児玉往還のルート | M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

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APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLで通常のM3型(多顆粒型)ではなく、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

児玉往還歩きのルート特定

児玉往還を歩こうと決めた後、そのルートを調べるのに一苦労。
五街道や主要な旧街道については、書籍が多数出版されていて、ネット上の情報も多いのだが、脇往還や地方の旧街道はそうではない。児玉往還については、下記のサイトで情報を得た。

a.「街道歩き旅」「川越・児玉街道」
    2016年5月~7月にかけて、川越から藤岡まで歩いた体験談で、地図も掲載されていて、ルートは「歴史の道調査報告書 川越・児玉往還」(埼玉県教育委員会)を参照・引用している。

b.「街道・古道歩き」「川越・児玉往還 ①~⑤」
    2012年9月~10月にかけて、川越から藤岡まで歩いた体験談で、地図も掲載されている。

c.「GPSCycling」「児玉往還」
    歩いた体験談はなく、地図データのみ。地図もやや大雑把。ただし、藤岡から高崎までのルートもあり。

これら3つのサイトで児玉往還の緯度経度データや見どころの情報を入手できたので、それらを元にして今回歩くルートを決めた。ただ、3つのサイトでルートが異なっている区間もあった。あとは現地に行ってから得られるパンフレットや、観光案内の地図なども役に立つ。

技術的な話しをちょっとだけ
上記a.とb.の地図はグーグルマイマップで作成されているので、ルートや見どころの経度・緯度データ(.KML 形式)をダウンロードし、そのまま利用できた。

しかし、c.からダウンロードしたデータではそうはいかなかった。まず、緯度・経度がそのままの値ではない。最南地点の緯度と最西地点の経度を基準点とし、各地点の緯度経度は基準点からの相対緯度経度で表されているようで、倍率らしき変数も定義されていた。
ちなみに児玉往還の場合は、var Offik=[359248,1390155]; var Offbai=10000; lp[0]=[[0,4698],[3,4676],[4,4651],・・・ というデータだった。
(Offik + lp[n])/Offbai つまり(基準点の緯度経度 + 各地点の相対緯度経度)/倍率 をエクセルで計算し、計算結果をグーグルマイマップにインポートして表示させてみたところ、ぴったり表示できた。

地図データを扱うシステムエンジニアは、こういう工夫をしているんだね。

著作権はあるのかな?
自分のグーグルマイマップに、上記a.,b.,c.のルートを表示するのはたやすいが、著作権が気になる。地図上に引いた線のデータが著作物に該当するかどうか判らないが、著作物ではないとしても、他人が作ったデータをそのまま再掲載するのは気が引ける。
やはり、そのまま表示するのは止めておこう。