短編小説 嘆く神 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

最近の奴らときたらどいつもこいつも出し渋り
そのくせ願いだけは一人前ときてる。

とそう考えてる神の前に一人の若い女性がきた。
賽銭箱に200円入れ
「どうか神様。わたしの就職が決まって彼ができますように」

”おまえなぁ~彼くらい自分で探せよ!200円だと?タバコも買えないではないか”

その程度の賽銭では100円を拾う喰らうが関の山というのに
人は賽銭さえ渡せばどんな願いでも聞いてくれると思ってるのだ。地獄の沙汰も金次第というように神も金次第で動くのだ。
賽銭の値段によって願いは叶えてくれる。

だが世の中、ずうずうシイ奴がいるもので
賽銭箱に1円だけしれないくせに願いはというと
「神様お願いです。ドリームジャンボ宝くじ1っ等前後賞当選して美人と女性と結婚し大穴馬券も当たって資産10億円になれますように」

「むっ!!なんて奴!おまえB型だろう~きっとそうだろ
おまえみたいな奴は天罰を与えてくれるわ」

がしゃーーん。

大きな音をたてて鈴は落ちてきた。ロープがきれてしまったのである。
「なんだよこのロープ!朽ちていたのか?おれのせいじゃねぇ
しっかり管理しろよ神主め」

そういうと男はそのままにして帰っていった・

「なんて奴。不届き者め」

神は昔のことを回想してみる
昔は何も願いしないのに野菜や狩の獲物、魚などをもってきてくれたものだ。最近じゃまったくない・・・・・
自分達は何もしないのに
災害で人が死んだら”神様なんかいない”と罵る。
いやな世の中になったものだなぁ~。

そこに再び参拝者がきた
その男性は500円入れると手を合わせる
「なんじゃおぬしの願いは?500円分聞いてやるぞ」

そして男性は一礼するとかえて行った。

「なんと、殊勝な人間もいたものだ」

世の中、不届きな人間が多くなってきたのだが今も律儀な人間はいるもので”世の中みすてたものじゃないな”と思ったのである。