阿弥陀如来(あみだにょらい)から3人の菩薩を紹介されそのうちの一人。
弥勒菩薩(みろくぼさつ)を嫁にした長作。
阿弥陀から派遣業をやるようにと指示されここまで順調に進みやっと
依頼人が長作の家にやってきた。だが美人であった為に妻の弥勒は
嫉妬を起こし切れてしまう!
切れた弥勒は悪酔いしてみなを巻き込み依頼人の女性と共に宴会に
そして夜通しのみまくり朝がやってきた。
「おはよう~観音ちゃん。弥勒はどうしてる?」
「おはようございます、長作様。まだ寝てますわ」
昨日の酒のせいでみな二日酔いで起きたのは観音菩薩と長作のみ。
そこに起きてきたのは観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。
「おあよぉ~ごじゃいましゅ」
と二日酔いで頭痛がする観世音がふあふらと起きてきた。
後を追ってくるように起きてきたのは依頼人である麗華。
「おあよごぜぇましゅ」とまたも二日酔い。
起きてこないのは弥勒唯一人であったので長作は起こしに行く。
「みろぉ~~いつまで寝てるんだ?みな起きたぞ」
弥勒は”んん~~ん”と言いながらも布団の中に入ろうとしていたので
長作は思い切って布団がかぶったまま弥勒をひきずり下ろすと
”きゃぁ~~~”
「いたたた・・・・・頭が痛い!一体どうしたというのでしょう」
「あ、おはようございます旦那様」
昨日の事はまったく覚えていなかった弥勒は何がなんだかわからない
「おはようミロ、昨晩はすごかったけど何も覚えてないの?」
「すごかったって?そんなに激しかったのですかわたし。」
といいうと顔を赤らめて手で覆い隠す弥勒であった。
長作は何か勘違いしてるなと返す言葉が出ない。
「・・・・・・・・・・・」
弥勒は少し天然がはいっており長作の言葉を違うほうに解釈。
「いやそうじゃなくて酒飲んで暴れて暴言はいておれを買出しに出して」
あまりのショックな長作の発言に驚く弥勒。
「えええええ~~~そんな!」
「わたしがそのようなことをしたなんて・・・・・・・」
「さっぱり覚えていないのはなぜなのでしょう??」
「お酒飲んで酔って暴れたなんて菩薩として失格です。」
我ながら情けない行動をしてしまった弥勒は涙をためて謝り
「昨日、畑からの記憶がまったくないんです」
弥勒は昨日、畑で嫉妬心を持ちそのせいで酒に溺れたなど
弥勒自身なぜそんな行動をとったかはまったく覚えいなかった。
長作はなんとなく理由がのみこめて
「まぁわかったよ。とりあえず着替えして!みんな待ってるから」
そして弥勒に外で待っていてといわれ部屋の外に出る。
今更恥ずかしいなんてと思った長作であったが言われるままに。
昨晩目の前で全裸でいた弥勒。だがそのことは弥勒に告げなかった
唯でさえ落ち込んでしまったのだからそんな事を言ってしまうと
さらに傷ついてしまうからだ。
着替えを終えみんなの待つ居間に。
観世音などは二日酔いのため伏せっていたが弥勒は毅然とする。
菩薩なのでだらしない姿は見せる事が出来ないのだ。
だがみんなは夕べの弥勒の失態を見ていたので差があまりにも大きい
弥勒を見て可笑しくなってしまうのだが今笑ってしまっては弥勒を
落ち込ませてしまうので我慢するのはみな同じ考えであった。
「観音さん、口元が緩んでますわよ」
「観世音さん、目が笑ってます」
「それに麗華さん、我慢しなくてもいいですわ」
「みなさん、我慢しないで笑ってしまいなさい」と弥勒が言うと
長作をのこしてみな一斉に大笑い。
長作はなぜ笑わなかったのだろう?
昨晩の失態、一因は長作にもあったので責任を感じていたし
部屋で見せた弥勒の涙を見たのでとても笑う気にはなれなかったから
長作の気持ちを感じ取った弥勒は
「あなたもお笑いになっていいんですのよ!ただし・・・後で」
ドキッと胸をなでおろす長作。
そんなふたりのやりとりを見て一堂大爆笑。