旧通貨交換後、スイスへ - 残念。大雨。 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

23.9.22(金)
朝起きたら喉が痛かった。窓の外を見たら予報どおり雨だった。

メールをチェックしたら、この日予約していたチューリッヒのホテルが、クレカの情報を確認できなかったため予約をキャンセルしたとのこと。やはり昨晩は、ビュースイカの認証機能にトラブルが出ていたようだ。サーバーのメンテナンスとか?慌ててネット検索したら、チューリッヒ空港近くのホテルを予約できた。

ホテルをチェックアウトし、車を駐めていた駐車場へ。ホテルから 300m ほどかな。雨の中、傘をさして歩いて行った。レンタカーに荷物を保管した後、オーストリア中央銀行(ÖNB)のインスブルック支店へ。地下の駐車場から出たら、雨は降っていなかった。700~800m くらいかな。中央銀行の支店に着いた。

中央銀行と言うと日本では日本銀行だが、日銀の支店なんぞ行ったこともない。一般の銀行でも窓口業務以外に何をしているかはよくわからないし、ましてや中央銀行・日銀の支店がふだん何をしているかなど、皆目見当もつかない。
この日オーストリア中央銀行支店へ行ったのは、旧通貨シリングをユーロに交換するためである。旧通貨現金からユーロ現金への置き換えは、両替ではなく交換と言うらしい。


1997年のGWに、ジャーマンレイルパスとオーストリアレールパスを使って、ドイツとオーストリアを旅したのだが、オーストリアの当時の通貨シリングの残りを両替するのを忘れたため、3000シリングほど手許に残っていた。
ユーロ導入後の旧通貨からユーロへの交換は、国によって制度が異なるが、オーストリアは無期限で、中央銀行の本支店で交換できると聞いた。インスブルックは大都市というほどではないが、北ティロル地方の中心だけあって、中央銀行支店があるようだ。貧乏性の私M3Vは手持ちの旧通貨を交換することにした。

中に入ったら、広いスペースに窓口が3つあるだけで、客は一人もいなかった。正面に INFORMATION と書かれた窓口があり、20代の若い男性行員がいた。旧通貨を交換できるか聞いたら、No exchange. との答え。former currency が通じず、外貨両替の客が一般銀行と間違えて来たとでも思われたのだろう。シリング札を見せたら、あの窓口だ。と指差した。この若い行員はユーロ世代で、シリングを使ったことはないだろう。

 

指差された窓口には50代くらいの女性行員がいた。旧通貨を取り出して見せたら、用件を聞くまでもなく、ユーロに交換してくれた。一般銀行の外貨両替では紙幣のみ受付で、硬貨は受け取らないが、交換の場合は硬貨も受付けるらしい。3065シリングが222.74ユーロになった。わざわざ来た甲斐があったな。交換後、26年前のだよ。と言ったら、女性行員はにんまりとした表情をした。

 

中央銀行支店から駐車場へ戻る途中

 

駐車場に戻り、車でインスブルックを出て西に向かった。オーストリアアルプスの山並みを期待していたのだが、あいにくの大雨。所々で、近くの山が見えただけだった。ああ残念。

峠を越えた後、道を間違えて30km以上引き返した。リヒテンシュタインを通ってスイスへ。その頃から雨があがってきた。晴れて陽も射してきた頃、チューリッヒ湖を右下に見ながら走った。その後、空港近くのホテルへ。