今日で入院後15日目、術後12日目を迎えました。
そろそろ病院の外の世界での生活を視野に、今後について真剣に考えなくっちゃいけないなぁと。
ところで、この世で一番大切なモノは何でしょう?
(いきなり来ましたね、深淵な問い(笑))
私は「時間」だと思っています。
金持ちも貧乏人も、幸福な人もそうじゃない人も、威張っている人も威張られている人も、
時間だけは平等に過ぎて行きます。1年365日、1日24時間というのはどんな人にも平等に与えられているのです。
どんな富豪も、例えどれだけお金を積んでも時間だけは買い増すことはできません。
脳天気に幸せな気持ちで過ごしても、陰々滅滅と不幸な気持ちで過ごしても、時間は同じように過ぎて行くのです。人生というのは貴重な「時間」というものを消費しながら前へ前へと、決して後戻りすることなく進んで行くものなのです。
この病気が発覚してからしばらく、私の気持ちはまるで濁流の上に落ちた木の葉のように、くるくると回ったり、沈んだり浮いたりしながら、どこへ向かうのかもわからないまま、それでもどこかへ流れ続けていました。
そして、悩み苦しみながら私が得たものは、この「時間」という感覚です。
うまく説明できませんが、私を苦しみから解放できるのは「その感覚」を本当の意味で自分のものにするしかない、ということでした。
同じく過ぎてゆく時間なら、私は脳天気に生きて行きたい。
命がなくなるその瞬間まで、そんな風に生きられたら最高です(^^)
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