お教室の受講生で前にブログで私が縫って見せる時のミシンの音を耳コピして縫いを習得するのに驚いたと書いた事があるのですが、先日その受講生がオーケストラのコンサートマスターを務めるためのドレスをスパンコールの生地で縫い上げたのです。
上の写真は、そのコンサートにお教室の彼女と顔見知りメンバーと一緒に行ってきた時の写真です。
コンマスの彼女の演奏姿もさることながら貫禄にカッコよさの演出をドレスが手助けしていて素敵でした。
基本的に私は既製服縫いを教えているのですが、研究科ではドレスの仕様も教えています。
今回オリジナルのこのドレスはお教室の他の子達も見たいと言うので当人に許可を頂いたので、ブログに書かせて頂きます。
この生地をここまで縫えるようになって私も本当に嬉しいです。
オーガンジに刺繡とスパンコールがついている生地に写真では判り難いですが銀糸でシルバーに光る落ち感のあるもので外の刺繡を際立たせる生地を選びました。
さらにキュプラのサップを即裏仕様で縫い上げたのです。
オーガンジーの軽やかさを出すのに肩線、衿ぐり、袖ぐり、ファスナー部分は裏うち仕様で仕上げ裾に向かってはフラシ仕様です。
ファスナー下もフラシ仕様です。
オーガンジーは切り込みを入れられないのでシルバーの生地の縫い止まりを少し下げてオーガンジーをまたがせて下側をフラシ仕様にしています。
綺麗にファスナーを縫えています。
この生地でもマチ針を使わずにファスナー付けを出来るようになっていました。
シルエットも綺麗に出て、これだけ縫えたら十二分です。
スパンコール生地は縫う箇所のスパンをカットするところからはじまるので時間を要して大変だったと思うのですがよく頑張りました。
これは私の仕事で全容はお出し出来ないのですが、裾にボーンが入ってトレーンを引いたデザインのスパンのドレスです。
別布でボーンをくるんで、それが動かないようにまつって、裏地をトレーンの途中で離れないように止め脇線を中綴じして裾上げ兼裏地を様子を見ながらとめ付けるのにマチ針を使っています。
この沢山のマチ針は受講生が柄合わせの時も貸しだすマチ針です。
綿をキルト芯でくるんで止め、ケースにGクリアで貼り付けます。
ひと升にマチ針3本で30本が一目で判るようになっています。
昨日も丈切りをしていた子が使っていたのですが
「先生、1本ない!」って
柔らかい生地だったので外れて床に落ちていたのですが、ちゃんと30本で返却できてました。
スパンコールの生地も上のボーンを入れている写真などピンがどこに刺さっているか判らないくらいでピンを残しやすい素材です。
そんな生地を扱う時にお薦めの針管理方法なので真似してみてね。
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