おせんべいと骨伝導 | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

今日で6月も終わりですね。

1ヶ月間丸々仕事に行かなかったのは、就職以来初めての経験です。ちょっと焦りますね〜遂に1ヶ月経ってしまったのかぁ(^^;
今更ジタバタしてもしょうがないのですが...。
 
 
おせんべいを食べていて、発見したことがあります。
ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したそうですが、私はおせんべいをかじるバリバリという音を聴いて、あることを発見しました‼️
 
これまで何度も言ってますが、私は聴神経腫瘍の摘出手術後右側の耳が失聴しています。
内耳など耳の機能は解剖学的には温存されていますが、内耳でキャッチした音を脳へ伝える為の神経が機能的に切断されています。
したがって、キャッチする音を増幅する為の補聴器は私には役に立ちません。
 
骨伝導も同じです。骨伝導は体内振動を内耳が音として感知するものだからです。
難しい言葉で言うと、骨伝導は外耳や中耳の障害によって起きる「伝音性難聴」には有効ですが、私のように脳へ音声信号を伝える聴神経に障害のある「感音性難聴」には無効なのです。
 
おせんべいを食べる時のバリバリという音。
食べながらよく聴いていると、やっぱり聴こえる左側しか感じることが出来ません。
今までも、理屈では分かっていたのですが、ようやく体感として理解出来ました。こういうことなのかと。
 
哀しい現実ですが、おせんべいを食べながら、「発見」というか、改めて認識した次第です。