私は「おじさん」がスキ~ ♡  | くじらの南仏プロヴァンス日記
おじさんがスキと言うと、「オマエだっておばさんやん!」とツッコミが入りそうですがw
私は若い頃からおじさんが好きでした。だっておじさんたちは、私がニコニコしているだけで
美味しいモンをごちそうしてくれましたが、若い男はすぐ連れ込むことばかり考えますからね(笑)


おじさんたちは毎日満員通勤電車に揺られ、会社では部下と上司の板挟みになり、
家に帰れば「お父さんの後のお風呂なんて入りたくない!」と娘に煙たがれ、
不器用だから妻への感謝を述べることができず、そのため「亭主元気で留守がイイ♪」などと
言われて、誠にかわいそうだったりしますが、そんなおじさんたちが、戦後の混乱の日本を支え、
ここまで経済大国にし、今の私たちがなんの不自由もなく気ままに過ごせる土台を
つくってくださいました。
そしてそんなおじさんたちに脚光を浴びせたのがこの番組です。






私はこの番組が大好きで、今でも録画した20本くらいをDVDに焼き付けて持っています。

なかでも一番好きなのは冒頭に出てくる「南極越冬隊」のお話かな。
極寒の中ブリザードのため、食料の半分と今まで苦労して集めた研究材料を失ってしまいます。
みんなさすがに腐ってしまい麻雀ばかりしていたそうですが、そんなときリーダーが黙々とたばこの空き缶でブリザードの研究道具を作ります。「そんなんで研究なんかできるんですか?」と
詰め寄られたときに、リーダーが一言。

「とにかくやってみなはれ。
やる前から諦める奴は一番つまらん人間だ」


ジ~ン・・・・。

皆がやる気になったのは言うまでもありません。


もうひとつ、この話にはとてもいいエピソードがあるのですが、
実際番組を見てないと、その感動は伝えられませんw




「プロジェクトX」・・・・・・いい番組でしたね。
おじさんたちがひたむきに夢を追い、悩み、度重なる挫折に苦しみながら一筋の光を見つけていく番組でした。
人間には限りない可能性と、底力があるのだと。