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音楽(Music)・映画(Cinema)・小説(Novel)・舞台(Play)…and...

出会いの連鎖-RENSA-を求めて。

メディアの旅人はあなたです。

<当サイトについて>



実際に観覧や体験したものを紹介していくスタイルになります。

映画・舞台・ライブ・イベント・メディアすべて原則ネタバレです。

それぞれのジャンルに沿って各作品ごとにスレッドを立てます。

観覧記録やセットリストなどを速報版で順次更新していきます。

その後の感想等は追記の形で更新していきます。


なお実際に発表されるセットリストとは表記が違う場合もあります。

基本的に実際の現場で記憶・メモしたデータがベースになります。

一部詳細不明なものはネット上の情報を参考にして補足します。

その他、誤記や表記ミスなどはその都度訂正していきます。



◆お知らせ◆


約20年前に始め、ここ数年サボっていた寺社仏閣めぐりを2017年より再開しました。

ひとまずライブ観覧やイベント参加の折には、最寄りの寺社を調べて参拝したりしています。


そのため寺社仏閣めぐりの記事が増えておりますが、すべてはメディアとのかかわりの延長線上にあるとの認識ですのでご理解ください。


ただ訪問先が多岐にわたるため、更新はかなり遅れております。
忘れたころに記事を追加していますが、更新日時は一応時系列のままになっていますので、新規記事として表示されないことをご了承ください。


リンク先としては<TRAVEL(WALK)>もしくは<PRAY(SHRINE/TEMPLE)>のテーマになっています。


よろしくお願いします。







なお、日々徒然やコラム等は、メインブログで更新しています。

 <「あ」…安倍なつみに端を発するエトセトラ > 更新再開しました。



明らかに当該記事と関係ないブログ等の宣伝目的のコメントについては管理人の判断で削除させていただきます。



ゴールデンウイークに「映画館」で映画を観ようってそもそも映画業界が作ったムーブメントじゃないの?

 

確かにそういう歴史があったことは知っているけれど、ここでこだわりたいのは「映画館で」ということで、現在の映画興行の主体となっている「シネコンで」とあえて差別化したいという思いがあるわけです。

 

以下、あくまでも長年映画が好きで映画館で映画を観ることが生活の一部になった一映画ファンの戯れ言とお断りしておきます。

 

まず地元のあるシネコンのこのGW期間(5/1~7)の上映作品と上映回数を書き出します。

 

ちなみにこのシネコンは全9スクリーンですが、その中に4DX上映とIMAX上映が各1スクリーンずつあり、通常のスクリーンは7となります。

 

「プラダを着た悪魔2」…6スクリーン

 吹替…3スクリーン

 字幕…3スクリーン

 

「SAKAMOTO DAYS」…7スクリーン

 通常…5スクリーン

 IMAX…2スクリーン

 

「アギト 超能力戦争」…3スクリーン

 

「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」…12スクリーン

 吹替 4DX3D…3スクリーン

 吹替 IMAX…2スクリーン

 通常…7スクリーン

 

「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」…11スクリーン

 4DX2D…2スクリーン

 IMAX…2スクリーン

 通常…7スクリーン

 

「最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編」…3スクリーン

 

「人はなぜラブレターを書くのか」…3スクリーン

 

「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS」…2スクリーン

 4DX2D…1スクリーン

 通常…1スクリーン

 

「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 第4幕」…1スクリーン

 

「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」…1スクリーン

 

「劇場版「暗殺教室」みんなの時間」…1スクリーン

 

「超かぐや姫!」…2スクリーン

 

「私がビーバーになるとき(吹替版)」…1スクリーン

 

「映画ドラえもん 新・のび太の海底奇岩城」…1スクリーン

 

「ほどなく、お別れです」…1スクリーン

 

全15作品中アニメ作品が8作品、全55スクリーン中32スクリーンを占める。

 

いわゆる劇映画は6作品で21スクリーン、ドキュメンタリー映画が1作品2スクリーン。

 

こうした傾向はほぼ年間を通じてであり、シネコンで一般的な劇映画を観ようと思ってもなかなか叶わない。

 

普通の劇映画を観たいと思ったら、新作の上映開始週に駆けつけるか、週末に朝一の上映回を狙うか、腹をくくって仕事終わりのレイトショーしか選択肢がないのが現実。

 

そう、普通に劇映画を観たいと思ってもそもそもの選択肢がない…それが現在のシネコンシステムの弊害なのはずっと変わらない。

 

ちなみに「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」の公開初週には、4DXとIMAXを含めて一日に25回も上映されていた。

 

これはひとつにはエントランスの混雑を避けるために、タイムテーブルを細かく設定することで観客をばらけさせる意味もあるのはわかる。

 

同じ時間帯に複数の作品の上映時間が重なるとき、大人気の作品の大勢の観客とほんの数名しかいない他の作品の観客が混在することで、下手をすると空いているスクリーンの観客の入場が上映ぎりぎりになったりするケースもある。

 

シネコン側は上映前の予告編が10分ほどあることを前提にアナウンスするケースもあるけれど、ゆっくり入場して予告編から楽しみたい映画ファンも多いことを知ってほしい。

 

誤解のないようにいうと別にアニメ作品を否定しているわけではない。

個人的には劇映画もアニメ作品もドキュメンタリーも気になる作品はチェックするようにしています。

 

ただコナンもスーパーマリオも大ヒットした鬼滅もまったく興味がないのは事実で、普段からアニメはあまり観ないし、ゲームもまったくやらない人なので、そもそも論として選択肢にならないというのは間違いない。

 

もっとも昨今のシネコンの隆盛のベースにあるのは「映画館で映画を観よう」ではなくて「シネコンでコナンを観よう」だったり「シネコンでマリオを観よう」というまず作品ありきのスタンスの観客が中心になっていることで、必ずしも元来の映画好きが上客というわけでもない。

 

確かにね、時間帯にもよるけれど自分が選んだ作品の観客が両手で足りるくらいしかいないのもよくあるわけで…。

 

なので「シネコン」ではなくて「映画館」で映画を観ようという選択肢になると…まあGWに限ったことではないけれど。

 

幸いなことに地元にはミニシアター系の映画館があって、ここではメジャー系から外れた作品やアート系あるいはドキュメンタリー映画をメインにセレクトされた作品がラインナップされていて、新作公開から数ヶ月遅れながらもコンスタントに上映されています。

 

ちなみにGW期間のラインナップは…。

 

「センチメンタル・バリュー」

「ARCO アルコ」

「ブゴニア」

「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た」

「父と家族とわたしのこと」

「女性の休日」

 

本年度のアカデミー賞で何らかのノミネートとなった作品が3作品、子供向けの映画が1作品、ドキュメンタリー映画が2作品、この6作品を2つのスクリーンで回しています。

 

アカデミー賞関連の3作品は地元のシネコンでは未上映、このあともジェシー・バックリーが主演女優賞に輝いた「ハムネット」がラインナップされています。

 

ただし基本各作品とも上映期間が2週間となっているので週末のスケジュールを合わせないといけない。

 

一方でシネコン上映ではこうした作品は必ずしも最初から集客力があるわけではなくすぐに上映回数が減って、気がついたら朝一の上映回のみとかレイトショーのみとかになって、そのままフェードアウトのパターンもあってなかなかタイムテーブルを合わせづらい。

 

昨年は「国宝」が劇映画としては異例のロングヒット、口コミの評判も相まってロングラン上映となりましたが、もともと話題性のあるキャスティングと東宝というバックボーンがあっての興行なので単純に比較できるわけもない。

 

そう考えると一般の劇映画を楽しむという機会は引き続き難しい現状は変わらず、いつでも観たいときに観られるという話題のアニメ作品のような興行は期待するだけ無駄なんですけどね。

 

こうした大ヒット作の映画興行の話題が出れば出るほど、普通の映画ファンは限られたタイムテーブルの中での作品選択の難しさを痛感するわけです。

 

もちろん映画界が盛り上がるのは映画ファンとしても喜ばしいことなのは変わりないし、昭和の時代には大入り満員の映画館の中で立ち見で2本立てを観た経験もあるし、地元ではかつての映画館がすべて閉館してシネコンがオープンするまで映画館の灯が消えた時期も経験しています。

 

またミニシアターブームが起こった時代には地元では上映されることのない映画を観るためにわざわざ上京するなんてことも日常的にありました。

 

そのころを思えば奇跡的なくらいたくさんの映画を観る機会が増えたのはシネコンのおかげだということも理解しています。

 

それにしてもです、もう少し映画ファンに寄り添った上映スタイルがあってほしいとないものねだりとは知りながらも思ってしまうわけです。

 

さて、ゴールデンウイーク。

皆さんは映画を観に行きますか?

 

まずは二度と同じ顔ぶれにはならない不特定多数の人々が暗闇の中で同じ映像体験を共有するという映画ならではの千載一遇の時間を楽しみましょう。

 

そして予告編等で気になったら他の映画にもぜひ足を運んでください。

 

しかしながら先日もイオンシネマの鑑賞料金値上げのニュースがありましたが、映画を一本観るために2000円以上の金額を払って

、さらにコンセッションに並んでドリンクやポップコーンを買って、2時間以上もシートに座って結果的に半日を費やすという行為はまさに映画鑑賞のレジャー化そのものにほかならない。

 

そう考えるとかつて映画が娯楽の王様として身近なところに映画館があった時代を体験してみたかったと思ってしまう。

 

いずれにしてももっと気軽に映画を観るという時代はもう来ないだろうな。

 

自分はGW後半にシネコンと映画館で映画を観る予定です。

 

「ブゴニア」

 “BUGONIA”

  (2025/アイルランド=イギリス=カナダ=韓国=アメリカ/ギャガ)

 

 監督:ヨルゴス・ランティモス

 脚本:ウィル・トレイシー

 オリジナル脚本:チャン・ジュヌァン

 

 エマ・ストーン ジェシー・プレモンス エイダン・デルビス

 スタヴロス・ハルキアス アリシア・シルヴァーストーン

 

 おすすめ度…★★☆☆☆ 満足度…★★★☆☆

 

 

 

予告編を観てヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンのタッグと知り、単純にあの「哀れなるものたち」のインパクトがまだ残っていることもあって興味を持っていた作品。

 

しかも製作にはアリ・アスターも絡んでいるというクレジットですっかり乗せられてしまったというのが正直なところ。

 

観終わってから実は20年以上前に韓国映画のオリジナル作品があって、当初は同じ監督が再びメガホンをとる予定だったのが体調不良からヨルゴス・ランティモスにお鉢が回ってきたらしい。

 

大企業の女社長の正体が地球侵略を企てるエイリアンで、皇帝の指示で人類を滅亡させようとしているという陰謀論に取りつかれた男が、皇帝と交渉するために従弟と共に女社長を誘拐監禁する。

 

有能な女社長ミシェルを演じるエマ・ストーンが誘拐直後に丸坊主にされるというシーンをはさんで、物語は一気に不穏な空気に包まれていくのがいかにも最近のエマ・ストーン出演作品っぽいなと思ってしまう。

 

前半は監禁されたミシェルと誘拐犯であるテディとドンとの会話劇がほとんどで正直退屈する。

相手が明らかに妄想癖のあるテディと気は優しくも彼のいいなりになっているドンなのでそもそも会話が成立しない。

 

であるならば早くも坊主頭の異形となったエマ・ストーンの怪演を期待したいところだが、地下室で両手両足を拘束された状態ではどうにもならない。

 

しばしイライラする時間が続くのでこの辺りで脱落してしまうとダメだなと自分に言い聞かせる。

 

それでもテディと知り合いの警官が出てきたあたりでその先は何となく読めてくるのだけれど、まさかのドンの暴発から一気に映像のトーンが変わってそこから先はジェットコースターのように物語が加速していく。

 

もっともオリジナル作品の「地球を守れ!」は知らなかったので、少しドキドキしながら最後まで楽しめたものの、そういうオチなの?というのは意外というか想定していなかった。

 

ヨルゴス・ランティモスにアリ・アスターだからエキセントリックな展開になるのはありとして、作品のベースにあるのは人類はいつ滅んでもおかしくないというテーマ。

 

その答えをまさかのラストシーンで見せていくのだけれど、アメリカの反戦ソングとして知られる“花はどこへ行った”のメロディが静かに流れていくのもいい。

 

ただそもそも論として楽しい映画じゃないし、日曜の昼に観る作品じゃなかったかなと思う。

 

入院しているテディの母親とミシェルの過去のかかわりなど、映像では少しわかりにくいところもあって混乱するが、結局はヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンが奏でる混沌を味わう映画なのだと割り切るしかない。

 

それにしてもエマ・ストーンはこの先どういう女優になっていくのだろうか?

間違いなく今の時代を代表するハリウッド女優になったことは認めるけれど、引き続きエキセントリックな作品に出続けるのか、それともどこかで軌道修正してまったくカラーの違う演技を見せていくのか?

まだ38歳、可能性は無限にあるけれど。

 

 前橋シネマハウス シアター0

 

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

 “PROJECT HAIL MARY”

   (2026/アメリカ/ソニー・ピクチャーズエンターテインメント)

 

 監督:フィル・ロード クリストファー・ミラー

 原作:アンディ・ウィアー

 脚本:ドリュー・ゴダード

 

 ライアン・ゴズリング ザンドラ・ヒュラー ケン・レオン

 ライオネル・ボイス ミラーナ・ヴァイントゥープ

 ジェームズ・オルティス(声の出演)

 

 おすすめ度…★★★★☆ 満足度…★★★★★

 

 

入場特典

 

 

五足歩行の岩石エイリアンあるいはヤドカリかタランチュラ?

酸素がないと生きていけない人間に対して二酸化炭素の中でしか生存できないため、ヘイルメアリー号の中では透明のシールドに入ってゴロゴロと転がりながら移動するさまは「ウルトラマン」に出ていた怪獣ブルトンを思い出したりする世代。

 

“We are not alone”宇宙にいるのはわれわれだけではない。

 

あの「未知との遭遇」のキャッチコピーだ。

自分がまだ中学生時代にスクリーンで験たスピルバーグの宇宙人との交信を本格的に描いたSF映画の金字塔で、それは「観た」ではなく文字通り「体験した」というにふさわしい。

 

そこで描かれる未知なる宇宙人の姿に誰もが自らの想像を膨らませ、それまでの火星人型のそれとは違うリアルを求めた時代だった。

 

さらに再びのスピルバーグ作品「E.T.」を経て身近な友人として描かれもしたが、いつしか宇宙人はエイリアンとなり。人類と敵対する対象へと変わっていった。

 

本作では人類もまた宇宙で生きる一つの生命体に過ぎないことを再認識させるとともに、改めて“We are not alone”という大命題に軸足が置かれる。

 

太陽系から12光年離れたタウ星へ向かう宇宙船の中で目覚めたグレースだが、同乗していた他の二人のクルーはすでに死んでいて、グレース自身はそれまでの船内の記憶が全くない。

 

宇宙でのグレースとロッキーによる決死のプロジェクト遂行と並行して描かれるヘイル・メアリー計画にグレースがかかわるようになった経緯の中で次第にその謎が解明されていく。

 

太陽と金星を結ぶ赤外線の帯であるペトロヴァ・ラインの異変から太陽の光度が減少している事実が明らかになり、問題解決のために分子生物学の研究者で、現在は中学教師となっているグレース博士がプロジェクトに召集される。

 

そのペトロヴァ・ラインの粒子の中に生命体アストロファージが確認され、その増殖によってペトロヴァ・ラインが感染していることをグレースは突き止める。

 

アストロファージによる感染は他の恒星にも及んでいたが、一方で太陽系から遠く離れたタウ星のみがその感染を免れていたことが分かる。

その調査のためにアストロファージをエネルギーとする宇宙船ヘイル・メアリー号による片道切符のタウ星への旅が計画された。

 

ただ一人残されたタウ星へ向かう宇宙船の中で孤独な日々を過ごすグレースだったが、ある日ヘイル・メアリー号の近くに別の宇宙船が姿を現した。

そして謎の宇宙船からの無言の接触があり、グレースも宇宙服に身を包んで未知の相手との接触を試みる。

 

宇宙船に乗っていたのは五足歩行の岩石エイリアンで、彼もまたタウ星の命運を担って宇宙へ飛び立ったものの同乗クルーを失い孤独なミッションに臨んでいた。

 

ここからグレースとロッキーの共同作業が始まる。

岩石エイリアンのロッキーは最初こそミステリアスなビジュアルで登場するものの、ヘイル・メアリー号に乗り込んでからは異形のエイリアンとしてではなく、愛すべきキャラクターとしてグレースとのコミュニケーションをとっていく。

 

作品の中にはたくさんの名作映画へのオマージュが散りばめられているのもいい。

それは「未知との遭遇」のあの音階だったり、「ロッキー」の映像が流れたり、キーワードになるビートルズだってたくさんの映画に出演している。

 

それにしてもライアン・ゴズリングがいい。

これまでもいろいろなキャラクターを演じてきた彼だが、今回のグレース役ほどのはまり役はないかもしれない。

 

相手のロッキーが表情のないビジュアルだけに、ライアン・ゴズリングの喜怒哀楽の表情の変化がとても魅力で、時にチャーミングに時にシリアスに時にコミカルに、宇宙船内という閉ざされた空間の中にあってまさに効果的に楽しませてくれた。

 

ロッキーの命がけの協力もあってミッションを終えたグレースが最後に選んだ選択は誰もが期待していたはず。

その先の未来も含めて最後まで希望と選択肢を残したままなのもよかった。

 

あとは前半の難しい宇宙理論は話半分で流しても問題ないだろうし、最後はみんな納得できるようになっているのが面白かった。

 

うん、久しぶりに期待を大きく超えてきた作品に出会えたようだ。

 

 MOVIX伊勢崎 シアター1