ボーカル音声合成用ソフトになります。
いわゆる「ボカロ」といったほうが伝わりやすいと思いますが、厳密には棲み分けが異なる感じのようです。
ボカロで歌わせてみたいという思いはずっとあった一方でハードルが高いと感じて手が出ずにいたのも事実。
たまたま通りかかった島村楽器でデモ音源が流れていたのと同時に、音声合成ソフトの違いが分かりやすく書かれていたのを見て決心したという次第です。
いつの間にか、ボカロも進化を遂げていて、人っぽさが格段に上がっているということを今さらながら知りました。
そして、操作も簡単になっているらしい。
島村楽器でPro版のスターターパックを購入しました。
パッケージにキャラクターが書いているものもBasic版が付いているので、当初はそちらにしようとしていたのですが、アドバイザーの店員さんにPro版でないと真価を発揮できないと熱弁されて負けた感じです。
実際、使ってみるとPro版で正解だったと思います。
そんな詳しいアドバイザーの方に簡単に使い方のコツも教えてもらいました。
自分の環境でインストールし使用してみると、本当に簡単です。
メロディーを打ち込んで歌詞を当てはめるだけで8割がた完成というのは嘘じゃないです。
※最初は打ち込んだ音が「lalala」ではなく、「ピーピー」としかならず焦ったのですが、適当すぎて音域が高すぎたことが原因でした。。。
音節のバランスや母音と子音のバランス、ビブラートのかけ具合や感情表現の強弱が分かりやすいパラメータで調整でき、自動で良い感じになってくれるのはさすがAIだと思います。
Pro版で良い点の一つとして、AIリテイクがあります。
1音単位で「歌い直し」が出来て、好きなテイクを選べる感じです。
楽器の録音だと何回も弾き直すのは心が折れるのですが、こちらはボタン一つ。
いくらでも調整が出来て沼です。時間が溶けていくのを感じます。
歌声データベースとしてのキャラクターも多いですが「AI」というのがメインの人間っぽいデータベース、「Std」がボカロっぽい音声のデータベースで分かれているようです。
「Std」もコーラスに使うとハマるとのことですが、基本は「AI」の方が使えるのかなという印象。
Cubaseにも普通に連携出来て、Cubaseの画面からプラグインとして呼び出す感じで操作ができます。
ざっくりMIDIデータを作って、歌声はSynthesizer V側に読み込ませてそちらで編集するという方法が主流で早いのかもしれません。アドバイザーの店員さんもあまり連携はしていないとのこと。
歌声合成はこれが初めてで、いわゆる昔ながらのVOCALOIDは使ったことがないのですが、こちらの方が全体的に使いやすいんだろうなと思います。
機械らしさを活かしたい狙いがなければ、現在はSynthesizer V一択なんだろうなという感触。時代は変わってますね。。。
購入して数週間でこの程度のレベルは作れました。
Pro版はフルスペックで使える一式に加え、無料でデータベース「MAI」が付いてきて、さらに好きなキャラクターを一つ選べるクーポンが付いています。
私は「弦巻マキ」を引き換えました。
しかし無料の「MAI」が非常に私好みなので、使っていきたいという気持ち。
それぞれ個性があるので集めたくなってしまいますね。新しい沼を見つけました。