前回、片耳だと困ること...のサワリの部分をお話ししました。
同じ”片耳”の方にはわかっていただけると思いますが、両耳健聴の人にはなかなか理解が得られにくい、というか理解は困難でしょうね。
それは、別に責められることでもないので仕方がないのですが、世の中にはそんな人もいることを自然にわかってもらえるようになれば良いなと思います。
”片耳”になってから3年半ほど経ちますが、未だに身近で片耳の方とお会いしたことはありません。統計的にはかなりいらっしゃるはずなのですが、不思議です。
ホントはいるのかもしれませんが、あまり他人には口外されていないのかもしれません。
”片耳の聞こえにくさ”で特徴的なのは、特に人の話し声について、”音”は聞こえているのに、しゃべっている内容が理解できないことです。騒音や雑音があったりと、静かな場所以外では複数の音があたりに満ちているのが普通です。
人は耳が2つあることで、その雑多な音の洪水の中から自分が聞こうとする音や自分に関係ある音を選択して聞き取ることができます。”片耳”だとそんな芸当が簡単にはできません。
耳が聞こえにくいと言うと、やたら大声で話してくれる人がいますが、”音”は伝わっているので、たいていはゆっくり話してくれるだけで理解できるようになるのです。
端的に言うと、”片耳”であることの特徴としては、「音がする方向が分からないこと」、「騒がしい場所での音の識別が難しいこと」、「人がしゃべっている内容が理解しにくいこと」を挙げることができると思います。
つづく...。
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