短編小説 アウトローな恋人達 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです


今日はモデルを生業とする明子の車が納車される日である。
一体どんな車を買ったのか?彼女が昔から憧れていたポルシェ911カレラS993ボディ6速である。
川崎市にあるベンツ、BMW、ポルシェなどを扱う外国車専門ディーラーで買ったのであるが明子は届けてくれるまで待てず取りにいこうとしていたが、
生まれて初めて乗る左ハンドルそしてポルシェ!不安があった。
そこで彼の彰雄に電話してついてきてもらうことにしたのだ。

彰雄を待つこと1時間。
「おそいよぉ~彰雄!!!」と外を見回すと車が無い!
「ちょっとぉ~車はどうしたのよ?」

「え?なんで?俺もポルシェ乗りたいから。」

「・・・・・・・・」

川崎まで電車に乗っていくしか方法はない
明子は仕方なく彰雄と共に駅に向かうのであった。

やっと憧れのポルシェに乗れる!と期待に胸を膨らませてるだろうと思われるだろうが実はそうではない。
彼の彰雄と言う男実は無類の女好きでエロエロ。店の人の前で醜態を晒したりしないかとハラハラしていた。

店につくと明子は手続きのため店内へ
「そんなに時間かからないから車の中で待ってて」と

だがここで素直に待ってる彰雄ではない
「ちょっとメガネ貸してくれますか?」

従業員にメガネレンチを渡されポルシェの運転席のドアを開けるとシートを固定するナットにメガネを合わせる。

「お、お客様一体何を?」

「大丈夫!!ちょっと手直しするだけだからほっといて」
運転席のシートをはずして後部座席にほうり込んでしまった。

明子が手続きを終え出てくると
運転席では彰雄が大きく両手を広げ座り足も広げて
「さぁ~~おいで」

バッグを落とし立ち止まった明子は一瞬で固まった。
「レカロは・・・・・」

「和製レカロだ。遠慮せず座り」

明子は顔の血管を浮き立たせ”ピクピク”させたかと思うと
運転席から彰雄を引っ張り出し顔を乱打。
「ぼけぇ~どこの世界にチチ揉むレカロがあるんだ?」

男は乱打され顔面は腫れ上がり鼻血が流れている顔で

「おみぇんにゃはい!!ふぉうひまへん」

「お客様、これはDVでは?大丈夫ですか・・・・」
従業員はいきなりの事にあっけに取られていたが心配になって声をかけるが明子は

「おほほほ~大丈夫です彼は打たれづよいので」
そういいつつも目で男を睨み”直しなさい”と合図していた。

「ふぅいまへん、ひまやりまづ」

こうしてシートを取り付けた彰雄は運転席に座りエンジンを掛け
助手席には明子が乗り込むと従業員は心配して
「あのう~400馬力ありますんで注意してくださいね」

「この人、エロエロなんですけど車の運転だけは天才なんですよ」
アクセルを煽り急発進していくポルシェ。
交差点が近づくと”わん””うぉん”とシフトダウンしながら
”ぎゃぎゃぎゃーーー”とタイヤを鳴らしながら左折していった

「すげぇ~~あんな乗り方するお客さん初めてだ」

店の視界からあっという間に消えていった真っ赤なポルシェ。

走り始めて1時間、ポルシェは高速のSAに入る。
「ねぇ~そろそろ運転交代しようよ」

「こりゃおもしろい車だ。もうちょっと」

「おい!これは一体誰の車だ?あ~~ん?」
目を”ぎろ”っと大きく見開きドスを聞かせた声でいう明子。
今にも殴ってきそうな威圧感を出してくる彼女に怯える男は
素直にキーを彼女に渡した。

モデルを生業としてるので見た目は良い彼女。
だが美人だからと言ってみな優しい女性とは限らないのだ。
エロエロな彼とバイオレンスな彼女はアブノーマルなカップル

これからアウトローな恋人達はどこへ何を目指していくのだろう