人間の手は使える手なのか? | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

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ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

こんばんわ。

ま~ぶる 発育発達アソシエイトトレーナーの佐藤明子です。

突然ですが、

最近の子どもは不器用だ。

と言われることが多いです。

 

弊社、

多機能型支援事業所「ま~ぶる・び~と」にも

うちの子不器用なんです、、、というご相談がきます。

不器用だから、手を使う活動、書く、切る、塗る、箸が下手なのか。

手を使って遊ぶ経験が少ないから、不器用なままなのか。


本来、人間は何も経験、体験しなければ、不器用なままです。

人間の発達は、遺伝的プログラムと環境の影響を受けたいます。。

手の活動などは、正に環境要因が主です。


さて、では、現代の子どもはなぜ不器用なのか?


それは、便利な世の中になったからです。


手を使うこと、指を使うことをしなくても

生活できるから。

そのため、

手を使う動作の種類は少なくなったからです。


ちょっとだけ周りを見て下さい。

テレビはリモコン。

水道の蛇口はレバー式。

ドアノブは?

まどの鍵?

これだけ見ても私が子どもだったころとは違う。

マッチ、ライターを使えない子も多いです。

使う機会がないから。

どんどん便利になることは、進化ではなく、手の退化を進めているのかもしれませんね。


いくら「手の発達」を勉強しても、

周りの環境が、「手を使う」ようにならないと、

知識だけが先行して「できない」になってしまします。


「手の発達」を知ると当時に、

いかに遊びの中に、生活の中に、楽しく手を使う要素を入れていくのか?

それが、大切。

 

 


現在4月から、どんな講座を開催していこうか、色々模索中です。

定期的に講座をしなくなって、どのくらいたつかなぁ。

「脳のこと」「感覚のこと」「体のこと」「手のこと」「あそびのこと」「おもちゃのこと」

「赤ちゃんの発達」「正常発達」

みんなと一緒に学びたいことが沢山あります。


人間の手は使える手である。

自分の体は、自分でイメージしたように動くことができるものである。


それらのことを、しっかりと伝えていける仲間を作っていきたい。


講座のご案内は、後日ブログにてお伝えできるよう、只今日程調整中。

 

今年は、発信の年になりそうです。