「こすり絵」の柄作りは小学生の夏休みの自由研究でも前回にかきましたが、そこからの応用で洋服のパターン作り、洋服のパターン(型紙)のパーツの研究となると中学生や家政科の高校生の自由研究でもいけるも・・・。
「こすり絵」 フロッタージュの前回のブログのリンクを貼っておきますね。
シーチングを前身頃の大きさに裂いたものに縦地、横地で糸抜きもしくは線を引いたものを用意します。
それをのせて鉛筆でこすります。
シーチングを置くとき洋服の地の目とシーチングの地の目を同じになるように置きます。
ダーツの位置、ボタンホールの位置などもくっきりと写し取れます。
ここではダーツは縫われているのでそこを開いて型紙を作らないといけません。
ダーツ位置に鋏を入れて開きます。 そうすると胸横に皺になります。
そこにも切り込みを入れるとダーツを開いた分重なります。
でも、それだと脇線の長さが後ろ身頃と合わなくなってしまいますよね。
それにはダーツ上を横に開いて重ならないようにします。
これを紙に写して縫い代をつければ前身頃のパターンが完成です。
この方法で全部のパーツをこすっていきます。
そうするとダーツなどの立体的にする部分の仕様や見返しなどの縫い代や端の始末の仕様なども
理解し確認することができます。
こすってパーツを写すのが大変なのは袖ですが、ギャザー分量ははじめにメジャーで袖口分量を測って
袖ぐりのカーブは前後ろで半分ずつ写しとります。
ここから袖のイセ分量までは地の目を追って判明させるのは困難なので、このブラウスの袖のイセ分量だったら前で0.5後ろで0.7くらいと目安をつけて袖のパターンを引いていきます。
洋服ってデザインなどは見ても、意外とどのようなパーツでできているか、縫い代の始末はどうされているかなど、ファッションの専門学校生でも見ていないくらいです。
夏休みの自由研究に、こんな方法で自分のお気に入りの洋服の構造を研究するというのはいかがですか?
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