短編 励ます言葉 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

励ます時人は気軽に頑張れ!という。
言われた相手がどれだけ頑張ってきたのか知らない癖に
無責任にがんばれと言う。スポーツならばまだいいかもしれない
けれど就職できない人や病気で闘ってる人に言うべき言葉
ではないとわたしは思っている。

まや(久子)も癌で3度大きな手術をしてきた。
そんな彼女に誰ががんばれなどと気安く言えるだろう
「今まで頑張ってきたんだろう?もう頑張らなくていいから
 楽になってもいいんだよ」とわたしは言った。
彼女の答えは意外にも
「ううん、もっと話をしたいから痛いけどがんばるわ」だった。

それを聞いたわたしは考え方を改めて
「辛いだろうけど家族のため友人のためそして俺のために
 頑張って生きてくれ」と変わっていったのである。

辛くて痛くて一生懸命やってきても報われない人はいる
それなのに”頑張れ”の一言で片付けていいのか?
救命病棟24時シーズン4
江口洋介がそば屋の主人に忠告するシーンで
「人は何度倒されても立ち上がらなければいけないんです」
と言う。
修行してやっと店を建てれたのにそれが一日にして倒壊
東北大震災でも同じような体験をされた方もいるだろう。

心を打ちのめされ立ち上がる気力はない
だが生きていく以上寝たままでは済まないのだ。
そんな相手に”がんばれ”だけでは反感を与える
「もう一度がんばってみませんか?」
ちょっとした言い方の違いで相手の感じ方は変わる。

「これ以上何を頑張ればいいの?」
「何のために頑張れというの?」
こう返された時、人は言い返すことができるのか?

他界された人に泣くだけならば誰でも言える。
もし他界した久子に会うことが出来たとしたらわたしは
こう答えるだろう。
「今まで頑張ってくれてありがとう。」と