実車試験導入について | 池袋暴走事故 遺族のブログ

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平成31年4月19日、池袋において発生した交通事故。10人が重軽傷を負い、私の最愛の妻と娘の尊い命が奪われました。
再発防止について活動して行きます。
何卒よろしくお願いいたします。

皆様

こんばんは。いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。


この度、一定の違反をした高齢者ドライバーに、実車運転試験の方針との報道がありました。


以下そちらの報道記事です。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20191219-00429178-fnn-soci


こちらの報道に対して私の思うところを本日は記載したいと思います。


・まず前提として、私は地方の高齢者の方にも豊かな生活を送ってほしいと思っています。とはいえ、この超高齢化社会においては何かしらの対策は必要だと思います。

そういった意味では今回の案は大きな一歩だと思っています。

前向きに取り組んでくださっている警察庁の方々には感謝の念しかありません。その上で感じたことです。


・今回の方針を聞いて率直に感じた事。


① 試験に落ちた場合、地方の高齢者の足が無くなるという問題が残ります。

→まだ実施までは猶予があります。国土交通省や関係省庁と連携して地方の足問題も是非取り組んでほしいです。


② 過去三年特定の違反歴のある方に絞り込むことについて。

→今ですら高齢者講習は半年待ちだという現実があり、トレーナーの人員、資金などリソースの問題があると思います。その為、過去3年の事故歴で絞り込まざるを得なかったのかと思います。とはいえ、妻と娘が犠牲になった東池袋事故の加害者は事故歴がありませんでした。また、たまにしか運転しないペーパードライバーは事故を起こす確率も低い。もしリソースの問題であるなら、たとえば運転シュミレーターでのテストなどの検討も出来るのではないかなと個人的には思います。


③ 検査が繰り返し受けられることに関して

→現在行われている認知機能検査も、認知症と判断されなければ、何度でも再受験可能となっています。これについては報道でも何度か問題点を指摘されており、結局、将来的に同じような議論が生まれてしまうのではないかなと感じます。



一筋縄には行かない問題で、私のような素人がどうこう言える立場ではないとは思いますが、一人ひとりの大切な命が守られるために今日はブログを書きました。


今日は12月19日。4月19日からちょうど8カ月の月命日です。

もう妻と娘のような犠牲者が出ないため、決意新たに書きました。


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