「おれの子供を生んでくれ」
一昔前なら男が女性にプロポーズする文句のひとつであった
しかし時代は変わり今は女が言う文句となっていた。
女は彼にそうプロポーズしたのだ。
「おれ子供生める身体じゃないぞ。だからお前が生め」
「このか細いからだで30キロの重りをつけろというのか?
ひどい男だなおまえは。」
確かに女のいうことは一理あるだが男の身体そのものが
子供を作れる環境が整っていないのだ。
「おれに母乳を出せとおっしゃるのか?でるか・・・・」
「成せばなる」
世の中にはできることとできない事があるのだ。
「では聞くがおまえの子宮や排卵日、乳房は一体何のために
あるんだ、説明してくれよ」
「乳房はわたしのか細い身体のバランスをとる重りだな、
子宮はコスモいわゆる宇宙があるのさ。
おれに排卵日なんかないぞ。」
まったく負けず嫌いな女である。排卵日のない女など
いる訳ないというのに。
「おまえに子供が出来るかできないか試してみようぜ
おまえを喰ってやるから」
女の言葉とは思えない。普通は逆で男が言う台詞である
だが男にとって有難い言葉、女を抱くことが出来るのだから
そして二人は男女の絡みへ
だがいざはじめてみると女の秘貝は濡れない。
かわりに男の如意棒は粘ついた液を流し始めていた。
前代未聞の珍事である。確かにチン事をしていたが
それから数ヵ月後のこと
男はどうしようもなく酸っぱいものが欲しくなったのだ
さらに吐き気を催すようになる。
まさか・・・・・・・
そこで恥を忍んで彼女と産婦人科へ行くことにしたのだが
産婦人科の待合室では無論女性ばかりが座っていた
「マルマルさん、お入りください」と看護師に言われ
男は医師の待つ部屋へ
座っていた女性たちの奇妙なものを見る視線に見つめ
られながらも男は歩いていった。
そして医師から告げられた驚くべき結果
なんと男の腹には双子の子供がいるという。
驚きと恐怖で愕然とした男と対照的に彼女は
喜び大はしゃぎし男の腹に顔を当てて鼓動を聞いている
逆だろう・・・・・・
そして彼女は
「な、おれの言った通りだろ、成せばなるんだ」
事実を受け入れることが出来ない男は返す言葉がなかった
この物語はフィクションです