術後3か月 | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

8月も残すところ僅かになりましたね。

6月の中旬に退院して、7月の下旬から仕事に復帰したわけですが、この時期は一斉休業の無い私の職場では夏休みの交代取得期間でもあり、一週間まるまる出勤というのは稀でした。お蔭様で試運転期間としてはちょうど良く、緩やかに日常生活に馴染んでいくことができたようです。

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さて、5月の下旬の手術からちょうど3か月を経過した今の私の状況です。

手術の創痕(キズあと)は、もちろん痛みなどはありませんが、若干突っ張り感が残っています。指先でつつくと「コンコン」する感じ(?)というのか、何か固い殻が表面にハマっているような感じがします。

 

普段は全く気になりませんが、仕事が終わって「疲れたなぁ」と思った時に指先で触れたりするとちょっとギョッとするほど違和感を覚えることもあります。

以前、手術後の状態をお話ししたときに「ヘルメット感」という表現をしましたが、その感じがまだ少しですが残っています。これは今後すっかりなくなってしまうのかどうなのかはわかりません。

 

右耳は全く聴こえなくなっています。コレは先日の人間ドックの聴力検査でも確認しました。

耳鳴りは術前に比べて大幅に軽減され、ほとんど気にならなくなりました。アブラゼミから鈴虫に変わったぐらい静かです。

めまいやふらつき、頭痛や吐き気などは全然なく、自動車の運転も普通に大丈夫です。

 

【人間ドックにて〜片耳のこと〜】

 

ただ、片耳が聴こえないのは正直言ってかなり不自由を感じます。

話しかけられたことがよく聴き取れないことがしばしばあり、最初のうちは何度も聴き返したりしていましたが、最近はだんだん面倒になり、重要な内容でない限り「聴こえてなくても聴こえているフリ」をすることが多くなりました。その後の「話の文脈」の中で判断するわけです。

そういう時は、内容がわかっていないのに、目一杯ニコニコして頷いたりしていますが、そのうちに見破られるのではないかと恐れています(笑)

【「臨機応変」に】

 

そして、今一番気になっているが「味覚障害」です。

退院後しばらくはそれほど感じていなかったのですが、逆に日常生活に慣れてきて「余裕」ができたからでしょうか。

少し詳しくお話しすると、私の場合は舌の右側、先端の少しうしろから縁に沿って中間部分のあたりにかけて感じる「味覚」がおかしくなっています。

具体的には「しょっぱい」味が「酸っぱく」感じてしまいます。なんか美味しくない。

 

人として生きて行く上で大切な「食事」が十分に楽しめないのは悲しいことです(^^;

脳神経外科の外来では「メチコバール」という薬(ビタミン剤)を処方されていて、毎日朝昼夕食後に服用しているのですが、他には何の治療も無いというのがちょっと物足りないところです。