先日、個人が開発・発売した驚きのカメラ、「安原一式」の記事を書きましたが、その続きです。
安原製作所は「一式」の販売後、新作の開発を行いました。
その新作がこれ。
「秋月(あきづき)」です(画像は出典本よりお借りしました)。
前作の「一式」は“ライカのコピー”といえるものでしたが、これは完全オリジナルな「30mm F2.8」の単焦点レンズ固定式のコンパクトカメラ。まさに“スナップカメラ”でした。
2003年(平成15年)末、ようやく販売にはこぎつけたものの既に時代はデジタルに変わっており、このプロジェクトも終焉を迎えました。
これを見ると、現代のカメラではやっぱり。。
富士フイルムの「X100V」
「換算35mmの単焦点レンズ固定式コンパクトデジタルカメラ」であり、そのコンセプトに近いかもしれません。デザインも惹かれます。
自分もシリーズ2作目の「X100S」や前機種の「X100F」を愛用していました。
今はリコーのコンパクトカメラ「GR Ⅲ」をドレスアップして使っています。
例えば、こんな。。
元はこれ。
ボディスーツ(ケース)、ビューファインダー、レンズアダプター、手動開閉レンズキャップなどを装着しています。
このカメラも「換算28mm F2.8、単焦点レンズ固定式」という(デジタルという違いはありますが)「秋月」の仕様に近いものです。
そういう意味では自分にとって、魅力的なカメラは「秋月」ということになるのかもしれません。