個別銘柄
東洋合成(4970)
この会社は半導体製造装置や液晶装置などに使う感光剤を中心に手がけています。業績も半導体や液晶関連の伸びと同じ流れで上向いており堅調に推移しています。足元では半導体・液晶ともに先行き不安感が出てきておりますが、同社の製品は最先端の分野に強いためその影響は軽微なものにとどまっているようです。
で、株価をご覧いただくとおわかりになると思いますが、昨年12月頃から株価の動きに変化がみられます。
これは昨年12月に同社がイオン性液体の分野に参入したからだと思われます。イオン性液体は電解液の一種でこれを使用することにより、これまで温度の変化に対応しにくかった燃料電池が自動車など温度変化の激しい環境下でも実用に耐えうるものになりました。
実はイオン性液体とは2005年1月初旬に日経新聞で記事になりましたが、同社の名前は一切出ず、むしろ日本合成化学やステラケミファ、広栄化学が記事で採用されたためこれらの銘柄はかなり上昇しました。しかし、これらの会社はいずれも研究レベルのものにとどまっている模様で、東洋合成のような量産まで至ってないようです。イオン性液体自体がまだ燃料電池以外への用途も拡大している模様で将来性は大きいと期待されているものです。
これだけ材料性があるにも関らず、同社の株価のバリエーションはPERで10倍台半ばとかなり安く評価されてるのが不思議なくらいです。財務的に問題を抱えているわけでもなく、業績も下方修正リスクはほとんどありません。というか上方修正される可能性すらありうるんです。
全体相場が冴えない展開になってもこの銘柄については強気です
石油関連銘柄へのオーバーウエイトのわけ
米国の大手証券会社が原油価格105ドル説を打ち出したことが市場関係者の間でも話題になっている。
普通の反応は「ウソだろ」「まさか」だろうが、本当はそれでいいのだろうか?ま、本当に105ドルになるかどうかは別にして、現在のコンセンサスである「そのうち、40ドル台で“高止まり”」するシナリオのほうには問題があると思いますな。4-6月は石油の不需要期ということだが年後半には再び需要が過去最高(中国や世界景気の堅調さ)に達するといわれている。それに対する産油量はちっとも増えない!それをもって原油価格が上がるというのは簡単だが、反対にそれらのことも織り込んでいると言われたら原油価格は下がるかもしれない。所詮、相場のことだからある一つの事象に対して反対の見方が対立するというのはよくあることでもある。
だが、着目しているのは世界が原油価格の上昇に危機的に受け止めているかですね。確かに政治家や経済界のトップは原油価格上昇を懸念する発言をしているが、それほど深刻には受け止めるほどのものでもないのも事実。石油ショック時とよく比較がなされるが、インフレやドル安を勘案すれば当時のようなインパクトが与えるには80ドルや90ドルくらいにならないといけないことになる。逆にいえば、世界が一致団結して原油高を解決するにはそこまで原油価格が上がらないといけないともいえる。簡単にいえば、「ま、世界景気は悪くないし多少の原油高は許容できる」というのが現状ではないかと・・・。
原油高が不況を招くというのであれば、株安の中で石油関連銘柄への投資は意味あるものになるだろうし、原油高が景気に打撃を与えないというのであれば、株高の中で石油関連銘柄もそれなりに上がることになる。また、いまだにプロのファンドマネージャーの間ではハイテクに対する信奉者は未だに多いのも後押し材料でしょう。90年代から続いたデフレは終焉し、インフレにならないまでも「デフレでなくなる」ことの影響がマーケットが完全に対応しているか疑問。米国の長期金利の上昇がずっと続いているのもその修正が済んでないことを意味しているのではないかと考えています。それに対して石油関連銘柄群への投資はヘッジの意味としても単純に収益をもたらすという意味においても有用ではないかと思います。
注目の米雇用統計、予想下回る
市場関係者も注目だった3月の米雇用統計が発表になった。
結果は予想を下回る11万人増(非農業部門雇用者数)ということで、インフレ圧力の低下で米国株・債券共に買い直されるかと思いきや、両方とも売られる一方でドル・原油が上昇するという予想外の展開となった。
正直、雇用統計の数字が瞬間、株弱気に傾いていた私は「やべー、株が買い戻されるーーー」と思ったんだけれども結果は逆にいった^^
NYダウは100ドル近く下げ、原油は一気に57ドル台を回復した模様。シカゴ日経平均先物も大証終値80円ほど安いということで週明けの日本株も下げると思われるが私のファンドは原油高に恩恵のある銘柄中心なので大きく影響は受けないだろうから、とりあえず安心して週末を過ごせそうではあります^^
でもこういう安心は結果よくないことがあるので油断しないにしないと!
日銀短観、予想下回る
日銀短観が今朝発表になった。
結果は予想を下回った。大企業製造業の業況判断DIが予想の22に対して14(!)となり、株式市場もそれを受け下落して始まりました。
まあ、昨晩のNYではアナリストが原油が105ドル/バレルになるとかいう見方が出たことということで原油が反発し、原油関連銘柄が大きく反発しました。実に私もこの関連銘柄(帝石、国際石油開発、石油資源開発、三井海洋開発など)を多く保有していたので朝方の相場全体の下げにも関わらず、自分のファンドは大きくプラスとなっていたので別にハッピーでした^^
が、結果的に午前中にプラスに転じたということで印象としては誰もが「なんか強いな」というものを持ったと思います。しかし、今晩は米国の雇用統計の発表を控えているのでその結果次第では週明けの国内株式市場もその影響を受けるでしょう
私自身は足元の景気動向にあまり深い関心を持っていません。というのはあくまで現在の株式市場にとって重要なのは米国金利と原油動向であり、それらの影響が将来の景気に影響を与えるであろうという不安感です。したがって、足元の景気うんぬんというのはあまり重要性を感じていないというのが正直なところですね