2007年映画ベスト5 | 映画、その支配の虚しい栄光

映画、その支配の虚しい栄光

または、われわれはなぜ映画館にいるのか。

または、雨降りだからミステリーでも読もうかな、と。

または、人にはそれぞれ言い分があるのです…。

メリークリスマス!

というわけで、2007年映画ベスト10。

去年は10本ちゃんと挙げられたんだけど、今年はあまり映画が見れなかったのと、どうもアメリカ映画がいかん、それに巨匠連の新作がなかったので、5本だけ。

1・ブラックブック(ポール・ヴァーホーヴェン)
2・夜顔(マノエル・ド・オリヴェイラ)
3・ラザロ/朝日のあたる家(井土紀州)
4・国道20号線(富田克也)
5・ハッピーフィート(ジョージ・ミラー)

次点には「デスプルーフ」「ブラックスネークモーン」「ボーン・アルティメイタム」「天然コケッコー」あたりか。

ワーストは特になし。しいてあげれば期待はずれ大賞で中田秀夫の「怪談」。

主演女優賞にはクリスティーナ・リッチ(「ブラックスネークモーン」)
助演女優賞はジュリア・スタイルズ(「ボーン・アルティメイタム」)

旧作初見ものでは、何と言っても「戦後猟奇犯罪史」(牧口雄二)が素晴らしかった。
川島雄三も観れず、ラピュタにもあまり行けず、来年はマキノに行けるといいな。