国土交通省 斎藤鉄夫 大臣と面会
2月24日、国土交通省 斉藤鉄夫大臣にお会いしてきました。
国土交通省は事故の被害者や遺族のため、「交通事故被害者ノート」を去年12月に作成してくださいました。今回はその御礼と、更なる普及についてお話をさせていただきました。
被害者ノートとは?
私自身が交通事故被害者遺族となった時、本当に何も分かりませんでした。
- 役所への様々な手続き。
- 報道への対応方法。
- 警察への捜査協力のやり方。
- 刑事裁判、民事裁判のこと。
- 自分自身の壊れそうな心との向き合い方。
誰しもが、人生で被害者になる事なんて想定していませんから、これらのことは分からなくて当然です。
私はたまたま「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」と出会い、「被害者ノート」を貰えました。
このノートには、分からないことに対しての対処法や相談先が書いてありました。
このノートに、どれほど救われたか分かりません。出会えていなければ、私は間違いなくもっと悩んでいました。
しかし、これまでの被害者ノートは、有志が作ったもので、ごく一部の被害者や遺族しか手に入れる事が出来ませんでした。
今回は「国」が「交通事故に特化した被害者ノートを使ってくださったこと」が非常に大きな一歩だと思っています。
国が作ってくださったことにより、
- より多くの全国の被害者等に、より迅速に手元に届けられるようになり得る。
- 交通事故に特化したものになったので、より分かりやすくなった。
というメリットがあるからです。
その事について、斎藤大臣に心からお礼をさせていただきました。
斎藤大臣からは、被害者ノートがより多くの被害者等に迅速に届くよう尽力してくださるとのお言葉をいただきました。とても暖かいお人柄でした。
従来の被害者ノートは、あいの会代表の小沢が考案したものです。
「誰かを救いたい、見えぬ誰かが1人で苦しまないで欲しい」という願いを込めて作ったそうです。
今回、国土交通省が交通事故被害者ノート作るにあたって、当会の小沢樹里代表も参加させていただき、丁寧に当事者の意見を聞いてくださいました。
その点につきましても心から感謝しております。
多くの交通事故被害者や遺族の救いに繋がりますように。
被害者ノートはダウンロードも出来ます
国土交通省のホームページから、PDFでダウンロードも出来ますのでご紹介します。