天皇誕生日に想う、陛下と日本。 | こころ、デトックス

こころ、デトックス

自傷癖国家日本。絶滅危惧種日本人。

天皇陛下75歳の御誕生日おめでとうございます。


私は特に天皇信奉者ではないが、日ごろのおやさしい眼差しの陛下ご夫妻の様子は”なんとなく和らぐ”というような気持ちになる。 そういう気持ちになる人々が大多数のはずで、それこそが脈々と受け継がれてきた皇室だけの余人には持ち得ない、言葉で表現できない悠久のものである。


キリスト教や、イスラム教などのような圧倒的な精神的支柱(宗教)のないわが国にとっては”心安らぐ”天皇の存在は、政治や思想的屁理屈を超えたところの存在として素直に敬えばいいと思う。


最近の週刊誌などは、毎週タレントのスキャンダル同様の”皇室報道”が紙面に踊っているが、プライバシーや心のうちを無視した”いじめ”にもにた行為でへどが出るほど嫌悪する。 天皇一家の精神的、肉体的苦痛を思いやることさえできない、週刊誌の売らんかな........に読者は癖々している,,,,,,売れなくなって当然。


ジャーナリズムの偏狭とも思える思想による、一方的(人々に訴える手段)報道は日本人の大事なものを失わせる気がしてならない。


国旗(日の丸)や国歌(君が代)に無用の解釈を加え攻撃する、庶民感覚から乖離した行動も同様であるが、

戦後、象徴天皇として「開かれた皇室」の声が多くなり、反皇室報道が知識人の正義とでも勘違いした興味本位の無責任報道は目に余る。 日本人の精神の荒廃はどこまで進むのだろうか。


戦後の天皇陛下(皇室)の生き方は日本国そのものの歩みと重なる。

戦争責任などの過去の過ちをひたすら反省し、平和に努め、国際的信用回復に努力し続けている。

しかしながら、歴史認識などが事あるごとに政治的カードとして利用され、何より”日本国自身の自傷体質”が新しい未来への飛躍を阻害しているような気がしてならない。


出所を待つ「模範囚」か、執行猶予中の犯罪者のように ..................... 。


天皇陛下75歳 経済悪化憂慮、英知結集願い

2008.12.23 07:07 産経ニュース
こころ、デトックス-天皇誕生日

 天皇陛下は23日、75歳の誕生日を迎えられた。今月に入ってストレスが原因とみられる胃腸の炎症が確認されたため、ご負担を考慮して例年行われていた記者会見は行われず、代わって誕生日に際してのご感想が文書で公表された。


 この中で陛下は、ご体調について「ひところに比べて、良くなってきているように感じています」と述べられた。一方、世界的な金融危機に端を発した最近の経済状況

の悪化について憂慮、国民の英知を結集して困難を乗り越えるよう願われた。


 宮内庁によると、陛下がこの1年で国事行為に関する書類に署名、捺印(なついん)された件数は1074件にも上った。公務で訪問された地方は8府県、17市町だった。海外へのご訪問はなかったが、5月には中国の胡錦濤国家主席を、11月にはスペインのフアン・カルロス国王を国賓として迎え、宮中晩餐(ばんさん)会を催された。


 ハゼ類の分類に関するご研究も続けられており、最新の論文が31日に発行予定のオランダの国際遺伝学雑誌「ジーン」に掲載される。


 1) しばらくの間は、日程を軽くするようにとの医師の勧めに沿って、今回は、記者会見を取りやめることになりました。私の健康について人々が心配してくれていることに感謝します。最近は、体調もひところに比べて、良くなってきているように感じています。


 2) 今年は、日本に上陸した台風は一つもなく、天候に恵まれ、農作物もおおむね良い収穫が得られたことは喜ばしいことでした。それでも、全国各地で局地的な大雨が発生し、また、六月には岩手・宮城内陸地震が、七月には岩手県北部を震源とする地震が発生しました。これらの災害で、死者や住宅の損壊などの被害が生じたことは痛ましいことでした。岩手・宮城内陸地震の被災者が、冬を迎えて仮設住宅住まいを余儀なくされていることを案じています。

 また、河川や下水道の急激な増水によって多くの人命が失われたことも、痛ましいことでした。


 3) 今年は、北京でオリンピック競技大会とパラリンピック競技大会が開催されましたが、それぞれの大会での日本選手の活躍振りは、心に残っております。
 また、南部陽一郎博士、小林誠博士、益川敏英博士の三名の方がノーベル物理学賞を、下村脩博士がノーベル化学賞を受賞したことも、喜ばしいことでした。

 どちらも、多くの人々に明るい気持ちと励ましを与えたことと思います。


 四年前に新潟県中越地震の被災地を訪れた際には、ヘリコプターで上空から視察することしかできなかった旧山古志村を九月に訪れましたが、復興が進み、闘牛や錦鯉の養殖などが再開されていることを心強く思いました。


 4) 昨今、私や家族の健康のことで、国民に心配をかけていることを心苦しく思います。私も、健康に問題がないとは言えませんが、医師の注意を守り、これからも国と国民のため、また、より良き皇室の姿を求めて務めていきたいと考えています。皇太子妃が病気の今、家族が皆で、支えていくのは当然のことです。私も、皇后も、将来重い立場に立つ皇太子、皇太子妃の健康を願いつつ、二人の力になっていきたいと願っています。


 5) 世界的な金融危機に端を発して、現在多くの国々が深刻な経済危機に直面しており、我が国においても、経済の悪化に伴い多くの国民が困難な状況に置かれていることを案じています。働きたい人々が働く機会を持ち得ないという事態に心が痛みます。



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