有楽町 新日の基 | 日本の酒場をゆく

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ガード下の大箱大衆居酒屋の魅力ew_icon_a401_2023120617184059e.gif
JR山手線有楽町駅から徒歩約2分、ガード下に(新日の基)がある。
軒先にドカッと積まれたビールケースと屋号が書かれた赤提灯が目印。
ここは家路に就こうとするサラリーマンにとって、横目でやり過ごせない駅前の要塞のような居酒屋だ。
テーブル席が整然と並んだ店内は、1階と2階をあわせると160人ほど座れる。
ガード下としてはかなりの大箱。
カウンターのない、食堂の雰囲気を残した居心地は数人や大勢で来るのに恰好だ。
しかも、有楽町という立地もあってか、どこを見ても背広、背広、背広。
熱気に満ちた店内は、まさにオヤジたちの楽園と化している。
隣のグループ客は新聞社の社員のようだ。
編集作業が終わったらしい高揚した顔で、活発に談論しながら飲んでいる光景はよいものだ。
携帯電話が入り、上着を手に急いで社に戻る。
東京の町も世情もどんどん変わるが、居酒屋で酒を飲んで社会を語り、権力に抵抗するブンヤ魂は昔のままであってほしいと思った。
注意ホッケ干物650円
天然平目850円
白子ポンズ850円
エビ塩焼950円
薩摩小鶴「芋」550円
サッポロ 赤星 大瓶770円
「営業時間17:00~23:30/日休」