「クスノキの番人」(2025/アニプレックス)
監督:伊藤智彦
原作:東野圭吾
脚本:岸本卓
声の出演
高橋文哉 天海祐希 齋藤飛鳥 宮世琉弥 子安武人
田中美緒 神谷明 津田健次郎 大沢たかお
おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★★☆
入場特典。
とりあえず坂道グループ好きなんでずっと気になっていた「恋愛裁判」を観ようと思って久しぶりのシネコンへ。
ところがどうやらタイムテーブルを勘違いしていたようで、上映時間まで一時間半ほどあることに気づき、どうしたものかと改めてタイムテーブルをチェックしたらちょうどいい時間に「クスノキの番人」の上映を確認。
あ、そうだ、飛鳥ちゃん推しだし観ておかないと…ということで作品変更しました。
確かベストセラー作家東野圭吾作品の初のアニメ化ということで話題になっていたな。
まあ個人的には齋藤飛鳥ありきでの鑑賞になりましたが、そこそこ面白かったです。
当然ながら原作は読んでいないし設定とかあまりチェックしていないし、先に予告編で観た映像が情報のすべてだったこともあって、いきなり主人公が濡れ衣で勤めていた和菓子工場をクビになり、さらにホスト仲間の入れ知恵でその会社に強盗に入るという展開についていけず、何が始まったんだ?とやや混乱。
そんな曖昧な感じがこの作品全編に横たわっていて、本来であれば小説の行間を読むという感覚も期待していたけれど、どんどんストーリーが進んでいって、クスノキにまつわる関係者も次々と登場してくる。
まあ飽きないといえば飽きないのだけれど、その誰にも感情移入できないというか、その心情を察するという隙間もなくて、文字通り淡々と映像が続いていく感覚。
会社を不当解雇されたことをきっかけに犯罪に手を染めて逮捕されてしまった直井玲斗だが、弁護士を差し向けた伯母を名乗る柳澤千舟からある条件を提示され釈放される。
それは奥多摩の山中にある月郷神社に住み込みで御神木のクスノキの番人となること。
このクスノキには願いをかなえるための祈りのルールがあり、番人には毎夜訪れる参拝者たちを誘導する守り人としての役割があった。
ある日、クスノキを訪れた参拝者佐治のあとをつけてきた女性を発見する玲斗。
彼女は佐治の娘の優美で父親の謎の行動を訝りここにたどり着いたのだった。
千舟に連れられて参加した柳澤グループのパーティで優美と再会した玲斗は、成り行きから佐治の謎の行動について一緒に探ることになる。
一方、玲斗が解雇された和菓子メーカー『たくみや本舗』の社長大場の息子壮貴もまた定期的にクスノキに訪れていた。
やがて優美と壮貴それぞれの父親とクスノキにかかわる事実が明らかになる中で、玲斗は伯母千舟の知られざる真実をも知ることになる。
クスノキの番人となる玲斗の声を若手実力派の高橋文哉、彼を振り回すことになる女子大生優美の声を声優初挑戦の齋藤飛鳥、そしてクスノキの謎を知る千舟の声を天海祐希というキャスティング。
個人的には齋藤飛鳥の優美の声が思いのほかはまり役で唸った。
元来の彼女とは真逆の闊達な女子大生役を見事に演じ切っていたのもあるが、意外とアニメの声優が似合っている明るく聞き取りやすい声のキャラは新たな発見だった。
千舟役の天海祐希は最初からそのイメージが刷り込まれていたこともあってか、どこをどう切り取っても天海祐希そのものという感じがした。
主人公である玲斗役の高橋文哉に関しては声のキャラという意味では若干弱いけれど、彼自身の真摯な性格そのものがよく出ていたのではないか。
最後に明らかになる千舟の真実も含めて、登場人物たちの伏線回収のうまさはさすがに東野圭吾というところか、機会があれば原作を読んでみたいと思った…東野圭吾原作の映画の場合「白夜行」などもそうだったけれど、後から読んだ方が面白い。
いずれにしても前述のとおり、淡々と進むストーリーゆえに逆にこれといった印象的な場面が思い浮かばないのは残念。
作風としてはミステリをベースにしたファンタジーでもあるのでアニメでの映像化は正解だったと思う。
さて「恋愛裁判」はいつ観ようか、上映が一日一回になっているのでレイトショーだけは避けたいところ。
飛鳥ちゃんが頑張っていたので★ひとつ追加。
作品のひとつの舞台となるのは武蔵五日市駅。
そういえば昔からずっと気になっていていまだに乗れていないJR五日市線と青梅線。
拝島までは八高線の利用で何度も行っているけれど、その先の奥多摩方面も含めてなかなか機会がないエリア。
暖かくなってきたら気分転換に行ってみたい。
ローソン・ユナイテッドシネマ前橋 スクリーン4







