エストニア6日目 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

25.9.25(木)
朝食後に部屋へ戻る途中、廊下を歩いているところで、部屋のドアが開いて50歳くらいの男性が出て来た。視線が合い、何か話しかけてきた。ロシア語だった。ロシア語は話せないことを伝えようと「ノー・ルースキー」と答えたところ、くわえていた煙草に火を着ける仕草をして「ファイア」と言った。ノー。ライターは持ってないよ。どうもロシア人にはこういう民度の低い人が多いような気がするな。

 

部屋に戻って身支度をし、ホテルをチェックアウトしたが、車は1時間ほどホテル前に駐めさせてもらえた。ホテルから国境のナルヴァ川のほうへ歩いてみた。

 

ナルヴァ城(左)、ナルヴァ川、イヴァンゴロド城(右)


昨日来る途中で見たペイプスィ湖の流出河川、ナルヴァ川が国境。川の左(西)が NATO加盟国エストニアで、右(東)がロシア。川沿いでは釣りをしてる人や犬と散歩をしている人が二十数人ほどいたが、皆ロシア語を話していた。いたって平和な光景である。対岸からドローンが飛んで来ることもないだろう。

ロシアのウクライナ侵攻から3年半以上経った。ロシアの次の標的はポーランドかバルト三国か。とかささやかれている。この川を挟んで戦火が交わされる日が来るのかな。

 

イヴァンゴロド城のロシア国旗

 


国境の橋
左(西)が エストニア 右(東)がロシア

 

川岸からナルヴァ城のほうへ上った。橋の手前に税関があり、百人以上の人や数十台の車が通関待ちの行列を作っていた。

ホテルに戻り、車で西へ向かった。夕方、タリンの空港に着き、レンタカーを返却。4日間の走行距離は 749km。前日のピュフティツァ修道院やナルヴァは気温10℃前後でけっこう寒かったが、タリンは長袖シャツでも平気な気温だった。ほぼ同じ緯度なのにな。空港から路線バスで市内へ。4日前と同じホテルにチェックイン。