桜の開花の声が聞こえてくる季節になりました。
ブログも更新しなければ忘れられてしまうかと思う気持ちがあり、いつもパソコンで書いているブログもスマホで書ければ少しは更新頻度をあげられるのかと、この記事も最初はスマホでチャレンジ!今一歩使い方に慣れず、日付を見ると2月22日ほぼ一ヵ月が経過している…。
今日はお墓参りや何やかや家での予定があって仕事を持ち帰らなかったおかげ今パソコンの前に久しぶりに座れています。
前置きが長くなりましたが、お陰様でヒロアミー洋裁教室2月からの新規のステップ1のクラスは満席になりました。
そんな新規の受講生さんからの質問です。
『先生パターン(型紙)をカットするのに切る線はどこで切れば良いのですか?』
切る線?
たまたま広げていたのが3Lの型紙ですが、これを切る場合は線の真上なのか?内側なのか?外側なのか?と言う事らしいのです。
その様な事に悩むのか?と思っていたところ、他の受講生さんも『私もいつも悩む』と言うのです。
アパレル業界ではプロッターでミシン目が入っているパターンを使用するのでちょっと違ってきますが、今日はミシン目が無いパターン(型紙)を切る場合のお話です。
既製服を縫う時の基準が解れば答えは明確なのです。
(o^-')b 答えは線の外側です。
その理由は・・・。
既製服を縫う時もしかりですが縫い上がりが寸法より小さく仕上がっている場合は検品でもひっかかりやすく、クレーム対象にもなりやすいのです。
それは女性の心理が関わってきます。表示寸法よりほんの少し大きく仕上がっている洋服を着られたお客様と表示寸法より少し小さく仕上がっている洋服を着たお客様がいるとしましょう。
先の方は 『あら痩せたかしら?』 そのまま着用
後の方は 『え~太った!』と洋服のサイズを測ってみます。そうすると表示サイズより小さい!メーカーにクレーム→返品など
こんな違いが出る女性の心理も影響し、さらに生地は縫う事で縫い縮みが起こりやすいためパターンの線は1ミリに満たない内側と外側の違いでも【塵も積もれば山となる】で外側を切るのが基本です。
さらに私達は縫い代どおりに縫はないのです。既製服の仕上がり寸法許容範囲は0.5cm以内に収めなくてはならないので・・・・。
生地の厚み分で取られる事を想定し、1cm縫い代は9ミリから9.5ミリ、1.5cm縫い代は1.4cmか1.45cm生地や箇所によってはもっと削る場合もあるのです。
そんな話も交えつつ上のパターンからステップ2裏無し、前切ポケ、後ろ片玉縁ポケット付きパンツが完成です。
皆がハードルが高いと思い込みの片玉縁ポケットですが縫ってみて思いの他綺麗に縫い上がってポケットの食わず嫌いを卒業出来るかも?いやいや先生が傍にいないと・・・。などいろいろ言っていますがみんな十二分に綺麗に縫い上がっていました。
新規のステップ1の人達も部分縫いを終えて裏無しスカートへ入ってコンシールファスナー付けやベルトのステッチがピンを打たないで縫ったのに今まで一番綺麗に縫えたと喜んでもらっています。
ステップ1の人達は言われるがままに今は縫っている感じですが、ステップ2の人達はピンを打たない事に慣れてきて地の目やねじれが見えたり、ピンを打たない方が綺麗に仕上がる理屈がほんの少しだけど解ってきたと言っています。
どちらの受講生さん達もわいわいがやがやゲラゲラと楽しんで縫ってくれているので、それだけで十二分と上達します。
洋裁は楽しむ事が上達の条件なのです。
ブログの読者様達にも何らかの方法で洋裁の楽しさ、ピン無しで洋服を仕上げるコツ等を伝えることが出来ればと思ってはいるのですが・・・。
その他にも、お教室の新規クラス開設が難しくなってくるので単発のワークショップで部分縫いなどやれればと言う気持ちはあるのですが・・・。
私の忙しさを察して受講生さん達がヒロアミー洋裁教室を紹介してくれているのでリンクを貼らせてもらいます。
私ももう少し皆のためになるような事を書けるように頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。
気まぐれ日記/Ryoko
https://rrhitotoki.exblog.jp/26483517/
課題の袋物
ロザリウム
https://ameblo.jp/rosecoloredview/theme-10064415125.html
起毛ストレッチ素材でスカート
服飾専門学校講師yuka先生のクローズメイキング講座
http://www.komineco.com/?p=9878
新入り目打ち
http://www.komineco.com/?p=9830
必須アイテム紙ヤスリ
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