MCNP-media cross network premium/RENSA -6ページ目

MCNP-media cross network premium/RENSA

音楽(Music)・映画(Cinema)・小説(Novel)・舞台(Play)…and...

出会いの連鎖-RENSA-を求めて。

メディアの旅人はあなたです。

「クスノキの番人」(2025/アニプレックス)

 

 監督:伊藤智彦

 原作:東野圭吾

 脚本:岸本卓

 

 声の出演

 高橋文哉 天海祐希 齋藤飛鳥 宮世琉弥 子安武人

 田中美緒 神谷明 津田健次郎 大沢たかお

 

 おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★★☆

 

 

入場特典。

 

 

とりあえず坂道グループ好きなんでずっと気になっていた「恋愛裁判」を観ようと思って久しぶりのシネコンへ。

 

ところがどうやらタイムテーブルを勘違いしていたようで、上映時間まで一時間半ほどあることに気づき、どうしたものかと改めてタイムテーブルをチェックしたらちょうどいい時間に「クスノキの番人」の上映を確認。

 

あ、そうだ、飛鳥ちゃん推しだし観ておかないと…ということで作品変更しました。

 

確かベストセラー作家東野圭吾作品の初のアニメ化ということで話題になっていたな。

 

まあ個人的には齋藤飛鳥ありきでの鑑賞になりましたが、そこそこ面白かったです。

 

当然ながら原作は読んでいないし設定とかあまりチェックしていないし、先に予告編で観た映像が情報のすべてだったこともあって、いきなり主人公が濡れ衣で勤めていた和菓子工場をクビになり、さらにホスト仲間の入れ知恵でその会社に強盗に入るという展開についていけず、何が始まったんだ?とやや混乱。

 

そんな曖昧な感じがこの作品全編に横たわっていて、本来であれば小説の行間を読むという感覚も期待していたけれど、どんどんストーリーが進んでいって、クスノキにまつわる関係者も次々と登場してくる。

 

まあ飽きないといえば飽きないのだけれど、その誰にも感情移入できないというか、その心情を察するという隙間もなくて、文字通り淡々と映像が続いていく感覚。

 

会社を不当解雇されたことをきっかけに犯罪に手を染めて逮捕されてしまった直井玲斗だが、弁護士を差し向けた伯母を名乗る柳澤千舟からある条件を提示され釈放される。

 

それは奥多摩の山中にある月郷神社に住み込みで御神木のクスノキの番人となること。

このクスノキには願いをかなえるための祈りのルールがあり、番人には毎夜訪れる参拝者たちを誘導する守り人としての役割があった。

 

ある日、クスノキを訪れた参拝者佐治のあとをつけてきた女性を発見する玲斗。

彼女は佐治の娘の優美で父親の謎の行動を訝りここにたどり着いたのだった。

 

千舟に連れられて参加した柳澤グループのパーティで優美と再会した玲斗は、成り行きから佐治の謎の行動について一緒に探ることになる。

 

一方、玲斗が解雇された和菓子メーカー『たくみや本舗』の社長大場の息子壮貴もまた定期的にクスノキに訪れていた。

 

やがて優美と壮貴それぞれの父親とクスノキにかかわる事実が明らかになる中で、玲斗は伯母千舟の知られざる真実をも知ることになる。

 

クスノキの番人となる玲斗の声を若手実力派の高橋文哉、彼を振り回すことになる女子大生優美の声を声優初挑戦の齋藤飛鳥、そしてクスノキの謎を知る千舟の声を天海祐希というキャスティング。

 

個人的には齋藤飛鳥の優美の声が思いのほかはまり役で唸った。

元来の彼女とは真逆の闊達な女子大生役を見事に演じ切っていたのもあるが、意外とアニメの声優が似合っている明るく聞き取りやすい声のキャラは新たな発見だった。

 

千舟役の天海祐希は最初からそのイメージが刷り込まれていたこともあってか、どこをどう切り取っても天海祐希そのものという感じがした。

 

主人公である玲斗役の高橋文哉に関しては声のキャラという意味では若干弱いけれど、彼自身の真摯な性格そのものがよく出ていたのではないか。

 

最後に明らかになる千舟の真実も含めて、登場人物たちの伏線回収のうまさはさすがに東野圭吾というところか、機会があれば原作を読んでみたいと思った…東野圭吾原作の映画の場合「白夜行」などもそうだったけれど、後から読んだ方が面白い。

 

いずれにしても前述のとおり、淡々と進むストーリーゆえに逆にこれといった印象的な場面が思い浮かばないのは残念。

 

作風としてはミステリをベースにしたファンタジーでもあるのでアニメでの映像化は正解だったと思う。

 

さて「恋愛裁判」はいつ観ようか、上映が一日一回になっているのでレイトショーだけは避けたいところ。

 

飛鳥ちゃんが頑張っていたので★ひとつ追加。

 

作品のひとつの舞台となるのは武蔵五日市駅。

そういえば昔からずっと気になっていていまだに乗れていないJR五日市線と青梅線。

拝島までは八高線の利用で何度も行っているけれど、その先の奥多摩方面も含めてなかなか機会がないエリア。

暖かくなってきたら気分転換に行ってみたい。

 

 ローソン・ユナイテッドシネマ前橋 スクリーン4

 

1998年1月28日。

モーニング娘。「モーニングコーヒー」でメジャーデビュー。

 

28周年おめでとうございます。

 

 

あれから28年ですか、最近は懐メロ系の音楽番組も増えてきて、今でもモーニング娘。やハロプロのアーティストの映像をよく目にします。

 

そんな中でモーニング娘。に関しては90年代デビューということに改めて気づかされます。

あの大ヒット「LOVEマシーン」も1999年ですからね。

 

残念ながら現在のモーニング娘。’26にはあまり関心はありません。

実際問題として構成メンバーの名前すら数名しかわからないし、ほかのメンバーは名前と顔すら一致しない。

 

そもそも2014年からグループ名がモーニング娘。'14となり、結成以来のファンにとってこだわりの一つであるグループ名末尾の「。」を事実上捨てたことが大きな転機となった。

 

さらに当時のリーダーで最後の推しメンと認識していた道重さゆみが卒業するタイミングで自分にとってのモーニング娘。はひと区切りとなったことも大きい。

 

デビュー以前の「ASAYAN」のオーディションから注目してきたモーニング娘。だから、その後も活動の推移は見守ってきているけれど、モーニング娘。としての活動のコンセプトなどに疑問をもつこともあった。

 

一方で元来のアイドル好きにとっては台頭してきたAKB48とその姉妹グループだったり、さらに乃木坂46から始まる坂道グループなどの活動の方がより魅力的に感じて、結果としてモーニング娘。を中心としたハロプロ勢とは距離を置くようになってしまった。

 

そして次第にいわゆる現場中心の応援だけでなく、メディアでも楽しめることを優先するようになってしまった。

 

まあ。それだけ歳をとったといえるかもしれないな。

 

ただしこれから先もモーニング娘。の歴史については見守り続けるつもりだし、もしかしたら自分の人生ではその結末まで見届けられないかもしれないけれど、そのことが同じ時間を共有してきたファンの一人としてのある意味で使命なのかなとも思ったりする。

 

そんなモーニング娘。の初期メンバーが最後に歌番組で揃ったのが2017年の「FNS歌謡祭 第2夜」のこと。

 

その事前収録のスタジオライブを奇跡的に生観覧することができた。

 

自分がライブ観覧デビューしたのは1999年の夏のことでモーニング娘。は7人で活動していた。

 

だから初期メンバーだけのモーニング娘。は一度も生で見たことがなかった。

 

それがまさか1997年のグループ結成から20年経って実現するなんて、これも運命だったんだろうなと改めて思う。

 

 

 

改めてモーニング娘。メジャーデビューから28周年おめでとう!

 

「ポセイドン・アドベンチャー」(1972/アメリカ)

 

 監督:ロナルド・ニーム

 原作:ポール・ギャリコ

 脚本:スターリング・シリファント ウェンデル・メイズ

 

 ジーン・ハックマン アーネスト・ボーグナイン

 レッド・バントズ キャロル・リンレー

 ロディ・マクドウォール シェリー・ウインタース

 

 

70年代のパニック映画ブームを代表するスペクタクル作品。

公開時はまだ映画少年以前の時代だったのでテレビ放映で観た程度。

 

後に「午前十時の映画祭」のプログラムとしてスクリーンで観ることになる。

 

本作もずいぶん前にCS番組で録画してあったものを発掘して改めてチェック。

 

ポセイドン号が転覆してから主人公のスコット牧師をリーダーに始まるサバイバルはこれまでも何度か見た観ているけれど、気づいたら前のめりになって見入ってしまった。

 

今回は録画映像での鑑賞だったので、改めて台詞を確認したりする楽しさもあって、これまであまり気にしていなかったスコット牧師の立ち位置だったり、彼と一緒に行動する仲間たちの関係性なども確認することもできた。

 

特に面白く見たのは転覆前の大晦日の船上で現実主義者のスコット牧師が乗船客たちを前に語るシーン。

 

神は忙しい…

だから個人が髪を求めても無理…

個人の重要性は過去と未来をつなぐことにある…

苦しいときに神に祈らないこと…

内なる神に祈れ…

 

勇気を持って戦え…

神が求めるのは勇者だ…

臆病者ではない…

勝つ努力をせよ…

神は努力する者を愛す…

 

来たる年の決意は…

勇気をもって自力でやることだ…

戦うのだ 人のため 愛する者のために…

内なる神も一緒に戦ってくれる…

 

<日本語字幕:佐藤一公>

 

その夜、新年のカウントダウンで盛り上がる中でポセイドン号は転覆する。

 

上下が逆転した船内で沈みゆく船首ではなく、救助の可能性が残る船尾の機関室へ向かって、スコット牧師をリーダーに必死のサバイバルが続く。

自身の言葉通りにこの災難に立ち向かっていくスコット牧師と仲間たち。

 

しかし必死に戦った末にベルとリンダの女性たちが命を落とす。

機関室まであとドア一つのところまでたどり着いた一行の前に最後の試練が立ちはだかる。

 

そして自らの命を賭けた行動に出たスコット牧師は神に向かって叫ぶ。

 

まだ足りないのか

私たちは神に頼らず自力でここまで来た

助けは請わない

だから邪魔をするな!

やめてくれ!

何人いけにえが欲しいんだ

何人の命を?

 

まだ不足か!

なら私を殺せ!

 

<日本語字幕:佐藤一公>

 

そう叫んだスコット牧師は力尽きて炎が渦巻く水面に落ちてゆく。

普通のパニックものだったら生き残るはずのヒーローが最後に死んでいくというのも珍しいかもしれない。

 

後半の見せ場となる水中を潜水で移動する脱出劇は何度見てもハラハラさせられるが、のちの海洋アクション映画の多くはやはりこの映画の影響を受けているんだろうなと思った。

 

劇中のカウントダウンパーティーのステージで歌われる名曲“The Morning After”も何度聞いても素晴らしい。

 

ストーリー展開ではジーン・ハックマンとアーネスト・ボーグナインの対峙がメインとなるが、どちらもビジュアルのキャラが強烈だなと改めて感じる。

 

最後に命を落とすことになるベル役のシェリー・ウインタースとリンダ役のステラ・スティーヴンスの女優陣も印象深い。

 

後年リメイクで公開された「ポセイドン」(2006)に関しては自分の記録に残っていないので観なかったのかもしれない。

監督はウォルフガング・ペーターゼンだったのか。

 

2022.12.15 WOWOWプラス O.A.