本の整理をしていたら。。
こんな雑誌が出てきました。
「Paim Magagine(パームマガジン)」。
発行は2006年(平成18年)の4月のものです。
「Palm」とは。。
現在のスマートフォンの前身となる携帯型端末で、「PDA(Personal Digital Assistant)」と一般に分類されていたもの。
1990年代後半から2000年前半にかけてちょっとした盛り上がり(ブームといえるほどではない…)がありました。
日本ではソニー(「CLIE」という機種をシリーズ化)などが販売していました。
日本版Palmは通信に制限があり、通話もできないものでしたが、それを補って余りある機能(当時としては)がありましたね。
自分もCLIEを何機種か愛用したものです。
このPaim Magagineを買って、ソフト情報を調べてダウンロード、自分好みのPDAを作る楽しみは何ともいえないものでした。
今ではスマートフォンで当たり前のことですが、ガラケー全盛の当時としては希少な機器だったのです。
そのCLIEも前年の2005年には販売終了となっており、実質日本のPalmは姿を消しつつありました。
しかしその3年後には「iPhone」が日本でも発売され、現在に続くスマートフォンの時代が始まるのです。
今になってみれば、当時のPalmは不便なだけの携帯端末かもしれませんが、不便さをコツコツ工夫して“自分だけ”の一台に作り上げていく。
「古き良き Palm」
そんな表現が相応しいものに感じてしまいます。