幸せに暮らす二人の夫婦、夫の仕事は警察官で妻の仕事は
インテリアコーディネーター。
正則晴海夫妻はまだ結婚して半年の新婚夫婦であった。
今が一番いい時期で幸せに浸る二人だけの世界・・・・・になる筈だったのが。
二人の世界をぶち壊す邪魔者が出現したのは夜に夕食を食べようとしていた頃である。突然インターフォンがナル
「今頃だれだろうなぁ~?」
正則はドアを開けてみるとそこには金髪の40代女性が立っていた。
「わたしを呼んだのはあなたですか?」女性はそういう。
だが正則には誰も呼んだ覚えも無い。
「いや、自分は誰も呼んでいませんし妻もいますから」
後ろで妻の晴海が心配そうに立っている。
「いえ確かにわたしミカエルをあなたは呼びましたよ」
「あははどなたかと間違えてますね。ミカエルさん?大天使じゃあるまいし・・・」
ミカエルは本来の姿を現した。
8枚の美しい翼が背中にあり輝く白いドレスを着た女性
”これで信じて頂けますか?”
ミカエルは正則の心に訴えかける。
ミカエルがここに来た理由それは正則がまだ独身だった10年前に”彼女が欲しい”との声を聞いたミカエル
しかしミカエルは当時忙しい身だったのでいく事が出来なかった。
そして10年たった今やっと余裕が出来たので来訪したという
天使にとって10年という月日は瞬間てきな年月なのだ。
「理由はわかりましたが今頃こられても。。」
「妻も心配してるのでどうぞお引取りをお願いします」
「我は大天使。天使の長であるミカエルなのだ。何もしないで
帰る訳にはいかない!ここに住んであげよう~」
「そんなぁ~~」
これからしばらくは幸せな新婚生活と思っていた矢先にと夫婦は困ってしまった。
「まぁまぁとりあえず中にはいりましょう~~」
と背後から知らない声が・・・・・・
振り返った見返るが見たものそれは
「ガ、ガブリエル?」
「どうしてあんたがここにいるのよ・・・・・・」
「いや、わたしも声を聞いたのでかわいそうだなぁ~と思って彼女になってあげようかなと」
「ガブリエル!命令です今すぐ帰りなさい」
「ミカエルそれは出来ません。わたしだって大天使!ただで帰る訳にはいかないわ。わたしもお世話になります」
「な、、、なんですって・・・・・・」
この夫婦の苦難はこれだけでは終わらない。はじまったばかりであった。
キッチンからなにやら物音がし奥からは声が
「晴海さぁ~~~んご飯まだかしら?」
その声を聞いたミカエルとガブリエルには声の主がすぐにわかった。忌まわしき闇の帝王
「おのれ~~サタン!どうして我が城におるのだ」
「な、なにぃお前は・・・・・ミカエル」
「5000年前の借りいまこそ返してくれよう」
サタンとミカエルは因縁のライバル、敵である。再び闘いがはじまるのか?黙示録が起こり終末を迎えてしまうのか?
「だいたいミカエルさんの城じゃなく俺たちの家だよね」
「早くみんな出て行って欲しいねぇ~マサくん」
低級悪魔だったらエクソシストに頼めばいい悪霊ならば霊能者に除霊を頼めばいいだろうだが、相手が魔王クラスや大天使となると祓うことは無理である。
大天使二人でも邪魔くさいのに更に魔王サタンまで現れてしまった。
「ここは聖域である。去れ悪魔よおまえのいる場所ではない」
「あんたなんか関係ない。あたしは晴海に呼ばれたの。」
魔王サタンもまた正則と同じような理由でここに呼ばれたのだ
サタンとしても無論ただで帰る訳にはいかなかった。
魔王サタンと大天使ミカエルどちらも引くわけにはいかない
「いいよなぁ~若い人たちは血気さかんで」
「ほんにのう~奥さん!この焼き魚ちょっと塩気たりんがのう」
ちゃっかり食卓につき夕食を食べる70代のおばぁさんが二人
金髪と銀髪の二人は明らかに悪魔。
「貴様らはパズズとギル。古代悪魔めわたしのアジを」
「なあ~~にが”わたしの”だあのアジはあたしのご飯だ」
「パズズとギルよあたしの城だ。ここから出て行って」
大天使、魔王ひとりひとりには協調性はなく一緒に生活するのは出来ない。相手が悪魔だろうが天使だろうが自分以外はライバルなのだ。
食卓に用意されていた夕食は無論夫婦のものだった。
しかし、みな自分の食べるものと思っていたので食べていた二人の悪魔をみて怒りがこみ上げてきたミカエル、サタンそれにガブリエル。
「あ~~~わたしのご飯が。」
「諦めよう!家で出前とってもあいつらに食べられてしまうから
外に食べに行こうよ」
いま当に闘いがはじまろうとしていた3人の魔王と二人の大天使であったが突然動きが止まった。
ミカエルは
「出前って何?食べ物なの」
「外で食べ物が食えるのかい我らもいこうパズズよ」とギル。
「腹へって力が出ない。わたしサタンもいこう~」
「そっかぁよそで食べればここで闘いする必要ないしね」
ガブリエルはそういうと微笑んだ。
「どうする?晴海。」
「勝手についてきちゃうしねぇ。食べさせないと人のもの食べちゃうわきっと」
「マサくんいくら持ってる?わたし1万しか」
正則が自分の財布を見てみると札が数枚。
「2万2千円」
「これで足りるかしら・・・・・・」
「あの人たち食べそうだからね、とほほ。。。」
悲壮な表情でレストランに向かうに比べ期待に胸を膨らませて
いや、胸はすでに豊満だった。
大天使も悪魔もなぜかボディラインを強調する服をきていた
ガブリエル、サタン、ミカエルの3人は胸をぷるんぷるん
お知りをぷりぷりさせてレストランへの道を歩いていく
「天使と悪魔なんて・でぇ~きれーーーーだぁあああ」
夜の街に夫婦ふたりの悲しい叫び声がこだました。