今はもう叶わないJRで北海道一周の旅…1999年5月。 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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1999年5月23日~30日…7泊8日。

JRで北海道を一周する旅を敢行しました。

 

目的は2つ。

 

まずひとつは、北海道の4つの端…函館・えりも岬・納沙布岬・宗谷岬を一度に回ること。

 

もうひとつは、蝦夷三官寺を一度に回ること。

 

北海道エリアは当時利用できた北海道フリーきっぷのグリーン車用を使用。

 

このグリーン車用は特急のグリーン車と寝台車が乗り放題なので、できるだけ短期間に効率的に回るためにも、ホテル泊と寝台列車泊を交互に利用することが可能になった。

 

今のように簡単にネットで予約とかできる時代ではなかったので、事前に移動ルートをよく調べて、時刻表と宿泊施設ガイドブックなどを片手にスケジュールを確定。

 

乗車券や指定席券など切符関連はJRのびゅうプラザで購入して、あわせて宿泊先も事前にある程度決めて事前決済で予約。

 

さらに出発前まで十分に下調べして、立ち寄り先のバス路線の時刻なども確認。

文字通り準備万端で出発当日を迎えました。

 

ちなみに北海道に渡るのは今回が初めてのことで、それがいきなり北海道一周というのは今思うと冒険だったけれど、逆に北海道一周だからこそ計画したともいえるかもしれない。

 

なお、この時点では九州もまだ未踏地で、本州以外では四国も愛媛~香川のみ。

それが数年後にはモーニング娘。を中心としたハロプロ系のコンサートツアーやイベントで北海道から鹿児島まで飛び回ることになるなんて想像もしていなかったけれど。

 

以下、当時の旅程を整理したデータを再録します。

この頃はまだワープロを使っていたので、現在残っているのは紙ベースでプリントアウトしたものだけ。

 

こうした旅のデータは1997年頃から2001年前半までが残っていて、当時はこうした旅を年に数回するのが楽しみだった。

 

なお、各行程の再録のあとに、仮に現在の陸路で移動する場合のスケジュールを想定したもの(下線部分)を追記してみました。

 

JRで移動先の観光や散策スケジュールも別途記載。

また、BT=バスターミナル、BS=バス停となります。

 

第1日 前橋~盛岡~函館~苫小牧

 

①5月23日(日)

 

06:24 自宅…(タクシー)…前橋駅

 

06:55 前橋…(両毛線/高崎行き)…高崎 07:08

07:12 高崎…(上越新幹線/MAXあさひ300号)…07:46 大宮

 

08:05 大宮…(東北新幹線/やまびこ3号)…10:09 盛岡

 

10:17 盛岡…(東北本線/はつかり5号・函館行き)

…12:27 青森 12:40 ※進路変更作業のため

…(津軽線~海峡線~江差線~函館本線)…14:37 函館

14:48 函館BT…(函館バス)…15:01 五稜郭BS

 

 五稜郭タワー~市立函館博物館五稜郭分館

 ~五稜郭公園

 

16:09 五稜郭公園入口BS…(市営バス)…函館BT

17:14 函館…(函館本線~室蘭本線/北斗17号)…20:07 苫小牧

 

 [泊] 苫小牧ステーションホテル

 

現在は北海道新幹線の開通で陸路での北海道へのアクセスはずいぶん便利になりました。

 

特に空路を選択する場合には、在来線だと二時間半以上かけて羽田空港に移動しなくてはならない北関東民にとっては、大宮から直にアクセスできる北海道新幹線は遥かに便利です。

 

実際、2022年の年明けに北海道新幹線で札幌へ移動しました。

 

7時過ぎに地元を出て、12時過ぎには新函館北斗に到着できました。

そのまま函館に出たとしても13時前後には陸路でも函館入りできそうです。

 

 

 
乗り換え時間もちょうどよいですね。
 

 
函館での滞在時間を2時間ほどとするとやはり五稜郭公園あたりに行くのなら問題なさそうです。

 

 
当時はそのまま苫小牧まで出て泊まったのですが、翌日のスケジュールは当時と大幅な変更を余儀なくされるので、まずは札幌まで出ての宿泊がよさそうです。

 

 

第2日 苫小牧~襟裳岬~苫小牧~札幌~釧路(夜行)

 

⓶5月24日(月)

 

 07:30 ホテルチェックアウト

 

08:05 苫小牧…(日高本線/様似行き)…11:19 様似

11:35 様似駅前BS…(JRバス)…

12:33 えりも岬BS

 

 えりも岬観光センター/昼食 12:35-55

 ~襟裳岬灯台~襟裳岬展望台~襟裳岬風の館

 

13:35 えりも岬BS…(JRバス)…

14:25 様似駅前BS

14:30 様似駅前…(タクシー)…14:35 様似等澍院

 

 様似等澍院<蝦夷三官寺>

 

14:45…(タクシー)…14:50 観音山公園展望台

~住吉神社

15:40…(タクシー)…15:45 様似駅前

16:30 様似…(日高本線)…17:56 静内 ※35分停車

静内駅前~シャンティホース(土産物店)~静内駅前

18:31 静内…(日高本線)…20:01 苫小牧

苫小牧駅前~びっくりドンキー/夕食 20:10-50

21:04 苫小牧

 …(室蘭本線~千歳線~函館本線/北斗19号)…21:50 札幌

さっぽろ…(地下鉄南北線)…大通~大通公園~

大通…(地下鉄南北線)…さっぽろ

23:00 札幌

 …(函館本線~千歳線~石勝線~根室本線/おおぞら13号)

 …釧路 [車中泊寝台]

 

二日目は苫小牧始発の日高本線に乗って終点様似を目指し、そこから路線バスで襟裳岬に11時過ぎに着いていますが、日高本線そのものが高波の被害に遭ってわずか30キロ先の鵡川駅以南が廃線となってしまいました。

 

鉄路経由で公共交通機関で襟裳岬に行くためには、札幌からの高速バスや苫小牧からの特急バスなどを利用するしかなく、実際の運行ダイヤを調べると一日で苫小牧から往復するのは難しそうです。

 

残念ながらこの先の日程を考慮して襟裳岬は断念、別途日程にて移動するにしても、札幌発の高速バスでも夕方にえりも入りのようで、えりもで一泊しないと戻れないらしい。

 

札幌起点に早朝から動いてバスを細かく乗り継いで襟裳岬に着くのが14時、折り返しのバスが20分後なので、そのまま戻れば20時20分には札幌というルートがあるにはありますが、バス停から歩いて襟裳岬の滞在時間は実質10分そこそこかもしれません。

 

さらに当時はその夜に札幌始発の寝台特急おおぞらで釧路に向かったわけですが、現在は道内の寝台特急は廃止され、札幌から夜行バスで移動するか、朝一番の特急おおぞらで11時過ぎの釧路着しか手段はなさそうです。

 

できるだけ当時のスケジュールを再現するとなると、ここでの選択肢として札幌から夜行の高速バスで釧路に移動するルートがありました。

 

 

 

第3日 釧路~根室~納沙布岬~根室~厚岸~釧路

 

③5月25日(火)

 

 釧路(着) 05:50

06:04 釧路…(根室本線/快速はなさき)… 08:10 根室

08:20 根室駅前BT…(根室交通バス)…

08:57 納沙布岬BS

 

 納沙布岬~望郷の家~四島のかけ橋

 ~レストハウス請望苑

 

09:46 納沙布岬BS…(根室交通バス)…

10:25 根室駅前BT

根室駅前~10:40 清隆寺<千島桜の寺>11:00

 ~マイ・ウイング/昼食 11:05-45

 ~11:50 根室駅前

12:26 根室…(根室本線)…13:58 厚岸

14:05 厚岸駅前BS…(くしろバス)…

14:15 国泰寺BS

 

 国泰寺<蝦夷三官寺>~厚岸町郷土館

 

14:57 厚岸町郷土館…(タクシー)…15:04 厚岸駅前

15:24 厚岸…(根室本線)…16:11 釧路 ※チェックイン

釧路駅前BT…(くしろバス)…生涯学習センター前BS

 幣舞橋~幣舞公園・花時計

 ~釧路フィッシャーマンズワーフ

 EGG~MOO・花ばんや/夕食 18:15-19:15

 ~釧路駅前

 [泊] 釧路東急イン

 
札幌から高速バスを利用することで、出発時間は変わりましたが当時も乗った快速はなさきで根室を目指せます。
 

 
納沙布岬の滞在時間も50分ほどとれそうです。
そのまま根室駅に折り返し次の目的地である厚岸の国泰寺に向かうことになります。
 
 
ただしこのまま行くと厚岸で国泰寺に向かう路線バスまで1時間半のロスが生じます。
そのためにここで昼食をとって時間を潰すということになりそうです。
 
 
あるいは根室で昼食含めてもう少しゆっくりして後続の根室本線で厚岸に出ることもできます。
 
 
この場合は厚岸駅でのバスの乗り継ぎもスムーズになりますし、滞在時間も30分以上とれるので問題はなさそうです。
ただし季節によっては夕刻間近になりますし、拝観等の対応ももしかしたら終わっているかもしれません。
 
 
であるならば12時36分に厚岸に到着して、当時は復路で利用したタクシーで直接国泰寺を目指す。
ただしこの場合帰りのバスを考えると滞在時間が15分程度になるし、もし駅前でタクシーに乗れなかったら元の木阿弥…。
 
 
しかし今度は厚岸で次の釧路行きまで一時間半以上待つことになるので意味はないか。
 
 
 

第4日 釧路~網走~岩見沢~稚内(夜行)

 

④5月26日(水)

ホテル~EGG~幣舞橋~出世坂~幣舞公園

~港文館~ホテル

 08:30 チェックアウト

 

08:47 釧路…(釧網本線/快速しれとこ)…11:45 網走

12:05 網走駅前BS…(網走バス)…12:15 二ツ岩BS

 

 オホーツク水族館

 

13:15 二ツ岩BS…(網走バス)…13:40 天都山BS

 

 展望レストラン流氷/昼食 13:45-14:20

 オホーツク流氷館 14:40

 ~北海道立北方民族博物館 14:50-15:45

 

15:50 北方民族博物館BS…(網走バス)…

15:57 博物館網走監獄BS

 

 博物館網走監獄

 

16:56 博物館網走監獄BS…(網走バス)…

17:05 網走駅前BS

17:19 網走…(石北本線~函館本線/オホーツク8号)

…20:04 岩見沢…岩見沢駅

22:39 岩見沢…(函館本線~宗谷本線/急行利尻)

…稚内 [車中泊寝台]

 

翌日は朝から釧網本線で一気に網走入りしましたが、ダイヤ的には現行でもほぼ変わりないようです。
 

 
あとは一日網走市内をめぐるわけですが、この時最初に向かったオホーツク水族館は残念ながら2002年に閉館したようです。
クリオネの展示でも知られていたので間に合ってよかったですね。
 
その後は天都山に上がって、オホーツク流氷館や北方民族博物館そして最後に博物館網走監獄などをめぐって網走駅に戻りました。
 
しかしこの後の行程は当時と今では大きく変わります。
まず稚内へ向かうために乗った寝台列車がもう運行されていません。
つまり鉄路で朝一の稚内入りは不可能になってしまいました。
そうなるとこのあとは旭川で一泊ということになります。
 
 
翌朝の始発の宗谷本線で北上するのが一番早いようですが、さすがに普通列車に6時間乗りっぱなしは厳しそう。
 
 
そうなると特急宗谷で北上するのがベストかもしれません。
到着時間も35分程度しか変わりませんし。
 
 
 

第5日 稚内~宗谷岬~稚内~旭川

 

⑤5月27日(木)

 

 稚内(着) 06:00

稚内駅前

~06:20 北防波堤ドーム

~06:40 しおさいプロムナード

~6:55 北門神社

 

07:08 神社前BS…(タクシー)…

07:15 ノシャップ岬

07:28 ノシャップBS…(宗谷バス)…

07:40 稚内駅前BS

08:10 稚内BT…(宗谷バス)…09:00 宗谷岬BS

 

 宗谷岬~柏屋/流氷館

 

09:30 宗谷岬BS…(宗谷バス)…10:24 稚内BT

 稚内市内

10:50 山麓駅…(稚内公演ロープウエイ)…山頂駅

 稚内公演~氷雪の門

11:10…(タクシー)…11:15 稚内駅前

 ひとしの店/昼食 11:20-45~わかい木彫の店

 ~稚内駅

12:57 稚内…(宗谷本線/急行サロベツ)…16:55 旭川

ホテル~旭川ステーションデパート

~ホテル・銀坐/夕食

 [泊] 藤田観光ワシントンホテル旭川

 

旭川から特急で稚内入りが昼過ぎ。

当時のように朝一の到着ではないので稚内市内の散策は時間が限られます。

 

最大の目的は宗谷岬なのでそのまま駅前からバスに乗って移動になります。

 

 

宗谷岬での滞在時間は当時の倍の一時間あります。

 
 

そして駅前に戻ったらもう夕刻となります。

上りの特急までそこそこの時間はあるので北門神社くらいは行けるでしょうが、稚内公園ロープウエイなどは時間的には難しそうです。

 

 

当時は半日稚内にいてその後は旭川に戻ってホテルに泊まりましたが、現在のこのスケジュールだと終点の札幌まで行って泊まるのがよさそうです。

 

 

第6日 旭川~札幌~小樽~室蘭

 

⑥5月28日(金)

ホテル~平和通買物公園~ホテル

 08:00 チェックアウト

 

08:30 旭川…(函館本線/ライラック4号)…10:00 札幌

10:08 さっぽろ…(地下鉄南北線)…10:13 すすきの

 

 玉宝禅寺(豊川稲荷札幌別院) 10:28-37

 ~新栄寺(成田山札幌別院) 10:40-11:00

 ~中央寺 11:10

 

11:18 すすきの…(地下鉄南北線)…11:20 大通

 

 さっぽろテレビ塔 11:30-55~大通公園

 ~時計台 12:05-20

 

12:32 大通…(地下鉄南北線)…12:35 さっぽろ

札幌駅・一番庵/昼食

13:12 札幌…(函館本線/快速エアポート125号)…12:40 小樽

13:52 小樽駅真BT…(北海道中央バス)…

14:00 交通記念館BS

 手稲洞窟保存館 14:03-25

14:32 交通記念館BS…(北海道中央バス)

…14:30 旧ウォール街BS

 

 小樽運河~旧手宮線跡~小樽駅前

15:20 小樽…(函館本線/快速マリンライナー)…15:52 札幌

16:01 札幌

 …(函館本線~千歳線~室蘭本線/すずらん6号)…17:46 室蘭

室蘭駅前~長崎屋~市内

18:36 産業会館前BS…(道南バス)…18:38 室蘭駅前BS

19:10 室蘭…(室蘭本線)…19:25 東室蘭

ホテル・レストラン第一/夕食

 [泊] 室蘭第一ホテル

 

当時は宿泊先の旭川から出発したので札幌着が10時でした。

札幌まで出たついでに早めに市内散策を済ませます。

 

札幌から小樽の函館本線での移動はかなりの本数があるので、早めに小樽に移動してもいいし、札幌でもう少し時間をとっても問題ないでしょう。

 

 
小樽からは予定通り特急すずらんで室蘭を目指します。
当時も札幌駅のコインロッカーに余分な荷物を入れて動きましたが、このスケジュールでも朝のうちにコインロッカーを利用できるので助かります。
 

 
室蘭には夕方到着なのでやはり駅前だけぶらりして東室蘭泊になるでしょう。
 
 

第7日 室蘭~洞爺~有珠山~函館

 

⑦5月29日(土)

 

 08:40 チェックアウト

 

08:55 東室蘭…(室蘭本線/北斗4号)…09:23 洞爺

09:30 洞爺駅前BS…(道南バス)…

09:37 善光寺入口BS

 

 善光寺自然公園

 ~有珠善光寺<蝦夷三官寺> 09:50-10:10

 

10:24 善光寺入口BS…(道南バス)…

10:42 洞爺湖温泉BT

 

 有珠山噴火記念公園~洞爺湖畔

 ~洞爺湖温泉BT/火山科学館

12:00 洞爺湖温泉BT…(道南バス)

…12:14 昭和新山BS

 

 昭和新山~山麓駅

 

12:30 山麓駅…(有珠山ロープウェイ)…

12:36 山頂駅

 

 第一展望台~火口原展望台~有珠山聖観音堂

 ~山頂駅

 

13:00 山頂駅…(有珠山ロープウェイ)…

13:06 山麓駅

13:30 昭和新山BS…(道南バス)…

13:45 洞爺湖温泉BT/昼食

14:10 洞爺湖温泉BT…(道南バス)…

14:25 洞爺駅前BS

 

14:59 洞爺…(室蘭本線~函館本線/北斗14号)…16:45 函館

函館駅・味処いさりび/夕食

17:15 函館駅前…(市電)…17:24 末広町

 

 基坂~17:00 函館市旧イギリス領事館

 ~17:45 旧函館区公会堂

 ~18:05 函館市写真歴史館

 ~函館ハリストス正教会~カトリック元町協会

 ~函館聖ヨハネ教会~18:43 東本願寺函館別院

 ~二十間坂~18:50 日本基督教団函館教会

 ~八幡坂

 

18:58 末広町…(市電)…19:05 函館駅前

19:15 函館駅前BT…(市バス)…

19:37 函館山山頂BT

 

 函館山展望台

 

20:10 山頂駅…(函館山ロープウェイ)…山麓駅

 函館聖ヨハネ教会~函館ハリストス正教会

 ~カトリック元町教会~大三坂

20:35 十字街…(市電)…20:41 函館駅前

21:46 函館

…(函館本線~江差線~海峡線~津軽線/北斗星2号)…青森

…(東北本線/北斗星2号)…大宮

 

 [車中泊寝台/Bソロ]

 

最終日のスケジュールは当時とほぼ同じでしょうが、ひとつだけはっきりしているのは寝台特急北斗星という選択肢がないので、早めに函館を出て北海道新幹線で帰路に就くか、函館で一泊して翌日にゆっくり帰るかの二択です。
 
 
洞爺駅前から道南バスで有珠善光寺を目指すルートは同じ。
 
 
洞爺湖や有珠山及び昭和新山エリアのバスは期間限定運行の路線もあるようなので、ここで詳細を掲載することはやめておきますが、運行しても本数も少ないようなので事前のスケジュールはきちんと調べておいた方がよさそうです。
 
 
函館には夕方に入るのは当時と同じです。
ただし陸路での帰路は新函館北斗に出なくてはならないので、早い時間の函館山ロープウェイを利用するしかなさそうです。
 
現在の地元まで帰れるはやぶさは18時台が最終です。
寝台特急北斗星を使えたあの頃は、19時過ぎに函館山の夜景を見ることができました。
 
 
ということで、一日早く帰宅できることになります。
ただ翌日の日程も考えるならば、2日目に一日かけて襟裳岬まで行くか、最終日に函館泊にして午前中ゆっくり市内を散策してから帰路に就いても明るいうちには帰れるでしょう。
 
 

第8日 (函館)~青森~大宮~前橋

 

⑧5月30日(日)

 

 大宮(着) 08:54 

 

08:58 大宮…(上越新幹線/MAXたにがわ435号)…09:27 高崎

09:38 高崎…(両毛線)…09:52 前橋

 

 


 

さて実際には7泊8日の旅程でしたが、現在のルートで考えると6泊7日でひと回りはできそうです。
 
寝台列車がなくなったこともあって、途中の札幌~釧路間を夜行の高速バスで移動ということにしましたが、やはり鉄路を優先するならば札幌か帯広辺りで一泊して、翌日の特急で釧路に向かうという行程が追加になるので、その後のスケジュールも大きく変わりそうです。
 
北海道内の各路線が次々に廃止になっていく中で何とか間に合った日高本線全線利用は貴重な体験でした。
 

その後空路で北海道に頻繁に上陸することになるのですが、その都度時間があるときはローカル線に乗ったりもしました。

 

石勝線の夕張支線で夕張も行けたし、留萌本選も増毛まで乗れました。

それでも自分が子供の頃にブームになった幸福駅があった広尾線は鉄道旅を始める前には廃止されてしまった。

 

もちろん北海道に限らず、全国各地で在来線の一部が廃線になったり、途中駅がなくなったり、そもそも第三セクター方式が定着し、新幹線路線の延伸の中でJRから切り離されていく路線も増えています。

 

あの時、JRでの北海道一周の旅を思いついて実現できたことはなにものにも代えがたい思い出になったし、一昨年に北海道新幹線で札幌まで行ったことをきっかけに、またあの頃の思い出が甦ってきたりしています。

 

なお当時はフィルムカメラ片手に旅をしていたので、懐かしい写真もたくさんあるのですが、現在使用しているプリンターのスキャナー機能が使えなくなってしまったので、また機会があれば掘り出してみたいと思っています。

 

最後に、1999年時点でこの旅にかかった費用も整理してあったので掲載しておきます。

今ではこんな金額では一週間で北海道一周なんかできないと思います。

 

JRの周遊券やフリーきっぷを便利に使えたあの頃はもう戻ってこないんですね。

 

 乗車券(前橋⇔中小国) 往復割引    \ 19,460

 北海道フリーきっぷ・グリーン車用   \ 34,860

 上越新幹線(高崎⇒大宮)        \ 1,790

 東北新幹線(大宮⇒盛岡) 指定席    \ 5,130

 はつかり指定席(盛岡⇒函館) 乗継割引 \ 1,300

 北斗星Bソロ寝台           \ 9,450

 上越新幹線(大宮⇒高崎) 指定席    \ 2,300

 

旅費                  \ 74,290

 

 苫小牧ニューステーションホテル    \ 6,090

 釧路東急イン             \ 6,800

 藤田観光ワシントンホテル旭川     \ 5,800

 室蘭第一ホテル            \ 6,657

 

 宿泊予約手数料…びゅうプラザ     \ 1,575

 

宿泊費                 \ 26,922