エストニアからラトヴィアへ | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

エストニア,ラトヴィア,リトアニアのバルト三国、当初はずっとレンタカーで回ろうかと考えていた。ところが、エストニアとリトアニアは日本で発行された海外運転免許で運転できるのに対し、間にあるラトヴィアはジュネーブ条約に加盟しておらず、日本の海外運転免許が有効でないそうだ。


国境での通関検査がないので、エストニアかリトアニアで借りた車でラトヴィアに入ることは可能だろうが、そうしたら、ラトヴィアでは無免許運転になってしまう。警察に見つかったら罰金だろうし、事故を起したときに保険が効かないかもしれない。
そんな訳で、エストニア→ラトヴィア→リトアニアは鉄道かバスで移動することにした。

エストニアの首都タリンからラトヴィアの首都リガへ行く列車は1日往復で、それも直通ではなく、国境のヴァルガ(Valga)駅で乗り換えとのこと。所要時間も高速バスの方が短いそうだ。列車から高速バスに乗客が流れるのは世界的に同じだね。

それでも列車にしようとチャレンジしてみた。IT先進国のせいか、紙の乗車券は事実上買えないようで、ネット予約のみらしい。予約サイトを見つけたが、ラトビア側の列車の予約サイトでアカウント開設が必要で、氏名や電話番号、クレカの情報等を入力してOKとなり、受付けられるところまではいくのだが、最後に確認用コードを SMSで送信したので入力せよ。という表示の後、その SMSを受信できない。4~5回試したが、結果は同じだった。

今年2月の南米旅行でも、ワイモバイルスマホの「海外あんしん定額」の利用開始 SMSを、往路の乗り継ぎ地カナダ・トロントでは受信できたのに、南米や復路のカナダで受信できず、モバイル回線でネットに繋ぐことができず、ナビ等を利用できなかった。どうも SMSによる確認情報受信がうまくいかないことが続いている。

タリンに着いた翌9月21日、タリン駅へ行ってみたが、切符の販売窓口はなかった。エストニアは IT先進国と聞いていたが、ここまで徹底するかね。いや、日本が遅れていると考えたほうが妥当だろう。元デジタル庁長官の河野太郎氏が「デジタル敗戦」と言っていたのを思い出す。タリン駅の隣には旅行代理店があった。駅窓口の代理のようなもんかな。だがその日は日曜で休業。結局、列車は諦めてバスにした。こちらも紙の乗車券は既になく、ネット予約のみ。こちらはネットですんなり予約・支払いできた。

25.9.26(金)
ホテルの朝食会場へ行ったら、軍服を着た兵士の集団がいた。肩章を見たらイタリア軍だった。ロシアの挑発に対抗して、エストニアに派遣されたんだな。この先、どうなるかね。

 

エストニアの首都タリンからラトヴィアの首都リガへ行くバスは1日10往復以上あり、夜行便もあるようだ。発着場所は市内バスのターミナルではなく、6日前にヘルシンキから着いたフェリーターミナル。フェリーとの乗り継ぎ客を重視してるのかな。6日前に15分ほど歩いてホテルに着いた道を逆に辿り、フェリーターミナルに着いた。売店で水とパンを購入。


10:35 定刻どおり発車。座席指定で、席は半分ほど空いていた。私の隣の席も空いていたので、手荷物を置くことができた。15分ほどでタリン市内の長距離バスターミナルに立ち寄った。市内バスのターミナルと長距離バスターミナルは離れているが、まあ、しばしばあるパターンだろう。12:45 パルヌ(Pärnu)という町のバスターミナルに立ち寄った。途中停車はここだけだった。


13:38 国境通過。ラトヴィアに入った。これで行ったことのある国は54ヵ国となった。定刻 15:25のところ、6分ほどの遅れで首都リガ(Rīga)のバスターミナルに到着。ほぼ定刻どおり。20分ほど歩いて予約していたホテルにチェックイン。

 

ホテルの近くにショッピングモールがあり、中のスーパーでビールも売っていた。2日分のビールとこの日の夕食を買い、ホテルに戻って部屋の冷蔵庫に入れた。