サウンドハウスのヘビーユーザーとしてPLAYTECHの弦を試してみました。
2022年上旬現在、1セット250円、3セット590円という安さです。
安い弦と言えば、3セットで1000円以下が相場です。
FernandesやK-Garageあたりが楽器屋でよく見るレベル、それ以外も楽器屋のプライベートブランド弦なんかもこの価格帯であることが多いです。
しかしこの価格帯は当たり外れが本当に大きく、開封したら少し錆びていたり、変な癖がついて既に死んでいたり、すぐに物凄く錆びたり、ということがそこそこの確率であります。
最初から死んでいない限り、音や弾き心地、チューニングの安定性は「普通」だと思います。
安い弦を張ったという気持ち的に悪く感じる気もしますが、「普通」です。
ただし、死ぬのは早いので、一瞬だけスポット的に使うものとして考えています。
そんな安い弦よりもさらに安い、PLAYTECHの弦です。
安いのに何故かピックが1枚オマケでついているのが謎です。
弾いた感じですが、他の安い弦と遜色ない感覚です。
張りたての頃は本当に「普通」で、少し経つと「安い弦だろうけど、何だったかな」というレベルで、PLAYTECHだとは思わない感じ。
保管環境や季節にもよりますが、錆びるスピードはFernandesより遅いです。
安い弦全般に言えることですが、すぐ錆びるのでしばらく張っておきたい人には不向きです。
1,2週間ごとに替えるし、ブランドにもこだわらないという人にはコスパも良いと思います。
正直、Elixirの方が半年は錆びないのでそっちの方がコスパが良いのではとも思います。
1パック当たりの値段とそのイメージはこんな感じ。
・300~400円台の激安弦:上記格安弦
メーカーによってムラがある、意外と長期間錆びずに持つものもあり、それはコスパ抜群。
・500~600円台:ダダリオ等のメーカーものの定番品
さすがに音は良いような気がする(プラシーボ)。格安弦よりは錆びるのも劣化もゆるやか。
・700~900円台:有名メーカーもののちょっと凝ったシリーズ
意外とこの価格帯は見ないし弾いたこともない。
・1000~1500円台:コーティング系とハイエンド系が入り乱れる激戦区
目に見える劣化のなさはElixirが大正義のライン。それ以外はがっかりするのが怖くて手を出しにくい。高すぎて音質はプラシーボになりそうで評価できない。
ということで、メインはElixir、それ以外はスポット的に格安弦を使いつつ当たりを探している感じですが、PLAYTECH弦はまぁまぁ当たりと言えるラインだと思います。
そして、このPLAYTECH弦についている謎のピックが絶妙に使いやすいのもポイントです。
オーソドックスなトライアングル型ですが、0.8mmですかね。ちょうどいい厚さと固さで非常に使いやすいピックです。
ピックが付いておらず、50円高い「プレミアム弦」(300円)というのもあるので試してみたいですが、もうこれで十分な気もします。