今日は先日の続きシームポケットの縫い方2個目の仕様(割仕様)を書いていきます。
私は基本、シームポケットはこの縫い方で縫います。
◎仕上がりはポケット口で袋布を5mm控えてポケット口に5mmのステッチ仕様の場合
①割仕様のシームポケットの場合、前後の明き部分のノッチ1cm越えるように伸び止めテープを貼ります。
②脇線、袋布、向う布にロックミシンを縫います。
③脇線を中表でポケット口を縫わない様に飛ばして縫います。
④袋布を前本体に縫います。
注意=今回は袋布と向う布が同じ大きさのパターンです。
その場合は袋布を脇線から1cm出して5mmで縫います。
(この縫いサンプルは80%に縮小しているので縫い代1cmで縫ってなくてっわかり難くてごめんなさい)
既製服の場合はこの工程を見込んで、元から袋布が1cm小さいパターンで来る事も多いです。
注意=ポケット口で袋布を5mm控えず毛抜き合わせであれば裁ち端を揃えて縫ってOKです。
⑤向う布を本体後ろに1cmで縫います。
ポイント=縫う時ノッチに合わせるのではなく、袋布の高さに揃えるようにします。
そして、後ろ本体の方から本体の上下縫いの間を縫うようにします。
⑥ポケット口に5mmのステッチを縫います。
⑦袋周りを縫います。
ポイント=シームポケットは脇線に作る事が多く口が開きやすいです。
なので袋周りを縫う時は口が1mm位重なる様にピンを止めて縫うと出来上がりでちょうど良くなります。
注意=袋周りを縫う時は必ず袋布を見て縫います。
そして、この時に袋布と向う布がズレていたら合わせるように生地をカットしてから縫って下さい。
⑧ポケット周りにロックミシンをかけます。
⑨向う布端を脇線の後ろ側縫い代にコバステッチで止めます。
完成です。
実際は上下のポケット口に閂ミシンが入ります。
結果=仕上がりは薄く出来て、袋布をポケット口から控えて縫う事が出来ます。
なので、生地は中肉から厚手に向いています。
そして、切り込みを入れないのでほつれやすい生地にもおすすめです。
次は片倒し仕様のシームポケットを書きます。
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