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M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

25.7.07(月)
在職していた会社の健保組合から特定記録郵便が送られてきた。5年前に定年退職し、2年間の任意継続を経た後、国保に移行してから3年以上も経った今、何だろう?
開封したら「【お詫び】健診事務委託先における業務用ノートパソコン紛失に伴う個人情報漏えいの可能性について」という文書だった。ネットで検索したら、私の在籍していた会社だけでなく、他の多くの会社の健保にも影響があるようだ。
 

一般財団法人 日本健康文化振興会のホームページに掲載された情報サイバーニュースによると、今年3月14日に職員が私的に自宅へ持ち帰り、翌17日の出勤時にカバンごと紛失とのこと。土日2日間は自宅に置いてあったようだ。今時かなりずさんな管理だな。

郵送されてきた文書の「漏洩のおそれがある個人データの項目」を見たら、私の情報に関しては悪用されても実害はなさそうだが、断言はできない。

 

だけどまあ、こういうことは今後もしばしばあるだろうな。

旧街道を歩いた時のブログ記事には、6年前(2019年)から、歩いた場所の地図と写真をグーグルマイマップで載せてきた。また、旧街道歩きで印刷して持ち歩く地図は、5年前からマップボックスで作成していたが、今年からウェブ上で表示できるようにした。仕事で地図アプリを使ったことはあまりなかったが、個人的な趣味ではこのように何度も使ってきた

25.7.02(水)
地図情報関連の展示会「ジオ展2025」というのがこの日一日のみ開催されると聞き、行ってみることにした。朝食後、新幹線で5か月ぶりに上京。東京駅から大手町の長い地下道を通って、大手町三井ホールへ。地下道だけで行けるが、1kmくらいありそうだ。


展示会は 10:00からだったが、会場に着いたのは 11:30頃。まず展示ブースを見学し、その後 13:00 からはプレゼンテーションを聴講。

グーグルは出展していなかったが、グーグルマップの応用を数多く手掛けているゴーガという会社の展示とプレゼンがあった。マップボックスのプレゼンでは、技術と応用例、両方の説明があった。ゼンリンのプレゼンでは技術の説明はなく、ビジネス展開での具体例紹介が多かった。また、HERE テクノロジーという会社の名を初めて知った。カーナビ用のデータで世界シェアの7割を占めているそうだ。カシミール3Dは出展していなかったが、企業ではなく個人が提供しているものなので、出展する必要なしと判断したのかな。

災害対策やインフラ整備での地図データ利用の展示は予想していたが、小売業界での顧客動向分析に地図データを利用する展示がいくつかあったのは意外だった。こういう利用分野もあるんだな。私の位置情報も、購入履歴や消費動向といっしょに、スマホ経由で収集されているらしい。

自動車関連では社用車のルート決定や追跡、EV車の充電ポイントの効率的な選択などが展示・プレゼンされていたが、自動運転に関するものはなかった。未だ発展途上で、系統だって紹介される段階ではないのかな。数年後には自動運転に関する展示も増えるだろう。

画像データと位置情報とを関連付ける技術や、関連付けた後の応用例もいくつか紹介されていた。道路や上下水道などのインフラ整備への利用が期待できそうだ。

地図関連データフォーマットの標準化や変換技術に関するプレゼンも多かった。気象や天気予報の分野では GRIB2 というファイル形式への標準化が進められているようだ。これまた初耳のファイル形式名だが、GRIB2 はバイナリデータだそうだ。

私も地図データの変換にはかなり時間を使ってきたし、今でも時間をかけているが、みなテキストデータだった。GPX形式や KML形式のデータは、テキストエディタのマクロ機能を使ってデータを変換(と言うより抽出)している。テキスト形式の経緯度データを javaScript に取り込むのも同様。

10年以上前、プロアトラスがサポート終了となった後、プロアトラス独自の MPS形式(テキストデータ)ファイルを移植再利用した時は、日本測地系データから世界測地系データへの変換を、表計算ソフト エクセルで計算したなあ。1万地点近くあった。

GRIB2 のようなバイナリデータを扱うことはないだろうが、もし使わざるを得なくなったら、テキストエディタでは対応できなくなるな。

16:45 最後のプレゼン(ゼンリン)が終わった後、会場を後に東京駅へ。丸の内の地下でビールを飲んだ後、新幹線に乗って 21:30 頃に帰宅した。盛岡に転居して5年あまり。盛岡からの東京日帰り往復を初めてした。

25.6.10(火)

観光ホテルでの朝食後、8:50 この日の旧街道歩き開始。

 

↑この日歩いたルートと写真など

印刷して持ち歩いた白黒地図はこちら

 

9:00 コンビニでおにぎりと麦茶を購入。事前に調べたらこのコンビニの前に「森の越」バス停があるはずだったが、現地にバス停はなかった。帰りの路線バスでも案内放送がなかったので、どうやら廃止されたようだ。

9:10 住宅地の中の旧道跡らしき道へ入りかけたら、近くにいた人から、行き止まりだし熊も目撃されているから、現国道を歩いたほうがいい。と言われて引き返した。

 

熊出没注意

 

そのすぐ先に「熊出没注意」の真新しい表示があった。

 

神滝

 

9:40 国道脇に神滝という滝があったので立ち寄った。

 

カワシンジュガイ採捕禁止

 

9:45 国道の旧道に入った直後、「カワシンジュガイ採捕禁止」という表示があった。帰宅後に検索したら、淡水性真珠が採れる他、螺鈿の材料にもなるそうだ。

 

石灰岩の露頭?

 

国道旧道の途中には石灰岩の落石があり、川の中には石灰岩らしき白い岩の露頭が見えた。やはりこのあたりは石灰岩が多いな。

10:20 旧街道が川から離れて峠へ迂回している区間に差しかかったら、砂防ダムで遮られているようだった。ここは現国道を進んだ。

 

道の駅でジェラート

 

10:40 道の駅「いわいずみ」に到着。トイレを借りた後、ジェラートで涼を取った。

 

気温29℃

 

道の駅の前には気温29℃の電光表示。もうじき梅雨入りだろうな。

 

岩泉球場

 

道の駅の隣には楽天イーグルス岩泉球場があった。イースタンの試合が開催されることもあるそうだ。

11:40 カワシンジュガイ採捕禁止の表示をまた見かけた。

 

台風10号洪水浸水深

 

12:27 2016年の台風10号洪水での浸水位置を示す表示があった。この洪水のニュースはよく覚えている。観測史上初めて東北の太平洋側から台風が上陸し、ここ小本川が氾濫して、近くの乙茂地区にあった高齢者グループホームで入所者9人が死亡した。この事故により、「避難準備」情報が「高齢者等避難」と名称変更されることになった。

 

岩泉町PRキャラ 龍チャン

 

12:45 生コン工場の塔に、岩泉町PRキャラ龍チャンが描かれていた。

 

過去の津波浸水区間

 

13:40 小本の町の手前に、盛岡から97kmを表すキロポト。その先には過去の津波浸水区間の表示。小本の町に入り、中野の古碑群の前を通ったら、横積みにされている石碑もあった。

 

つるべ井戸

 

13:56 つるべ井戸とその解説の前を通過。

 

琺瑯看板 煙草小賣所

 

つるべ井戸のすぐ先には「煙草小賣所」の琺瑯看板を掲げた元商店があった。書体からみて戦前の看板かな。

 

元商店の先、岩手中野バス停に到着。旧小本街道の終点がどこかは定かでないが、『小本街道:岩手県「歴史の道」調査報告 岩手県文化財調査報告書第六十六集』(岩手県教育委員会 昭和56年)の地図では、このあたりで旧街道が終わっている。このあたりが小本の中心部だったのかな。ここでゴールとしよう。

旧街道を引き返し、14:05 岩泉町役場小本支所に到着。歩き始めから 20.0km,30,575歩。この支所は三陸鉄道岩泉小本駅と繋がっている。数年前のJR岩泉線の廃止により、岩泉町唯一の鉄道駅となり、駅名も小本駅から岩泉小本駅に改称された。

支所には東日本大震災による津波や、近隣で採掘された化石の展示などがあった。これらを見学した後、岩泉小本駅前定刻 14:38の路線バスで岩泉へ戻った。盛岡へ帰宅できる時間ではあるが、この日も岩泉の観光ホテルに泊まった。

今年春の旧街道歩きは4月02日に大阪・京街道から始め、意図した訳ではないが北東方向に進んできた。2か月以上経ってだいぶ暑くなってきた。前日は中国・近畿・東海で梅雨入りし、この日は北陸・関東甲信が梅雨入り。東北南部・東北北部はこの時点では未だだったが、翌日は雨の予報。次の旧街道歩きは秋にしよう。