ったのである。
ところが・・・・
検索ページをよくよく見てみると
車種の欄が”普通車”となっているのに気がついた
バイクは”軽自動車”
検索しなおすと2000円を切るではないか!
「これならいける」
そして100円玉がぎっしり詰まったポリ容器を片手に
店へじゃなく会社に向かった、だって平日だから仕事なのだ
ずる賢いわたしは仕事の合間をついて
2輪館でレザーパンツを買ってしまおうと考えた。
店で試着をしてベストなサイズの革パンをみつけた。
「ちょっと相談ですが100円玉で支払うことは可能ですか」
と照れくさく店員に尋ねてみると
「店長に相談してみないとわかりません」と。
店員が場を離れた少しの間
じっくり革パンツを見つめているとあることに気がついた。
パンツの裾がドカンみたいに幅広いのだ。
これではレーシングブーツを履いてブーツの中に
無理やり皮パンを押し込むとひざ下がもっこり膨らんでしまう
「店長は100円玉でも受け入れるそうです」
店員が帰ってきてそうわたしに話したが、わたしはやめた。
無理して買ってもいい結果は出ない。
ドカンみたいな革ズボンじゃ意味がないと思ったからだ。
店を出るときわたしの手には100円玉が詰まった容器
があった。
仕事が終わり会社近くのファッションプラザを訪れた。
もしかしたら革パンがあるかもしれないと考えたのだ。
だが・・・やはり置いていなかった革のパンツ!
”そうだパンツを買わなければ”
パンツはパンツでも股間の宝刀を納めるパンツだった。
支払いはすべて100円硬貨で支払う。
大事な老後のために貯金していた100円でパンツ2枚
2000円が100円玉貯金箱から消えていった。
革パンはどうしたのかといえば
ネットで1万3000円のバイク用を注文してしまいました。
おわり