ドイツからオーストリアへ - スマホがないと洗濯もできない? | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

23.9.20(水)
この日はミュンヘン市内をぶらぶら。意外に暑かったな。

23.9.21(木)
ホテルをチェックアウトし、空港へ。空港のレンタカー事務所で車を借りた。もちろん予約済である。ミュンヘンからオーストリアのインスブルックへ。予約していたホテルにチェックイン。

ホテルにコインランドリーがあった。今回の旅も6泊目。そろそろ洗濯をせねば。ドイツ語と英語の説明が置いてあり、読んだところアプリをダウンロードして使うものらしい。何てこった。洗濯をするのにスマホが必要なのか。

チェックイン直後で、ホテルの Wi-Fi にも繋いでいなかったので、まずスマホを Wi-Fi に繋いだ。アプリをダウンロードして開いたら、ユーザー登録してオンラインで支払いとのこと。支払い方法は3種類ほどあり、欧州の電子マネーが1番上に表示されていたが、私は欧州の電子マネーなど持っていないので、その下に表示されていたクレジットカードを選択。

私は普段、クレカ機能付きのビュースイカ(JR東日本)を使っているが、この時は認証エラーで登録できなかった。別のクレカで試したら OK。
何でだろう? と思ったが、その晩、この先に予約していたホテルについて、カード情報が確認できない。とかメッセージが送信されてきた。詐欺メールでは? とも思ったが、そうではなさそうだ。どうもこの日はビュースイカの認証機能にトラブルが出ていたようだ。

何とかユーザ登録して洗濯と乾燥を1回分ずつ購入。ホテル付近の地図が表示され、コインランドリーの設置場所が数カ所、マーカーで表示された。スマホの位置情報から居場所を知られているんだね。チェックインしたホテルのマーカを選択した後、「Wash」,「Dry」の順にタップしたら目の前のコインランドリーの機械にLEDが点灯。これで使えるようになったらしい。洗濯物を入れた。

ところがそれは乾燥機の方だった。洗濯機と乾燥機を取り違えるとは、私もぼんやりしていたようだ。やっと洗濯できる!と浮ついたせいかな。このアプリでは「Wash」,「Dry」と続けてタップするのではなく、使用開始前に別々にタップするものらしい。乾燥機を止めて、スマホの「Wash」をタップしたら、洗濯機のLEDが点灯。洗濯物を入れて洗濯開始。

洗濯開始1分後のスクリーンショット

 

洗濯開始した直後の画面が上↑のスクリーンショット。コインランドリーの位置・住所はドイツ語だが、それ以外は英語。言語も洗濯…もとい選択できるのかな? 約40分後、アプリから洗濯終了の通知が来た。洗濯終了後の乾燥機は、いったん止めておいたので、新たに「Dry」をタップしなくて済んだ。

 

しかしまあ。スマホがないと洗濯もできない時代になっちまったのかい。アプリにユーザー登録してオンラインでの支払い。位置情報から利用できる洗濯機,乾燥機を提示されて選択…。便利なようでかえって不便かも。日本のコインランドリー機もいずれこうなるのかな? ひょっとして日本にも既にあって、私が知らなかっただけか?

洗濯・乾燥を待っている間、ミネラルウォーターを買おうとしたら、炭酸入りかなしか聞かれた。炭酸なしをと言ったら、水道水が飲めるとのこと。そっか。アルプスの山の麓の街、インスブルックでは水道水が飲めるんだ。
水資源の豊かな日本では水道水を飲めて当たり前だが、海外ではそうではない。買うのはやめて、その日は水道水を飲んだ。
ただ、ミネラルウォーターはホテルで買うより市内で買う方が安い。高額ではないが、少しでも節約せねば。