“真っ黒いそば” で知られる「音威子府(おといねっぷ)そば」を製造していた畠山製麺が8月をもって業務を終了したとのこと。
残念な知らせです。
1926年(大正15年)創業というから、相当な老舗ですよね。
「音威子府そば」とは。。
このように色の “濃い” そばで。。
茹でると “真っ黒” になります。
このそば、札幌に転勤して早々、近くのスーパーで見つけて買ったのが初めての出会い。
「NHKテレビで広く世に紹介された北海道の名産そば」云々。。って宣伝文句が書いてあり、それにつられて買ってみたのです。
家で食べてみて、正直「こりゃ旨い!」というほどには感動はしませんでしたが、素朴な蕎麦の味わいは感じましたね。
北海道に「音威子府」という村があり(旭川と稚内の中間くらい)、道内でも最も人口の少ない自治体であることもその時知りました。
しばらくして音威子府の駅に「常盤軒」という駅そばがあることを知り、稚内の出張帰りに寄るようになりましたが、その後営業が不定期になり、確か昨年には閉店しちゃったんじゃないかな。。
常盤軒が閉まっている時は。。
近くにあった「一路食堂」で食べたものです。
最近あちこちで閉店・閉業がありますね。
あの “素朴” なそばが食べられなくなるのは、何かさびしい気持ちになります。