25.6.10(火)
観光ホテルでの朝食後、8:50 この日の旧街道歩き開始。
↑この日歩いたルートと写真など
印刷して持ち歩いた白黒地図はこちら
9:00 コンビニでおにぎりと麦茶を購入。事前に調べたらこのコンビニの前に「森の越」バス停があるはずだったが、現地にバス停はなかった。帰りの路線バスでも案内放送がなかったので、どうやら廃止されたようだ。
9:10 住宅地の中の旧道跡らしき道へ入りかけたら、近くにいた人から、行き止まりだし熊も目撃されているから、現国道を歩いたほうがいい。と言われて引き返した。

熊出没注意
そのすぐ先に「熊出没注意」の真新しい表示があった。

神滝
9:40 国道脇に神滝という滝があったので立ち寄った。

カワシンジュガイ採捕禁止
9:45 国道の旧道に入った直後、「カワシンジュガイ採捕禁止」という表示があった。帰宅後に検索したら、淡水性真珠が採れる他、螺鈿の材料にもなるそうだ。

石灰岩の露頭?
国道旧道の途中には石灰岩の落石があり、川の中には石灰岩らしき白い岩の露頭が見えた。やはりこのあたりは石灰岩が多いな。
10:20 旧街道が川から離れて峠へ迂回している区間に差しかかったら、砂防ダムで遮られているようだった。ここは現国道を進んだ。

道の駅でジェラート
10:40 道の駅「いわいずみ」に到着。トイレを借りた後、ジェラートで涼を取った。

気温29℃
道の駅の前には気温29℃の電光表示。もうじき梅雨入りだろうな。

岩泉球場
道の駅の隣には楽天イーグルス岩泉球場があった。イースタンの試合が開催されることもあるそうだ。
11:40 カワシンジュガイ採捕禁止の表示をまた見かけた。

台風10号洪水浸水深
12:27 2016年の台風10号洪水での浸水位置を示す表示があった。この洪水のニュースはよく覚えている。観測史上初めて東北の太平洋側から台風が上陸し、ここ小本川が氾濫して、近くの乙茂地区にあった高齢者グループホームで入所者9人が死亡した。この事故により、「避難準備」情報が「高齢者等避難」と名称変更されることになった。

岩泉町PRキャラ 龍チャン
12:45 生コン工場の塔に、岩泉町PRキャラ龍チャンが描かれていた。

過去の津波浸水区間
13:40 小本の町の手前に、盛岡から97kmを表すキロポト。その先には過去の津波浸水区間の表示。小本の町に入り、中野の古碑群の前を通ったら、横積みにされている石碑もあった。

つるべ井戸
13:56 つるべ井戸とその解説の前を通過。

琺瑯看板 煙草小賣所
つるべ井戸のすぐ先には「煙草小賣所」の琺瑯看板を掲げた元商店があった。書体からみて戦前の看板かな。
元商店の先、岩手中野バス停に到着。旧小本街道の終点がどこかは定かでないが、『小本街道:岩手県「歴史の道」調査報告 岩手県文化財調査報告書第六十六集』(岩手県教育委員会 昭和56年)の地図では、このあたりで旧街道が終わっている。このあたりが小本の中心部だったのかな。ここでゴールとしよう。
旧街道を引き返し、14:05 岩泉町役場小本支所に到着。歩き始めから 20.0km,30,575歩。この支所は三陸鉄道岩泉小本駅と繋がっている。数年前のJR岩泉線の廃止により、岩泉町唯一の鉄道駅となり、駅名も小本駅から岩泉小本駅に改称された。
支所には東日本大震災による津波や、近隣で採掘された化石の展示などがあった。これらを見学した後、岩泉小本駅前定刻 14:38の路線バスで岩泉へ戻った。盛岡へ帰宅できる時間ではあるが、この日も岩泉の観光ホテルに泊まった。
今年春の旧街道歩きは4月02日に大阪・京街道から始め、意図した訳ではないが北東方向に進んできた。2か月以上経ってだいぶ暑くなってきた。前日は中国・近畿・東海で梅雨入りし、この日は北陸・関東甲信が梅雨入り。東北南部・東北北部はこの時点では未だだったが、翌日は雨の予報。次の旧街道歩きは秋にしよう。