中学生が書類送検された件について。
また別の殺害予告や業務妨害が来ていますが、粛々と対応していきます。
また、「中学生相手に厳しすぎるのではないか」というご批判もいただきました。
少年事件は大人の裁判や刑罰とは異なり、「少年の健全な成長」が目的とされます。今回の件も、彼女の精神的成長や救済につながる可能性が高い。そのため被害届は取り下げませんでした。
彼女がネット上でのトラブルを起こした事は今回の殺害予告だけではないそうです。それを踏まえると、ご家族だけでは彼女を支えきれない状況にあるのではないかと感じました。だからこそ、社会全体で彼女を受け止め、支え、成長を促すことが必要だと考えました。被害届を取り下げると、むしろ機会を奪ってしまうかもしれません。
9月11日に殺害予告を受け、1ヶ月間外出できないほどの恐怖と不安に苦しみました。その後、加害者が中学生だと知り、非常に悩みました。亡くなった娘の顔が何度も浮かびました。
彼女が「家族が亡くなって悲しいか?辛いなら私が代わりに殺してあげようか。」といった言葉を発した背景には、何か深い問題があるかもしれません。この経験を通じて適切な支援に繋がり、問題と向き合い、より良い人生に繋がる機会になればと思います。これ以上大きな過ちを犯す前に。これが、顔も名前も知らない彼女への、私なりの唯一出来る愛の形だと考えています。
少年事件は秘密主義で、完璧に少年を守るための法律になっています。それを否定するつもりはありません。しかし、被害者であっても全く情報を知ることができない特性ですから、彼女が今後どのような審判を受け、どのように支援につながっていき、どのような人生を歩むのかは分からず、相手側の弁護士が私たちに伝えてくれるほかありません。相手側の弁護士にお願いをしなければならない特性が少年事件にはあります。この点において、少年による凶悪犯罪の被害者やご遺族は大変苦しむものだろうと思います。
殺害予告をした女の子へ。
私への殺害予告ならび、妻と娘へ向けた言葉は私の心からは消えません。だから取り下げません。
辛いこともあると思いますが、あなた以外の人たちも、画面の向こうにいる誰かも、みんな心と命がある人間です。適切な支援に繋がり、気づきを経て、あなたの人生がより良いものになるよう祈っています。
私を含め、誰かを傷つける言葉の重みや、支え合う社会の重要性について考えるきっかけになればと思います。