「デューン 砂の惑星 PART 2」
“DUNE:PART TWO”(2024/アメリカ/ワーナー・ブラザース)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:フランク・ハーバート
脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ ジョン・スペイツ
ティモシー・シャラメ ゼンデイヤ レベッカ・ファーガソン
ジョシュ・ブローリン オースティン・バトラー
フローレンス・ピュー クリストファー・ウォーケン
おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★☆☆
デヴィッド・リンチの「砂の惑星」(1984)はリアルタイム世代だったけれど、作品には興味を持ちながらも結局未見のまま。
ただし公開当時の評判は惨憺たる結果で、興行的にも前後して公開されたマイケル・チミノ監督の「天国の門」(1981)と並ぶハリウッドの巨匠が手掛けた大失敗大作として映画ファンの中では語り継がれる作品でもある。
そんな「砂の惑星」が近年のハリウッドのリブートブームの中で新たに生まれ変わった「DUNE/デューン 砂の惑星」が日本で公開されたのが2021年10月。
原題に“PART ONE”とあるようにシリーズ化が前提の新作でメガホンをとったのが、「メッセージ」などの重厚な映像で注目されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ということでも話題を集めた。
ということで「砂の惑星」デビューとなった前作はスクリーンで鑑賞、まずまずの面白さでこれは続編にも期待。
今回その続編が公開されることを知り、ひとまずは早くスクリーンで観たいと思いながらも、本作も166分という長尺ゆえになかなかタイムテーブルを合わせるのも大変だなと…。
案の定、地元のシネコンでは昼夜の一日2回のみの上映。
いずれにしても長尺ゆえに体調も整えてスクリーンと対峙しなくては…さてどうなる?
ちなみに念のためCS放送で録画しておいた前作もざっくりと観なおして、キャラクター等も再チェックできてこれなら続編も大丈夫だろう。
そして土曜日、いつもは昼前に時間指定の毎週のリハビリ通院が10時前の予約となり、その後予定していたスケジュールでバタバタして時間が狂い、とりあえず何も決めずにシネコンまで移動。
ここでシネコンのタイムテーブルをチェックしたら十数分後に「デューン 砂の惑星 PART 2」上映というタイミング。
スマホで空席を調べたらガラガラでいつも選んでいるエリアの席も空いている。
これはラッキーということで、急遽予定を変更してそのままシネコンに移動することになりました。
はい、やってしまいました。
体調的にも問題ないと思っていたものの、リハビリ後の反動もあってか、そのものずばりの単調な砂の惑星の映像に次第に体が落ち着かなくなり、そのうち作品の世界観から暗めの映像と音楽が相まって、中盤あたりから確実にウトウトしちゃいまして…。
それでも観終わったときに違和感がなかったのは、エンディングが示したように明らかに“PART THREE”へと続くことが分かったからかな。
正直、今回はもう一度リベンジしたい気持ちもある。
様々なレビューを読んでも高評価が多いし、前作よりも楽しめたという意見もちらほら。
でもな~予告編入れたら実質3時間のタイムテーブルだし、他にも観ておきたい作品もたくさんあるし、どうするオレ?
おそらく次回作が公開される頃にまた前作チェックとかするだろし…。
今回からフローレンス・ピューも参加しているのも注目していたけれど、本格的にストーリーに絡んでくるのはこれからという感じ。
若手ハリウッドスターたちにも注目だけれど、本作のベテラン勢も嬉しい顔ぶれ。
相変わらずの存在感絶大のクリストファー・ウォーケンの癖のあるビジュアルも久々に堪能。
もちろんシャーロット・ランプリングも懐かしくて「さらば愛しき女よ」…ロバート・ミッチャム!のフィリップ・マーロウ…には間に合わなかったけれど、「オルカ」や「評決」でその美しさに圧倒された。
それにしても最近3時間近い作品多すぎるな。
ウォーター・ヒル大好き映画ファンにとってはスタイリッシュな作品ももっと観たいけれど、今はそういう時代でもないのかな。
ユナイテッド・シネマ前橋 スクリーン3