その後も向かいのアクアシティに入ったりして時間を調整して集合時間を待ちます。
再び集合場所に行くとずいぶん人が集まってきていて、整理のための女性スタッフがいて収録観覧を確認されたあとは、社屋側に入って待つように指示がありました。
ちなみに当選メールの集合時間は15時50分でしたが、実際の案内には45分になっていました。
定刻になって観覧担当のスタッフが現れ、受付番号順に呼び出しとなり、ゲートを入ってその先の待機場所に整列。
そのあとはFCの担当者による会員証と身分証明を提示しての本人確認があり、入場のための整理券が手渡されます。
全員の確認に30分ほどかかったでしょうか?
その後フジテレビ担当者の誘導で関係者入り口から社屋内に入り控室に全員案内されます。
ここで簡単な注意事項の伝達があり、余分な荷物はすべて室内に置いて行ってあとは施錠すると説明。
貴重品以外の荷物と上着などはここで脱いで呼び出しまで室内待機となりました。
呼び出しがあるまで床に座っていいとのことでしたが、狭い空間での座り込みは股関節の悪い自分にはなかなかつらいのでちょっと辛抱の時間でした。
待っている間に前後の人と会話をしましたが、この後に日本武道館で開催のモーニング娘。'17のツアーファイナルと掛け持ちの人が思いのほか多くて驚きました。
収録慣れしている人は収録終わりでタクシーを飛ばせば開演にはぎりぎり間に合うと判断していたようです。
集まった顔ぶれを見渡すと以前よく安倍なつみの現場で会っていた人が数名いたくらいで、モーニング娘。のデビューからのファンは少なそう。
そもそもそういうファンが中心で他の世代のファンは武道館にいると思っていたので驚きました。
中には他のOGメンバーの登場を期待してか、道重さゆみや高橋愛といったメンバーのTシャツを着ている人もいましたが、他のハロプロユニットの応援スタイルの人も見受けられて、さすがに勘違いも甚だしいと感じました。
程なくスタッフが戻ってきて並び順にスタジオへ移動です。
長い廊下をくねくねと進んで、何かのテレビで見たようなロビーの脇を通って、さらに階段を3階まで上がっていきます。
その先もケータリングの廊下を通ったり、スタジオ前でもいろいろ方向が変わって、ようやく収録スタジオに到着です。
思っていたより狭いスタジオでした。
そしてステージには5本のマイクスタンド。
これでこの日の収録が1期メンバー5人でのパフォーマンスということが確定です。
観覧では入った順にスタンディングエリアに並びますが、1列目だけは女性にしてくれとのことで自分は2列目に立つことができました。
ステージとの距離が近い。
マイクスタンドの高さがそれぞれ違うので、センターに安倍なつみということだけはわかりました。
やがてADさんが登場しての前説。
この後の収録の段取りが簡単に説明されました。
またペンライト等の応援グッズは持ち込み可だったのですが、列の前後がかなり圧縮されたのであまり派手な応援は無理そうです。
自分は一応一本だけペンライトを持っての観覧でした。
暫くそのまま待機のあと、ついに収録が始まりました。
前説で「歴史的瞬間の目撃者になります」という趣旨の発言もあったのでいやが上にも興奮は高まります。
直前にステージの奥からメンバーの声が聞こえてきて、最後に「しょい!」のコールが客席にも届いて、その瞬間には大きな歓声が上がりました。
収録は実際の「FNS歌謡祭」のオンエアと同じ流れでした。
ただしトークはだいぶカットされていましたね。
「ASAYAN」での5万枚手売りの映像がバックに流れ、メンバーが一人ずつ紹介されて呼び込まれます。
番組では映像だけでしたが、収録の現場では一人ずつステージ下手から登壇してきます。
中澤裕子。
石黒彩。
飯田圭織。
安倍なつみ。
福田明日香。
まずは裕ちゃんが代表してあいさつ。
そしてもちろん歌うのはインディーズデビューシングル“愛の種”。
今年は20周年でライブでもこの曲を他のメンバーで歌ったそうですが、この曲だけはステージではあの5人以外が歌ってはいけないというのが自分のスタンスです。
配信シングルとして新旧メンバーでの“愛の種”が発表されていますが、それはそれ、これはこれです。
少なくともこの5人の時代を見てきたファンにとっては、この5人以外の“愛の種”は受け入れられないというのが正直なところではないでしょうか。
そもそもモーニング娘。'14以降、意図的に過去のモーニング娘。と決別するような言動がメンバーだけでなくファンの側にもあって、スタンダードナンバーも今のメンバーでUpdatedとしてリメイクし、メディア対応でも「これが今のモーニング娘。です」という告知を大々的に展開していた経緯もあります。
20周年だから“愛の種”を歌ってもいいでしょ?というのはちょっと違うかなと思ったりします。
“愛の種”でデビューを勝ち取ったのは間違いなくあの5人のモーニング娘。ですし…。
歌唱後にはMCの加藤綾子アナが登場して、メンバーに話を聞くという流れ。
一人ずつに聞いたのは「一番変わったメンバーは?」だったかな。
みんなが裕ちゃんが丸くなったという話でいつもの展開。
その裕ちゃんは当時中学生だった明日香が母親になっていることに感慨深げでした。
なっちはそれぞれ育児とか大変なのに、こうしてステージに立っていることがすごいことだと感心しきりでしたね。
それにしても、いやーカトパンですよ、マジで美しい、ほんとにタレント並みのオーラを放つその姿はスターでした。
当時の話をしながら涙ぐむメンバーたち。
相変わらずマイペースの明日香がいいですね。
メンバー最年長だった裕ちゃんいじりも復活です。
ちょうどこの時間で彩っぺと目が合ってドキドキしました。
退出するときに一人だけマイクを持ったまま帰ろうとして慌ててマイクスタンドに戻したかおりんの天然ぶりも懐かしい。
実質15分そこそこの収録でした。
最後に鳴りやまない拍手がスタジオに響きましたがもちろんサプライズもなし。
再びADさんが出てきて「ありがとうございました」で終了。
帰りもフジテレビの担当者が控室まで案内して、全員が手荷物を確認して問題ないとわかった時点で、退出のために元きたルートを外まで誘導され、ゲート前でそのまま解散でした。
スタジオから戻る途中で安倍なつみの現場でよく会っていた知り合いとしばし談笑。
安倍なつみが出産前に活動を一旦終了してから他のライブ等には行っていないようです。
自分のように並行して他の現場を楽しんでいた人間からすると何となく申し訳なく思います。
1年の締め括くりでまさかのモーニング娘。1期メンバーとの至近距離での再会。
こんなこともあるんだなーと自分の運の良さを感じる一方で、20年という時間が流れてきたことを思うといつまでもこういう生活を続けるのもそろそろ考えないとなーとも…なかなか難しいですね。
外に出たのは17時半過ぎ。
終電や新幹線も覚悟していましたが、思っていた以上に早く終わったので上野に出て始発の通勤快速に乗れました。
平日のラッシュアワーなので始発から座れてまずはホッとしました。