天皇の祈りとは… | 私のおべんきょうノート(ma-windのブログ)

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何でも自分で調べて、自分で考えよう。
本でもブログ記事でも、丁寧に読み込むことで新たに見えてくることがある。そういうものを少しずつメモしていこう。
分野は多岐にわたります。

 先に祈りや瞑想が重要なんだと書いたが、祈りと言えば、この人を忘れてはいけなかった。そう、天皇である。以前に、昭和天皇が原爆を搭載したB29を祈りの力で消したという話をメモしたけれど…(どの記事に書いたのか…失念)。今上天皇も、もともとそういった霊力をお持ちなのだそうで…。さらに、伯家神道の祝之神事を受けて、日本はまた120年間護られるという。

 そう言えば、ちょうど借りて来ていた保江邦夫著「祈りが護る國 日の本の防人がアラヒトガミを助く」は、まさにそのことが書かれていた。

 

   


 

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 天皇に、伯家神道の祝之神事(はふりのしんじ)をお伝えした人達がその後、令和の時代にはなにをしているのかを、少しお伝えします。

 祝之神事には、国を護るという威力があるのですが、その効力は120年間しか続きません。そこでその120年以内に、次の天皇に受けていただかないといけないのです。

 以前、祝之神事を受けられた明治天皇が亡くなられてから大正陛下も昭和陛下も、いまの上皇様も、祝之神事を受けておられませんでした。

 しかし、120年の期限が来るギリギリのところで、無事に今上陛下にお渡しすることができたのです。

 

中略

 

天皇は現人神になられた。

「新しい賢所の廊下は、歩くと音が出るようになっていて、陛下が渡られるのがわかるように造られているそうです。

 ところがその頃、だんだんと陛下の足音が小さくなっていき、そして、皇居に移られたときには、音がまったくしなくなっていました。

 つまり、陛下は現人神になられた。

 

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 伯家神道の祝之神事、そして、三木家の巫女様のお導きもあり、今上天皇の霊力はますます上昇中の模様…。

 

 でも…、天皇ったって私達と同じ人間でしょ…。そんな力があるのかなぁ…という疑問も当然あると思う。私も最初は半信半疑であった。そこで、竹内文書を読み、古代の天皇たちの波動とつながった周藤氏の記述はとても興味深かった。天皇とはどういうものか…。自分は理解が足りていなかった。古代の天皇たちのことを周藤丞治著「いざ高次元世界へ」から抜粋してまとめた形でメモしてみよう。

 

       

 

 以下にメモすることを理解するために、物質世界、精神世界、生命世界の構造、そして、肉体、幽体、霊体、神体の関係を予めまとめておく。

 

 

・霊体は幽体を、幽体は肉体を包み込むように広がっていて、お互いすべてが繋がっている。

・肉体や幽体を持つ私達人間も、霊体を持っている。幽体とこの霊体が、精神世界における姿形。精神世界の中でも、幽体を持っていられる世界を幽界、霊体でしかいられない世界を霊界。霊界は幽界よりも波動が細かい世界。

・肉体や幽体はいずれ死んでしまうが、霊体は死なずに生き続ける。

・その霊体よりもはるかに細かい波動で造られているのが神体。

・私たち肉体、幽体、霊体を持つ人間も、神体を持っている。

・神体とは、生命そのもの。神体だけがある世界は神界と呼ばれ、これは精神世界を超えた世界。生命そのものが光り輝いている、生命世界。

・この生命世界は精神世界を、神体は霊体を包み込むように広がっていて、お互いにすべてがつながっている。

 

これらを理解したうえで古代の天皇についての記述を読んでみよう。

 

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天神代(7代まで) 

初代:元無極躰主王大御神(もとふみくらいのみのぬしおおみかみ)  (宇宙創成の神)

 天皇ではなく神と呼ぶ。霊体すらお持ちでなかったようだ。姿形という概念すら感じられない、光そのものの生命体があるだけ。この生命体は神体。

 

上古代(25代まで) 

初代:天日豊本葦牙気皇主天皇(あめひのもとあしかびきみぬしてんのう 飛騨に降り立った)

4代:天之御中主天皇(あめのみなかぬしてんのう)

10代:高皇産霊天皇(たかみむすびてんのう)

11代:神皇産霊天皇(かむむすびてんのう)

14代:国之常立天皇(くにとこたちてんのう)

21代:伊邪那岐天皇(いざなぎてんのう)

22代:天疎日向津比売天皇(あまさかりひにむかいつひめてんのう)

    (天照大神のこと)

24代:天仁仁杵天皇(ににぎてんのう)

 

初代は地球に初めて降り立った天皇。ほとんどの天皇は、記紀では高天原にいた神々として描かれている。肉体も幽体もお持ちではなかった。幽体よりもさらに細かい波動でできた霊体というものがあり、それを持って精神世界にいらっしゃった。よって、物質世界からより離れた遠い世界から物質世界の地球を眺めて、統治していた。記紀では、これらの神々がいらしたところを高天原と記している。

天変地異がたびたび起こり、地球が何度も土の海になった時代。

 

イザナギ天皇の時代に天皇が物質世界の地球へと降りていく計画が立てられ、その後実行されていった。いわゆる天孫降臨。記紀ではニニギ神の代で完全に降臨できたように描かれているが、周藤氏は違う印象を持っている。

 

 

不合朝(ふきあえずちょう、73代まで)

初代:鵜草葺不合天皇(ウガヤフキアエズ)

73代:神武天皇

最後期を除いて、不合朝の天皇は肉体を持っていなかった。幽体を持って精神世界にいた

ニニギ天皇の後、不合朝の歴代天皇が少しずつ慎重に幽界をお降りになり、神武天皇でようやく完全に物質世界まで降臨なさったように感じた。記紀では不合朝が省略されているので、その過程が端折られているのかもしれない。

 

神和朝(かむやまとちょう)

初代:神武天皇

126代:今上天皇

肉体を持つ人間天皇の時代

 

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 これらの記述についての真偽はともかく、こういうことの記述のある古文書があり、そこに記述のある天皇たちの残留波動と実際につながってみた人がいる…というのは事実。たった数十年で培っただけの現代人の知識、常識はひとまず横に置いておきたい。

 周藤氏は多くの天皇と波動でつながりながら(これが、また大変な修行だった模様)、上古代の天皇が、まさに今も生きていらっしゃるように感じたという。そして、どなたも個性豊かでありながら、愛そのものの存在に思えたという。周藤氏は天皇についてこのように語っている。

 

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 竹内文書では、天皇は地球人類の中心としての役割を持つとされています。これはしかし、天皇が権力を持つという意味ではないようです。実際、天皇が物質世界で権力を持ったことは、ほとんどありません。天皇とは、精神世界や生命世界に今も生き続ける上古代の天皇や天神代の神と、祭祀を通じて繋がる存在です。地球人類を代表して、物質世界を超えた高次元世界と繋がる存在です。すなわち、神と人間をつなぐ存在なのです。

 そういう存在にこそ、果たし得る役割があります。それは、物質世界におけるあらゆる権力の源泉となることです。、これを「天皇は権力ではなく権威を持つ」などと表現する人もいます。

 竹内文書に基づく修行を通じて物質世界・精神世界・生命世界の仕組みを学んだ私からすると、これは実に理にかなっていると感じられるのです。これらの世界はすべて繋がっています。そして、物質世界のすべては精神世界に、精神世界のすべては生命世界によって生み出され、守られているのです。

 ならば、物質世界におけるすべての権力もまた、精神世界や生命世界によって生み出されるのが自然であるはずです。地球人類を代表してこれらの世界と繋がるのが天皇であるならば、生み出された権力を受け取り、物質世界においてその源泉となる役割を果たし得るのは、天皇だけであるということになります。

 

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 これはすごいことだね。天皇とは地球上で精神世界と繋がる代表となる人なのだ。そして、そういう天皇を抱く日本という国について周藤氏は以下の様に述べている。

 

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 では、そうした天皇という存在が日本にいる意味を、私たち日本人はどう捉えるべきでしょうか。天皇が地球人類の中心であるならば、日本はある意味で地球世界の中心であるはずです。

 しかし、それは日本人が権力を持つべきだという意味ではないでしょう。日本人は天皇を一番近くで支えることになるのですから、地球人類の中で一番よく天皇の役割を理解するべきです。天皇が高次元世界と繋がる存在であることを、よく知るべきです。そして、地球世界のあらゆる権力はその繋がりを通して生み出されるべきであると認識し、地球世界の体制を立て直していく。これこそが日本人が果たす役割であると私は考えてえています。

 

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 天皇がアラヒトガミと呼ばれるのはそういうことだったのか…と、周藤氏の文章を読んで初めてわかった気がした。天皇とは元来、肉体、幽体、霊体すら持たない「神」だったのだ。そして神武天皇以降、肉体を持った人間としての天皇は高次元と繋がる地球の代表という存在なのだ…。

 

 保江先生も日本人は今上天皇の祈りを支えよう…と呼び掛けていらっしゃる。上記著書より抜粋。

 

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 日本にはいまもなお、祈りで国を護る防人がたくさんいます。
 伯家神道や陰陽師、また、神様からのご託宣などでさまざまな努力をしている方々です。
 いま、ロシアはウクライナで戦争をしていますが、大統領がプーチンから代替わりしたら、ひょっとしたら今度は日本に牙を剥いてくるかもしれません。中国も攻めてくるかもしれません。
 そんな中、今上天皇が祈りで、日本や日本国民を護るために力を尽くしてくださっています。
 そのご苦労を少し手も軽減して差し上げようと、霊能力者や神様からの命令が下った人達が活動していますが、それだけではもう足りなくなっています。
 だからこそ、本書を読んでくださる方々に、日々の生活の中で、根拠のない自信を持つことや、なにかの間違いを止めてはいけないことや、やりたいことだけをやることなどについて説明してきました。
 もちろん、いますぐ陛下のお役に立てるわけではないと思いますが、まずは右脳的、直感的な生き方をするのが大事なのです。
 特にいま、世の中の風潮や政府の指導者たちは、我々を行くべきところとは逆方向に向かわせようとしています。それにはできる限り抗って、その手には乗らないことです。
 

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 ちょっとだけ思ったのは、今上天皇は日本人だけではなく、おそらく地球上のすべての生きとし生けるもののために祈っているのではないかな。天皇とはそういう存在なのだ。もちろん、それは日本を護ることにもつながってくる話だけれど…。