立石のディープな酒場
昭和レトロな飲み屋街として、酒飲みならもはや知らぬ者はいないであろう葛飾区・立石。
古き良き風情を残す酒場が、駅前の立石仲見世商店街や再開発が迫る呑んべ横丁に点在する。
京成押上線京成立石駅から徒歩約2分。
惣菜店などが軒を連ねる「立石仲見世」で、昼過ぎから酒が飲める(鳥勝)がある。
透明ビニールの風避けを分けて入ると年配の主人が一人カウンターに立っていた。
品書きには大衆酒場の定番が並び、料理は180円から、酒も320円からと懐にやさしい。
一息つき店内を見まわした。
すすけた天井、柱、壁、すべて昔のままだ。
中年以上の男ばかりの客は、皆さんグレーの作業着だ。
はっ、と気づき横を向くと隣の客があわててそっぽを向いた。
新参者の行動を注視していたらしい。
ヘンな野郎が来たぜと思っているのだろう。
店は夜遅くまで働く人のために深夜まで営業。
再開発が進むなか、開店から20年以上変わらぬ風情をたたえている。
モロキュー180円
タタキキューリ180円
ウインナー300円
シューマイ300円
レモンサワー320円
ビール大ビン「スーパードライ」530円
「営業時間14:00～翌2:00/木休」