文化財のようなレトロな空間で蕎麦前を楽しむ
JR函館本線旭川駅から歩くこと約7分。
旭川の飲み屋街の中心は3条6丁目。
その通称サンロクの3条6丁目交差点角に老舗蕎麦屋(は満長 本店)がある。
創業は昭和4年【1929】。
外観だけでなく、店内のレトロな空間も特筆に値する。
高い天井の梁、テーブルや椅子は客の肘で磨かれて白い。
店の歴史の重みがしっかりただよう。
そんな懐古空間で味わえるのは和中を織りまぜた何ともつかみどころのない料理。
看板メニューの「ざる」をはじめ、「ラーメン」「うな丼」「牛丼」など食堂を思わせる料理もあれば、「おでん」や「出し巻き玉子」「板わさ盛り合わせ」などといった酒肴も揃う。
言ってみれば蕎麦屋兼食堂である。
蕎麦をたぐる前に一杯やるのを「蕎麦前」と言う。
まずは蕎麦焼酎「そば湯割」だ。
クイー……。
ああうまい。
届いた白い蕎麦は一名御前蕎麦と呼ばれ色の白さ、淡白な風味の飽きのこない蕎麦だ。
ざる847円
かしわぬき「かしわスープ」931円
野菜天丼969円
牛丼1113円
蕎麦焼酎「そば湯割」297円
瓶ビール「エビスビール」726円
「営業時間11:30～13:30・16:00～翌1:30/日休」