どの洋裁の本にも掲載されているミシンの基礎縫い!
それを縫い代幅と関連して考えたことがありますか?
数回に分けて既製服の仕様からみた縫い代と基礎縫いの関係を説明していきます。
既製服の縫製の場合、パーツごとの場所でそこの縫い代はどのような仕様で縫い仕上げるか明記されていす。
もしくは別シートで縫い代の仕様が表にされてついてきます。(例 脇=1cmロック後ろ片倒しetc)
基礎縫いミシン編 1
ロック割り仕様 (縫い代幅=1.5cm)
注意 このときにロックのメスで縫い代をカットしてしまうと仕上がり寸法が変わってしまうのでロックに慣れない人はベビーロックなどはメスを使わないようにできるのでカットなしでかけると良いと思います。
ただ、ロックを使い慣れたら裁ち端のポソポソした部分のみメスを使ってカットしていけるようになると、より綺麗な仕上がりになります。
注意 既製服は生地に線を書くことは無いので縫い代幅は正確に裁断し、正確に縫っていきます。
洋服などで縦の縫い目が4箇所あった場合、もし1箇所で2ミリ違う幅で縫うとそこだけで4ミリ全体1cm6mm寸法が変わってしまうことになって検品に通りません。
ミシンに付けられるステッチ定規を使用するか、家庭用のミシンなどでステッチ定規がついていないものは、写真の黄色の紙が見えますか?写真をクリックすると大きな画面になるので確認下さい。これは仮接着の付箋みたいなテープなのですが、それにcmを書いたものです。このようなものをミシンに貼って案内に縫ってみて下さい。
注意 ロック割り仕様は比較的厚めの生地で1枚仕立てのジャケットや裏付きのスカートなどの仕様に使われます。ウール地などは”あたり”と呼ばれる縫い代もしくはロックの形がアイロンで表側にあととして付いてしまうのです。その”あたり”が付かないようにアイロンをかけなければいけません。
このようにアイロンの”あたり”解消ペーパーを使用してアイロンをかけます。
全く洋裁を知らない人だと、この解消ペーパーも見たこtが無いですよね。
もしくは、この写真のように馬やアイロン台の角を使ってアイロンの先でかけ、割る部分のみにアイロンがあたるように(ロックの上にはアイロンがのらないように!)かけます。
縫うことよりアイロンの方が難しいのですよね。今日は基礎縫いの説明なのでアイロンのコツはあらためて・・・。
ロック割り仕様のまとめ
・縫い代が少なくても縫い代が起きてきて安定しないため1cmから1.5cmが妥当なところです。
この1cmか1.5cmかの違いは、その部分が直線に近い線かカーブが強い線かによって決まってきます。
一般的に直線的なデザインは1.5cmカーブが強いデザインは1cmから1.2cmのようになります。
・割り仕様はアイロンの”あたり”に意識を置くようにしてください。
次回はロックコバST割り使用の説明をします。
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